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XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR は前モデルから明らかに改善している

Digital Camera Worldが富士フイルム「XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR」のレビューを公開。ズーム全域でシャープな中央解像が得られ、インナーズームで取り回しが良くなったと評価しています。

Digital Camera World:Fujifilm XF 16-50mm f/2.8-4.8 R LM WR review: above standard zoom

  • 価格:従来通りの699ドル。
  • 外観:金属外装で質感が良い。しっかりとした作り。
  • 構造:旧型と比べて広角側の画角が広がった。望遠側の妥協は少ない。防塵防滴。
  • 携帯性:従来よりも70gの軽量化。インナーズーム構造のため全長が一定。
  • 操作性:3つのリングを搭載。絞りリングは従来通り数値の印字が無いタイプ。
  • AF:記載なし。
  • MF:記載なし。
  • 手ぶれ補正:非搭載。
  • 解像性能:ズーム全域で中央は非常にシャープ。16mm F2.8の四隅は少しソフトだが良好で、F4まで絞ると急速に改善。最良を得るのはF8まで絞った時。50mmはF4.8から四隅も非常に良好。従来から間違いなく改善している。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:フレーム端や隅でも色収差が目立たない。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:未補正では16mmで顕著な樽型。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:記載なし。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:最も大きな変更点はインナーズーム構造と防塵防滴、そして4000万画素に対応する光学設計。フレーム全体で一貫したパフォーマンスを発揮する。単なるキットレンズと考えて甘く見るべきではない。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

富士フイルムカメラの多くにキットレンズとして付属していた「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」の後継モデル。手振れ補正は非搭載となりましたが、光学系の一新で16mmの広角域に対応。さらに最短撮影距離や撮影倍率が大幅に改善し、ハーフマクロ(35mm判相当)の接写性能を実現。さらに、筐体内で内筒が前後するため全長に変化なく(インナーズーム)、重心の移動が少ないことも強みの一つ。

Digital Camera Worldのレビューでは、4000万画素センサーを搭載するカメラでも良好な結果が得られると評価。テストシーンでは広角隅の結果が良くないものの、これは定型チャートに近寄る必要のある広角域と相性が良くないためと予想。(つまり近距離で隅の性能が低下しやすい)

ボケや諸収差について特に言及はありませんが、歪曲収差に関しては樽型の目立つ影響があると述べています。望遠側にも糸巻き型の影響があるため、カメラや現像ソフトでの補正は必須と言えそうです。

PCmagではフォーカスリングの応答性が悪いと指摘していましたが、DCWでは特に何も言及していません。

富士フイルム XF16-50mmF2.8-4.8 R LM WR 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • マウント:X
  • フォーマット:APS-C
  • 焦点距離:16-50mm
  • 絞り値:F2.8-4.8~F22
  • 絞り羽根:9枚(円形絞り)
  • レンズ構成:9群11枚
    (非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚)
  • 最短撮影距離:0.24m
  • 最大撮影倍率:0.3倍
  • フィルター径:Φ58mm
  • サイズ:φ×71.4mm
  • 重量:240g
  • 防塵防滴:対応
  • AF:リニアモーター
  • 手ぶれ補正:-
  • その他機能:
    ・絞りリング
    ・インナーズーム

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