Sony Alpha Blogが「12-20mm F2.8」のレビューを公開。12mmスタートとしては魅力的な選択肢となるものの、14mmスタートのサムヤンと同程度の性能と言及。価格を考慮すると残念だが、天体撮影に適したレンズとのこと。
Sony Alpha Blog:Tamron 12-20mm F2.8
- 外観:タムロンらしいデザインながら従来製品より大きく進化した外観。ソニーGMに匹敵する高級感と操作性。
- 構造:防塵防滴仕様。USB Type-C端子を備え、ファームウェア更新やTamron Lens Utilityによるカスタマイズに対応。12枚羽根の絞りを採用。超広角ズームのため前面フィルターには非対応で、リアジェルフィルターを使用する構造。
- フード:固定式の花型フードを採用。
- 携帯性:約119.3mm・570g。超広角F2.8ズームとしては中型クラスで、FE 12-24mm F2.8 GMや14-24mm F2.8 DG DN Artより軽量・コンパクト。
- 操作性:絞りリングを搭載し、クリック切替に対応。AF/MFスイッチ、フォーカスホールドボタン、MFロック、ズームロック、アイリスロック、3系統のカスタム機能を備え、エルゴノミクスはGMレンズに匹敵。
- AF:AFは高速・高精度・静かで、連写や動体撮影でも問題なく動作する。瞳AFも良好で、動画撮影時も高い性能を維持。
- MF:リニアレスポンスや回転方向をTamron Lens Utilityで変更可能。MFロック機能を備え、天体撮影にも配慮した設計。
- マクロ:最短撮影距離は12mmで18cm、20mmで28cm。最大撮影倍率は広角端1:5.8、望遠端1:9.1で、超広角ズームとしては優れた近接性能を備える。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:中央は12mmで開放から非常に良好、16〜20mmも開放から良好でF4では非常に良好となる。一方、隅は開放では平均的で、F5.6まで絞ると良好から非常に良好へ改善する。全体として高い解像性能だが、隅の描写が最高評価には届かない。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:超広角ズームとしては珍しく、大きな玉ボケと背景ボケを得られる。12枚羽根により玉ボケは円形を維持するが、背景ボケはやや騒がしい傾向。色再現性とコントラストは非常に良好。
- 軸上色収差:記載なし。
- 倍率色収差:非常に少ない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:全焦点域で中程度。
- 周辺減光:12mm F2.8では目立つが、20mmでは大幅に改善。
- コマ収差:収差が少なく、天体撮影にも適している。
- 逆光耐性:良好だが、12mmでは内部反射による弧状のゴーストが発生する場合がある。
- 光条:F11付近で美しい光条が得られる。
- 作例集:風景、都市景観、建築物、近接撮影、動画、逆光など
- 総評:GMレンズ並みの優れたエルゴノミクスと豊富な操作系を備えた高性能な超広角ズーム。中央解像力、AF、ボケ、動画性能、コマ収差の少なさはいずれも高水準で、天体撮影にも適する。一方、隅の解像性能は競合より見劣りし、価格はタムロンとしては高価。ただし、12mmスタートならではの価値を備えた魅力的なレンズ。
- 競合について:FE 12-24mm F2.8 GM、サムヤン 14-24mm F2.8、14-24mm F2.8 DG DN Artと比較。ソニーは総合性能で最も優れるが高価で大型。サムヤンは最軽量・最安価で標準フィルター対応が強み。タムロンはシグマより軽量・コンパクトでエルゴノミクスも優れるが、隅の解像性能では競合に及ばない。
- 備考:
Sony Alpha Blogのレビューによると、中央は十分にシャープで、隅に向かっていくらか低下するとのこと。他のレビューサイトでも同様の点を指摘しており、遠景でも似た結果となる模様。ただし、コマ収差の補正状態は良好と言及。
PetaPixelが言及していた20mm側の像面湾曲については指摘していません。
タムロンレンズとしては非常に高価な部類の製品となりますが、12mmスタートの大口径ズームレンズとしては抜群の携帯性を実現。高価ながら、ソニー「FE 12-24mm F2.8 GM」よりも安く、小型軽量。12mmを使いたい場合に携帯性が必要な場合は面白い選択肢となりそうです。
- 発売日:2026年8月27日
- 初値:
ソニーE:298,980円
ニコンZ:316,800円
ソニーEマウントおよびニコンZマウント向けフルサイズ対応超広角ズーム。
新設計の光学系に加え、ブランド戦略も一新。「Di III VXD」といった従来の名称を廃止し、シンプルな製品名へ変更。外観も一新され、より落ち着いたマット仕上げを採用したほか、多数の操作系を備えています。
全長119.3mm、重量570gと小型軽量で、12mmスタートのF2.8ズームレンズとしては携帯性が非常に高い。さらに防塵防滴構造を採用し、VXDリニアモーターによる高速AFと、最短撮影距離0.18mを実現しています。
花型フードは固定式で前面フィルターは装着できないものの、背面にはゼラチンフィルター用ホルダーを搭載。光学系は12群17枚構成で、XGMレンズ1枚、GMレンズ3枚をはじめとする特殊硝材を採用し、高い解像性能を追求。特に星景写真への適性を強く打ち出しており、「G Masterクラス」の画質を実現したと説明するなど、高い光学性能に強い自信を示しています。
タムロンの超広角ズームシリーズにおける新たなフラッグシップとして投入される製品であり、デザイン、操作性、光学性能のすべてを刷新した意欲作。
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レンズの仕様
| レンズマウント | E / Z |
| 対応センサー | フルサイズ |
| 焦点距離 | 12-20mm |
| レンズ構成 | 12群17枚 |
| 開放絞り | F2.8 |
| 最小絞り | F16 |
| 絞り羽根 | 12枚(円形絞り) |
| 最短撮影距離 | 0.18m(広角) 0.28m(望遠) |
| 最大撮影倍率 | 1:5.8(広角) 1:9.1(望遠) |
| フィルター径 | リアフィルターホルダー |
| 手振れ補正 | - |
| テレコン | - |
| コーティング | 防汚 |
| サイズ | φ90×119.3mmソニーEマウント φ90×121.3mmニコンZマウント |
| 重量 | 570g ソニーEマウント 585g ニコンZ用 |
| 防塵防滴 | 対応 |
| AF | VXD |
| 絞りリング | 搭載 |
| その他のコントロール | リアフィルターホルダー AF/MF Fn クリック on / off IRISロック |
| 付属品 | フロントキャップ リアキャップ レンズケース 一体型フード |
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