Sony Alpha Rumorsがニコン「Z 9」に関する噂情報を発信。信頼できるソースから「Z 9で使用しているイメージセンサーはソニー製で、特許のラインセスを受けている」という情報を得た模様。
Sony Alpha Rumors:Nikon Z9 sensor is not only produced but also patented by Sony?
信頼できるソースから聞いたところによると、ニコンの新型カメラ「Z 9」のイメージセンサーはもちろんソニーが製造している。しかし、ソースは「それがソニーの特許であり、ニコンはそれを使用するライセンスを受けている」とも述べている。
これは、いくつかの混乱を引き起こすことになると思うが、これは信頼できるソースが私に言ったことだ(α7 IVに関するすべての正しいスペックを伝えたのと同じソースである)。このため、この件に関しても彼が正しい可能性がある。
いずれにしても、この噂に関わらず、ソニーは「Z 9」について事前によく知っていたと確信している。このことから、ソニーはα1IIで何をしなければならないかをよく知っていると私は信じている。
とのこと。あくまでも「噂」ですが、気になる情報が出てきましたね。噂の出どころは不明ですが、海外の大手販売店「B&H」の質問欄では「ソニーセミコンダクタもしくはタワージャズの可能性がある」と言及しています。
高画素イメージセンサーについて、これまでもD850が「IMX309AQJ」、Z 7が「IMX309BQJ」と言われています。さらにZ 9がソニー製だったとしても、そう驚くべき事実ではありません。従来のZカメラで使用しているイメージセンサーは自社設計・他社製造と言われていますが詳細は不明。ちなみにZ 9の積層型CMOSも自社設計と述べていたはず。
少なくとも、他社でISO 64(常用ISO感度)を利用できるライバル機は存在しておらず、競合機よりも多くの光を取り込める点で画質面の優位性はあるのかなと。そのうちメディアインタビューなどでイメージセンサーについて話題が取り上げられるかもしれません。
「ソニーの特許」が何を指しているのか不明ですが、Z 9で実装している「Real-Live Viewfinder」のシステムがそれにあたるのかもしれませんね。ソニーのイメージセンサーは「SLVS-EC」という規格を開発しており、その中に「マルチストリーム」という機能があります。
SLVS-EC(Scalable Low Voltage Signaling with Embedded Clock)は、ソニーが開発した多画素高速イメージセンサー向けの高速インターフェース規格です。シンプルなプロトコルのため、容易にカメラシステムが構築できます。また、エンベデッドクロック方式を採用しているため、高速化や長距離伝送に適しています。
マルチストリーム
複数の種類の画像を1つのイメージセンサーから同時に出力することが可能です*1。
*1:マルチストリーム機能は、民生用カメラ向けセンサーに実装されています。(2020年11月時点)
このあたりの技術で何か特許が関連しているのか、それとも別の何かであるのかは不明。どちらにせよ、まだ噂の段階なので、話半分くらいで聞いておけばいいのかなと。とは言え、競合他社もライセンスで似たようなシステムを実装可能なのかどうかは気になるところ。
懐かしい話となりますが、過去にも「D3Xとα900のイメージセンサーが同じ(噂)」と言った話題がありましたね。
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