VILTROX カメラ レンズ 海外の評価

VILTROX AF 56mm F1.7 低価格ながら驚くほどのパフォーマンス

Phillipreeveが「VILTROX AF 56mm F1.7」のレビューを公開。手頃な価格でコンパクトなレンズですが、解像性能やボケはとても良好と高く評価しています。

Phillipreeve:REVIEW: VILTROX AF 56MM F/1.7 STM ED IF – ULTRA COMPACT PORTRAIT LENS (APS-C)

  • 外観:マウント部にUSB-Cポート。プラ製フードはしっかりとロックできないし、56mmには浅すぎる。
  • 構造:エンジニアリングプラスチックの外装。金属マウント。防塵防滴には非対応。
  • 携帯性:コンパクト。
  • 操作性:フォーカスリングのみのシンプルな構成。
  • AF:STM駆動。最速ではないが、イベント撮影では問題ない。
  • MF:フォーカスブリージングがほとんどない。
  • 手ぶれ補正
  • 解像性能:本当に見事な性能。F1.7から中央~隅まで良好。絞ると優れた結果となる。近距離でも全体的に良好。接写ではコントラストが低下するが、1段絞ると解決する。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:美しく滑らかな描写。驚いたことに遠距離でも後ボケが美しい。玉ボケは口径食の影響あり。
  • 軸上色収差:ほぼ目に見えない。
  • 倍率色収差:軽度の色ずれ。
  • 球面収差:接写時にコントラストが低下する。フォーカスシフトの兆候あり。
  • 歪曲収差:わずかな糸巻き型。
  • 周辺減光:F1.7で目立つが絞ると改善。
  • コマ収差:完璧ではないが大きな問題はない。
  • 逆光耐性:以前の製品よりも良好。他の中国メーカーよりも良好。ただし改善の余地は残されている。
  • 光条:絞っても素敵な光条は得られない。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:低価格帯の製品だがパフォーマンスは遥かに高水準。全体的にシャープで、滑らかなボケを得ることができる。低コストでコンパクトなポートレートを探している場合に最適なレンズ。
  • 競合について
  • 備考

とのこと。
「AF 20mm F2.8」に続き、VILTROXとしては珍しい廉価版の単焦点レンズ。日本でも2万円台と手頃で、導入しやすい価格設定となっています。防塵防滴非対応など、価格なりの妥協点はあるものの、安価な中望遠レンズを探している人にとって面白い選択肢となりそう。

Phillipreeveのレビューでは、X-S10と組み合わせて優れた光学性能を発揮したようです。少なくとも2600万画素のAPS-Cセンサーではコストパフォーマンスの高いレンズと言えるかもしれません。サンプルを見る限りでは確かにシャープで、滑らかな後ボケが得られているように見えます。

VILTROX AF 56mm F1.7 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024.4.2
  • 初値:¥24,800
  • マウント:X / Z
  • フォーマット:APS-C
  • 焦点距離:56mm
  • レンズ構成:9群11枚
    高屈折率レンズ:3枚
    EDレンズ:4枚
  • 開放絞り:F1.7
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:0.55m
  • 最大撮影倍率:0.11倍
  • フィルター径:φ52mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:φ65×54.7mm
  • 重量:171g
  • 防塵防滴:-
  • AF:STM
  • その他:USB-Cポート
  • 付属品:レンズフード

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