Admiring Lightがフジフイルムの交換レンズ「XF16mmF2.8 R WR」のレビューを掲載しています。
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F2シリーズらしい画質とサイズ
- 他の「フジクロン」と同様、XF16mm F2.8 R WRはとてもコンパクトなレンズだ。金属製の外装で非常に頑丈と感じる。小型軽量なレンズのため、X-Pro2の光学ファインダーを使用してもケラレが少ない視野を確保できる。
- 広角レンズなので同シリーズとしてはフィルターサイズの大きい49mm径を使用する。このシリーズは43mm、46mm、49mmとフィルターサイズが揃っていないのが難点だ。
- 絞り値指標のフォントが僅かに変わっている。従来はサンセリフだったが、このレンズは少しイタリックだ。
- フォーカスリングはとても滑らかで絞りリングも正確に動作する。
- レンズフードは逆さ付け可能だ。
- 広角レンズとしては高速なフォーカス速度で優れている。
- シャープネスはF2.8の絞り開放からほとんどの領域がシャープだ。F28におけるフレーム端は少しソフトだが、それでも実用的な画質だ。適度に絞り込むと隅までシャープとなり、広角レンズとしては見事な結果だ。接写でも解像性能は維持している。
- 驚いたことに広角レンズとしては滑らかで玉ボケは均質的な輝度だ。
- フジフイルムらしく、色再現は一貫している。パンチのある均質なコントラストでナチュラルで彩度が高い。
- デジタル補正されるがわずかな倍率色収差が発生している。軸上色収差も発生させることは出来るが、実写で問題となることは稀だ。
- 同シリーズらしく歪曲収差と周辺減光はソフトウェア補正に依存している。JPEG出力やレンズプロファイルを適用したRAW現像では歪曲収差がゼロとなるが、プロファイルがオフの場合には目立つ収差を確認できる。ただし、プロファイルを適用しても端まで良好なシャープネスを維持しているのでデジタル依存が問題とはならない。
- 逆光耐性は良好でコントラストの低下は最小限だ。
長所:優れたビルドクオリティ・小型軽量・高速で正確なAF・とてもシャープ・良好なボケ・心地よい発色とコントラスト・逆光耐性・手ごろな価格設定
短所:光学的に歪曲収差が大きい・光学的に周辺減光が大きい・色収差・フィルターサイズに一貫性が無い
XF16mm F2.8 R WRにはとても満足している。コンパクトなXシステムの一部となり頑丈なビルドクオリティで素晴らしいシャープネス・ボケ・色・コントラストを備えている。
さらに僅か399ドルと言う低価格はこのレンズの魅力を高めるものとなるだろう。私はこの小さなレンズが大好きだ。
とのこと。
手持ちのXF16mm F2.8と似たような結果となっているようです。個人的には中央と四隅の解像性能に少し差を感じるところですが、Admiring LightのJordan Steele氏は特に指摘していません。確かに実写では全体的に安定した描写性能です。
オートフォーカス時はブリージングがほぼ皆無なので動画撮影にも使えそう。フィルターサイズが同シリーズで一貫していないのはやはり気になるポイントですねえ。
XF16mmF2.8 R WRのレビュー・作例を集めているページはコチラ
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