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シネレンズ的な描写|Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8

Dustin Abbottが「Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8」のレビューを公開。AFは隅の描写に改善点を残しつつ、インナーズーム構造やシネレンズ的な描写が特徴と評価。携帯性重視で独自性の強いレンズとのこと。

Dustin Abbott:Thypoch Voyager 24-50mm F2.8 Review

  • 外観:シネレンズ風の意匠を取り入れた個性的なデザインを採用。ズームリングとフォーカスリングには独特な斜めパターンのラバー加工を施し、金属外装による高級感も高い。
  • 構造:インナーズーム構造のため、ズーム時も全長は変化しない。マウント部には防塵防滴ガスケットを備え、IP52相当の簡易防塵防滴性能を持つ。USB-C端子によるファームウェア更新にも対応。
    (フィルター装着でIP53に向上するとのこと)
  • フード:浅型フードが付属。ロックボタンは非搭載だが、装着感はしっかりしており不用意に外れにくい。
  • 携帯性:約93×70mm、約450g。内部ズーム機構を採用しながら非常にコンパクトかつ軽量で、ジンバル運用や旅行用途に適している。67mmフィルターに対応。
  • 操作性:クリック付き絞りリングを搭載し、1/3段刻みで操作可能。AF/MFスイッチとカスタマイズ可能なFnボタンも備える。ズームリングは約75度の短い回転角で、動画撮影時にも滑らかなズーム操作が可能。
  • AF:STM系と思われるモーターを採用。AF速度は高速で静音性も高い。静止被写体では良好な精度を示す一方、動体追従ではやや歩留まりが低下し、後ピン傾向も見られる。ファームウェア更新による改善余地あり。
  • MF:電子制御式MFリングを採用。レスポンスは良好で遅延感は少なく、滑らかで精密な操作が可能。フルタイムMFには非対応。
  • マクロ:最短撮影距離は30cm、最大撮影倍率は0.22倍。実用的な近接性能だが、FE 24-50mm F2.8 Gの0.33倍には及ばない。
  • 手ぶれ補正:レンズ内手ぶれ補正は非搭載。ボディ側補正に依存する。
  • 解像性能:中央は開放から非常に良好。24mmでは中央は優秀だが、中間部はやや低下し、隅は甘さが残る。35-50mmも同傾向で、F5.6まで絞ると中間部は大きく改善するが、隅は最後まで中程度に留まる。全体として動画寄りの柔らかな描写傾向。
  • 像面湾曲:接写で像面は完全に平坦ではないものの、近接時の描写は良好。
  • ボケ:ズームとしては良好で、柔らかくクリーミーな描写を得られる場面も多い。一方で条件によっては線が硬く、やや騒がしい背景描写になる場合がある。10枚羽根により絞っても円形を維持しやすい。
  • 軸上色収差:極めて良好に抑えられている。近接撮影や高コントラスト環境でも色づきは少ない。
  • 倍率色収差:フレーム端でわずかに発生するが、Lightroomの補正で容易に除去可能。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:24mmでは中程度の樽型歪曲が発生し、やや複雑な非線形歪曲となる。望遠側では軽微な糸巻き型歪曲へ転じる。競合より歪曲は少ない。
  • 周辺減光:24mm開放では約2段超の周辺減光が見られる。望遠側では軽減。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:全体としては良好だが、45-50mm付近では斜光に弱く、コントラスト低下やブルーミングが発生しやすい。構図変化で描写が大きく変わる場合がある。
  • 光条:10枚羽根により、特に24mmでは綺麗で長い光条を生成する。
  • 作例集:多数掲載。
  • 総評:中国メーカー初のフルサイズ対応AFズームとして非常に意欲的な製品である。インナーズームによる優れたバランス性能、コンパクトさ、シネレンズ的描写を特徴とし、特に動画用途やジンバル撮影で高い魅力を発揮。AFや隅の解像性能には改善余地があるものの、価格を考慮すれば非常に競争力が高く、携帯性重視の24mmスタートF2.8ズームとして独自性が高い。
  • 競合について:最も近い競合はFE 24-50mm F2.8 G。サイズ感は近いが、Voyagerはインナーズームを採用し価格は約半額。28-75mm F2.8 G2はより高解像だが大型化する。24-70mm F2.8 DG DN Art IIは高性能だが重量735g・全長122mmと大幅に大型で高価。
  • 備考:Thypochが「映像撮影を意識した設計」と言及しており、Dustin Abbott氏はある程度は納得できる描写と言及。

Dustin Abbott氏のレビューによると、純粋に解像性能はタムロンやシグマ、ソニーなどの競合製品が優れているものの、Thypoch独自のインナーズーム構造や、シネレンズ的描写が特徴となる模様。このクラスとしては珍しい10枚羽根の絞りで綺麗な光条が発生するのも強みと言えるかもしれませんね。

気になる点があるとすれば、非線形の歪曲収差でしょうか。レンズプロファイルによる補正ができないので、手動修正は手間がかかるかもしれません。

Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8 最新情報まとめ

中国レンズメーカー初となるミラーレス用のAFズームレンズ。
これまでAFレンズとは無縁だった光学ブランド「Thypoch」からまさかのリリースとなりました。

シネレンズブランド「DZOFILM」で培ってきた技術を活かしていると思われます。小型軽量な筐体とインナーズーム方式を両立しつつ、「24-50mm F2.8」標準大口径ズームレンズを実現。インナーズーム構造は防塵防滴仕様と相性が良く、IP52水準の耐候性を発揮するとのこと。

競合製品がひしめき合うカテゴリですが、独自色を出しつつ手頃な価格を実現しています。

  • 発売日:2026年6月
  • 初値:99,000円
Thypoch Voyager AF 24-50mm f/2.8
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楽天市場中古
カメラのキタムラ中古

レンズの仕様

発売日 2026年6月
初値 99,000円
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 24-50mm
レンズ構成 13群16枚
開放絞り F2.8
最小絞り F22
絞り羽根 10枚
最短撮影距離 0.3m
最大撮影倍率 0.216倍
フィルター径 67mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング 情報なし
サイズ Φ70×92.8mm
重量 432g
防塵防滴 IP52相当
AF STM
絞りリング 搭載
その他のコントロール Fnボタン
AF/MF
付属品 レンズフード

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