PetaPixelが「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」のサンプルギャラリーを公開。LUMIX S9と組み合わせて撮影した38枚の写真を掲載しています。十分な解像性能で、良好な逆光耐性を備えているように見えます。ボケは若干騒がしいですが許容範囲内。
DPReview:Panasonic's new entry-level, compact kit lens: 18-40mm F4.5-6.3 Sample Gallery
パナソニックはクリエイター向けカメラLUMIX S9の新しいキットオプションであるコンパクトレンズ「S 18-40mm F4.5-6.3」を正式発表した。我々はこのレンズをテストし、サンプルギャラリーを撮影することができた。レンズの購入を検討している人にとって、その性能を把握するのに役立つだろう。
レンズギャラリーの標準的な手順は、Adobe Camera RAWよりもレンズ補正の適用方法を制御できるCapture Oneを使用してJPEGを書き出す。しかし、このギャラリーはLUMIX S9で撮影しており、現在Capture Oneではサポートしていない。このため、ACRを使用して画像を処理している。
Caputure Oneのレシピに類似した設定を使用しながら、レンズに内蔵されたディストーション補正プロファイルを使用した。周辺減光の補正は適用していない。
LUMIXでは珍しい沈胴構造を採用したズーム。小型軽量に特化したようなレンズで、18mmの広い画角をカバーしているにも関わらず全長が41mm(収納時)に抑えられています。重量も155gと非常に軽く、LUMIX S9と相性の良いレンズに仕上がっています。
DPReviewは2400万画素のLUMIX S9と組み合わせて、様々なシーンで撮影した写真38枚を公開。ぱっと見た限りでは、18mmから40mmまで十分な解像性能を備えているように見えます。逆光耐性はかなり良さそう。
広角側の周辺や隅でコントラストが低下してるように見えますが、一部カットでコマ収差が目立っているため、それが影響しているのかもしれません。
PetaPixelのレビューでは「ボケが騒がしい」と言及していましたが、DPReviewのサンプルを見る限り個人的には許容範囲内。確かに2線ボケの兆候があるものの、色収差が良好に補正されているので過度な色づきが目立たないように見えます。ただし、玉ボケには非球面レンズの研磨ムラと思われる影響があるため、状況によっては悪目立ちする可能性あり。
パナソニック LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 最新情報まとめ
レンズの仕様
- フォーマット:フルサイズ
- マウント:ライカL
- 焦点距離:18-40mm
- 絞り値:F4.5-6.3 ~ F22-32
- 絞り羽根:7枚
- レンズ構成:7群8枚
- 最短撮影距離:0.15m
- 最大撮影倍率:0.28倍
- フィルター径:62mm
- サイズ:φ68×41mm
- 重量:155g
- 防塵防滴:対応
- AF:STM
- 手ぶれ補正:-
- その他機能:
・沈胴構造
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