PhotographyBlogがソニー「FE 300mm F2.8 GM OSS」のハンズオンと「α9 III」と組み合わせて撮影したと思われるサンプル数点を掲載しています。JPEGのみですが、プリプロダクションモデルと思われるα9 IIIの高ISOを確認できます。
PhotographyBlog:Sony FE 300mm F2.8 GM OSS Review (so far)
- 世界最軽量の300mm F2.8。
- 日本設計・日本製造。
- 鏡筒はマグネシウム合金。
- ニコンやキヤノンの一眼レフ用レンズよりも少し大きいが最軽量。
- α1のようなカメラでバランスは取れるが縦位置グリップを装着したほうが良い。
- APS-Cでも利用できるがバランスは良くない。
- ビルドクオリティは素晴らしい。
- 防塵防滴設計。
- 40.5mmドロップインフィルターに対応。
- AFは静かで非常に高速。ほぼ常に正確。
- テレコンバージョンレンズに対応。
- サンプルイメージはα9 IIIと組み合わせて撮影したもの。
とのこと。
小型軽量で手持ち撮影が快適な300mm F2.8ですね。ミラーレス用の300mm F2.8は比較対象がないものの、キヤノンやニコンの一眼レフ用レンズと比べると1㎏以上の軽量化を実現しています。PhotographyBlogが公開しているサンプルは夜間に高ISOを使って撮影しているため、レンズの性能をハッキリと確認することはできません。なかなか良さそうにも見えますが、このあたりは他のサンプルも確認してみたいところ。
気になるのは組み合わせたα9 IIIの高ISOにおけるノイズ。ここ最近のフルサイズセンサーとしてはISO12800におけるノイズが非常に強く、ISO 51200をつかっているような印象を受けます。カラーノイズは処理されていますが、それでも痕跡がわからないでもなく……。未修正のRAWではかなりノイジーかもしれません。EXIF解析を確認する限りでは、確かに「α9 III」を使用しているようです。シャッタースピードが1/16000秒と非常に高速で過剰な設定ですが…。
ただし、使用しているのはおそらくプリプロダクションモデルのサンプル機であり、製品版では改良されているかもしれません。今回のサンプルのみで高ISO画質を判断するのは時期尚早。とは言え、ちょっと不安にある画質ではありますが…。
更新
α9 III
- 希望小売価格:オープン価格
- 発売予定日:2024年1月26日(金)
- 予約開始日:2023年11月16日(木)10時より
FE 300mm F2.8 GM OSS
- 予想販売価格:94万円前後
- 希望小売価格:オープン価格
- B&H 販売価格:5999ドル
- 発売予定日:2024年2月2日発売予定
- 予約開始日:2023年11月16日(木)10時
関連記事
- シグマが一部レンズのα9 III 120fps対応ファームウェアを公開 2024年7月25日
- ソニーがα9 III用ファームウェア Ver2.01を公開 2024年6月20日
- ソニーα9 III 超高速性能を考えると画質低下は些細なこと 2024年5月26日
- ソニーが追加機能多数のα9 III用ファームウェア Ver2.00を公開 2024年4月24日
- DxOがPhotolab7.6のリリースと20%オフセール・α9 IIIやCFV100Cなどに対応と発表 2024年4月17日
- ソニーα9 IIIのダイナミックレンジはベースISOを考慮すると良好 2024年3月23日
- ソニーが α9 III の有料カスタマイズサービス開始を予告 2024年3月21日
- DPReviewがα9 IIIのサンプルギャラリーを公開 2024年3月19日
- ソニー α9 III 代償を伴うがスポーツカメラ界のキング 2024年3月10日
- ソニー α9 III 課題は残されているが他に類を見ない至高のカメラ 2024年2月17日