Photons to Photosが富士フイルム「X-T4」のダイナミックレンジ測定結果を公開。結果はX-Trans CMOS 4世代の他機種と同様で、特に驚くべき結果ではないとのこと。
- 驚くことは何もない。
最大PDR 低照度ISO 低照度EV X-T4 10.45 3298 10.04 X-T3 10.35 3258 10.03 X-S10 10.40 3305 10.05 Z fc 10.54 2450 9.62 α6400 10.51 2470 9.63 X-T30 10.47 3645 10.19
とのこと。
X軸はカメラ設定のISO値となっているので、実効ISOがやや異なる富士フイルムと他社を見比べる際には注意が必要です。また、X-Pro3のみテスト結果が異なっているのも実効ISOに違いがあると指摘。つまりX-Trans CMOS 4世代でダイナミックレンジはほとんど(全く)同じ結果を期待できる模様。同じセンサーを搭載しているので当然と言えば当然ですが…。
ベースISOでパフォーマンスが最大となる場合の結果は競合他社とほぼ同じ結果に。他社と比べると裏面照射型の比較的新しいセンサーを使用していますが、ダイナミックレンジに関してアドバンテージは見られないようです。ただし、X-Trans CMOS 4は競合他社のイメージセンサーと比べるとセンサーのスキャンレートが速く、ローリングシャッターの影響を受けにくいと評価されています。高速シャッタースピードや連写速度にも対応しており、スピードの観点で優位性があると考えることが出来ます。今後は積層型CMOSセンサーなどの導入で、さらにスピードが強化されてゆくのかもしれませんね。
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