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富士フイルム「X-S10」はマイクロフラッグシップと呼べる高機能なAPS-Cミラーレス

Mobile01が富士フイルム「X-S10」のレビューを公開。小型で低価格ながらX-T4と似た豊富な機能を備え、最新のフォーカスシステムやフィルムシミュレーションを備えていると高く評価しています。

新規ユーザーからハイアマチュアまで

Mobile01:Fujifilm X-S10 評測報告|規格滿載的中階新勢力!

  • カメラの紹介
    ・X-S10はマイクロフラッグシップ、もしくは小型化されたX-T4だ。
    ・X-T30にとって代わる可能性があり、X-T4に次ぐスペックとなっている。
    ・X-Trans CMOS 4とX-Processor 4を搭載し、さらに5軸ボディ内手ぶれ補正やX-T4と同等のフォーカスシステムも実装している。
    ・メカシャッターの8コマ秒連写に加え、20コマ秒の電子シャッターにも対応している。
    ・最も驚かされたのは18種類のフィルムシミュレーションを実装していることだ。
    ・価格はX-T30よりも少し高いが、パフォーマンスは大幅に向上している。
  • ビルド・外観
    ・上部と前部はマグネシウム合金製である。
    ・小型ボディながら、ボディ内手ぶれ補正を内蔵している。
    ・富士フイルムらしい「露出補正ダイヤル」「シャッタースピードダイヤル」は存在しない。
    ・「P/A/S/M」ダイヤルを搭載し、素早いモード変更が可能だ。カスタムモード枠を4つも確保しているカメラは珍しい。
    ・側面には3.5mmマイクジャック、Micro HDMIポート、USB-Cポートを備えている。
    ・USB-C経由でヘッドホン出力も利用可能だ。
    ・バッテリーはNP-W126Sを使用する。フル充電で325枚の撮影が可能と言われている。
    ・メモリーカードはシングルスロットのSDXCに対応している。残念ながらUHS-Iまでだ。20コマ秒の連写時はあっという間に連写速度が低下する。
  • 携帯性
    ・重量は465gと万人受けする重さだ。
    ・サイズはX-T4より30%小さい。
  • グリップ
    ・実はX-H1よりもグリップが深い。
    ・X-T4よりも遥かに優れたグリップだ。
    ・5本の指でしっかりとグリップを握ることができる。小指は少し余るかもしれない。
    ・XF16-55mmF2.8を組み合わせても十分なグリップである。
  • 操作性
    ・右肩のコマンドダイヤルは基本的に露出補正として機能する。
    ・Mモード時は左肩のFnダイヤルを露出補正として使うことが可能だ。
    ・フロントダイヤルで絞りやシャッタースピードを操作する。全体的なコントール効率はX-T4ほど良くない。
    ・ボタンカスタマイズは豊富で賞賛に値する。
    ・8方向のAFジョイスティックを搭載しているのでだ、AFエリアの指定が簡単だ。
  • 手ぶれ補正
    ・55mmを1/1.3秒(理論上6段分の補正効果)で撮影すると、思いのほかミスショットが多かった。
    ・3段分の補正効果で80%の成功率だ。
    ・4段分の補正効果で70%の成功率だ。
    ・5段分の補正効果で50%の成功率だ。
    ・6段分の補正効果で30%の成功率だ。
  • ファインダー
    ・0.39型 236万ドットのOLEDパネルを使用している。
    ・ファインダー横のFnボタンはカスタマイズ可能だ。
  • モニター
    ・3.0型の104万ドットモニタだ。可動方式はバリアングルである。
    ・タッチ操作はAFエリアの指定やシャッター、そしてQメニューの操作に対応している。
    ・バリアングルモニタは自撮りやVlogに適している。
    ・裏返してモニタを保護することも可能だ。
    ・背面はエンボス加工されている。
  • メニューシステム
    ・記載なし
  • オートフォーカス
    ・瞳検出は左右どちらかを選択可能だ。
  • 連写性能
    ・20コマ秒の連写時はブラックアウトフリーである。
    ・SDXC UHS-Iまでのため、連写撮影でバッファはすぐに詰まってしまう。
  • 高感度ISOノイズ
    ・常用ISO感度は160-12800だ。
    ・拡張ISO感度で80-51200までを利用可能である。
    ・ISO100~1600では完全に実用的な画質である。
    ・ISO3200以降で若干のノイズ感が出てくる。
    ・実用可能な画質はISO3200~6400までだ。
  • ダイナミックレンジ
    ・屋外でのテストで-5?+3の露出補正までなら復元が可能だ。
    ・+4の露出補正ではハイライトのトーンが戻らない。
    ・-5EVの復元でもノイズを抑えた良好な画質である。
    ・X-T4と同じくHDR合成機能を備えている。強くぶれなければ三脚なしでも利用可能だ。
    ・HDR合成は撮影前にプレビューで確認できる。DR800+が最も効果的だ。シャッター速度が遅いと、動く被写体の合成結果が不自然となる。
  • 仕上がり機能
    ・個人的にお気に入りは「クラシッククローム」「クラシックネガ」だ。
  • 動画
    ・DCI 4Kと4K UHDを利用可能だ。
    ・最大ビットレートは200Mbpsである。
    ・F-logを利用可能だ。
    ・4K動画の連続撮影時間は30分である。
    ・ローリングシャッター方式だが非常に良好な結果だ。
    ・全画素と1.29倍クロップで画質の違いは見られない。

総評

非常に豊富な機能を備えている。X-T4が非常に高価なことを考えるとX-S10はお買い得だ。X-T4よりも30%小さいが、5軸6段のボディ内手ぶれ補正を搭載し、20コマ秒の連写、3つのコマンドダイヤル、全てのフィルムシミュレーションを搭載している。

防塵防滴や4K 60p、デュアルカードスロット、8コマ以上のメカシャッターが必要無ければ、良い選択肢となるだろう。

長所:5軸6段のボディ内手ぶれ補正・正確な瞳AF・低照度AF性能・HDR機能・18種類のフィルムシミュレーション・モードダイヤルにカスタム枠が4つ・バリアングルモニタ・DCI 4K 30p・Full HD 240p・20?30コマ秒の電子シャッター連写

短所:防塵防滴非対応・UHS-II非対応・逆光時に瞳AFの失敗率が高い・メインメニューでタッチ操作非対応

とのこと。
小型軽量で比較的手ごろな価格のAPS-Cミラーレスですが、高機能なカメラに仕上がっているみたいですね。

このクラスでボディ内手ぶれ補正を搭載したAPS-Cミラーレスは非常に少なく、さらにハイエンドモデルに近い機能を備えたミドルレンジのカメラはお買い得と感じます。

従来の富士フイルム機と比べて操作性に大きな変化があるのは悩ましいところですが、慣れてしまえばまずまず快適に使えるのではないかなと思います。

富士フイルム「X-S10」最新情報まとめページ

購入早見表

  • 2020年11月19日発売予定
  • 2020年10月20日予約開始
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