このページではパナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- 2020-11-04:海外先行で正式発表されました。
- 2020-11-03:画像を追加しました。
- 2020-11-01:パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」が11月5日に正式発表されるかもしれないと噂され始めたので専用の情報収集ページを作成しました。価格設定が気になるところですねえ。
レビュー
- Lesnumeriques
(抄訳記事) - The Phoblographer
- 価格コム
レビュー/口コミ
参考サイト
購入早見表
レンズデータ
レンズ仕様
品番 | S-S85 |
---|---|
レンズ構成 | 8群9枚(EDレンズ2枚) |
マウント | ライカカメラ社L-Mount規格準拠 |
画角 | f=85mm:29° |
光学式手ブレ補正 | - |
Dual I.S. 対応 | - |
焦点距離 | f=85mm |
開放絞り | F1.8 |
最小絞り | F22 |
絞り形式 | 9枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 0.8m?∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.13倍 |
フィルター径 | Φ67mm |
防塵防滴※1 | ○ |
最大径×長さ | Φ73.6mm×約82.0mm※2 |
質量 | 約355g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず) |
動作環境(使用可能温度 / 湿度) | -10?40 ℃ / 10?80 % |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ |
MTFチャート
レンズ構成図
関連レンズ
関連記事
- LUMIX S 85mm F1.8は隅から隅まで完全に均質なシャープネス
- DXOMARKがパナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」のスコアとレビューを掲載
- パナソニック LUMIXキャッシュバックキャンペーン対象製品早見表【2021春】
- パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」は高解像ではないが小型軽量で優れたボケ描写
- パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」は非常にシャープでボケも素敵
- パナソニックが「LUMIX S 85mm F1.8」と最新レンズロードマップを正式発表【更新】
- DPReviewがパナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」のサンプルギャラリーを公開
- パナソニック「LUMIX S 85mm F1.8」交換レンズデータベース
海外の評価
Lesnumeriques
- レンズの紹介:
・今回登場した85mmに加え、24mm・35mm・50mmのF1.8レンズが計画されている。
・ミラーレス用の85mmAFレンズとしては手ごろな価格のレンズである。 - ビルドクオリティ:
・従来通り、がっかりしないビルドクオリティだ。
・防塵防滴仕様のため、厳しい撮影環境でも安心して使用可能だ。
・光学手ぶれ補正を搭載していないが、ボディ内手ぶれ補正を利用できるので不便とは感じない。 - 携帯性:
・355gと非常に軽量なレンズだ。
・競合他社よりも短く、同サイズはソニーFE85mm F1.8くらいだろう。 - 操作性:
・フォーカスリングは幅広く、ゴム製カバーで覆われており、快適に操作できる。
・キヤノンのようなコントロールリングは備えていない。
・最短撮影距離80cmはこのクラスのレンズで一般的なものだ。これ以上の接写性能を持つレンズは稀である。 - オートフォーカス:
・とても静かに動作する。
・ブリージングは皆無では無く、わずかに発生している。 - マニュアルフォーカス:
・記載なし - 手ぶれ補正:
・記載なし - 解像性能:
・悪くはないが、価格なりの性能だ。
・絞り開放から良好だと良かった。ピーク性能に達するためF4まで絞る必要がある。
・中央とフレーム端が均質となるのはF8だ。
・弱点と言える部分はなく、フレーム全域で比較的一貫した性能である。 - 像面湾曲:
- ボケ:
・柔らかい描写だ。
・85mm F1.8のレンズとしては非常に良好である。
・口径食はほとんど無く、玉ボケはほぼ完璧だ。 - 色収差:
・倍率色収差は非常によく抑えられている。
・軸上色収差は目に付く。 - 球面収差:
・記載なし - 歪曲収差:
・歪曲収差は綺麗に補正されている。 - 周辺減光:
・減光は穏やかでほとんど目立たない。 - コマ収差:
・記載なし - 逆光耐性:
・記載なし
総評
LUMIX Sシリーズでは貴重な手ごろな価格のポートレートレンズだ。競合他社に対して抜群のシャープネスとは言えないが、レンズの重量は良好な後ボケは間違いなく強みと言えるだろう。
長所:均質な描写・良好な外装・コンパクト・防塵防滴・応答性が高く静かなAF・収差の適切な補正・ボケ
短所:開放のシャープネス・絞りリングなし・コントロールリングなし
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Panasonic Lumix S 85mm F1.8?Review
- ライカLマウント用のフルサイズ対応中望遠レンズだ。F1.8の明るいレンズ口径を持ち、9枚円形絞り、EDレンズ2枚を含む8群9枚のレンズ構成だ。レンズは耐凍結・防塵防滴仕様で599.99ドルで販売されている。
- 全長8.2mm、直径7.4mm、重量わずか355g、小型軽量なポートレートレンズだ。LUMIX S5との組み合わせで非常にバランスが取れている。
- ビルドクオリティはとても良好だ。外装のほとんどはプラスチック製だが、しっかりとした質感である。
- 防塵防滴仕様なので強めの雨でも問題なく使用できた。
- 光学手ぶれ補正は搭載していないが、LUMIXのボディ内手ぶれ補正を利用可能だ。
- 鏡筒にはAF/MFスイッチのみ存在する。
- 幅広いゴム引きのフォーカスリングがある。
- オートフォーカスは非常に高速だ。S5との組み合わせで被写体をロックするまでに0.15秒だ。AF-Sでは明るい場所でも暗い場所でもハンチングはあまり発生しない。リニアモーターを使用しているので動作は非常に静かだ。動画撮影にも最適である。
- ロックボタン付きのハイクオリティなレンズフードが付属する。
- 色収差はほぼ完全に抑えられている。
- 周辺減光は絞り開放でかなり目に付く。F4まで絞ると解消する。
- 歪曲収差は目立たない。
- F16-22まで絞ると優れた光条が発生する。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としては非常に素晴らしいボケ描写だと思う。
- 中央シャープネスはF1.8から非常に良好だ。F2.8からF16までは際立った性能となり、F22で回折の影響を受ける。
- フレーム端も称賛に値するほどシャープな中央とほぼ同じだ。F2.8からF16で最もシャープとなる。
LUMIX Sシリーズのレンズとしては手ごろな価格だ。画質は好みな点が多く、不満はほとんどない。絞り開放からシャープで、F1.8から中央と端の両方で優れている。F2.8からF16の絞り値では本当に良好だ。そして、シャープなだけでは無くボケも非常に素晴らしい。
F1.8では明らかな周辺減光があるものの、後処理や絞ることで改善可能だ。色収差は非常に良く補正しており、防塵防滴で悪天候でも安心して使用できる。オートフォーカスはLUMIX S5との組み合わせでかなり高速だ。ただし、マニュアルオーバーライドに常時対応しておらず、光学手ぶれ補正も搭載していない。
実売599.99ドルを考慮するとコストパフォーマンスは非常に良好だ。LUMIX S5と組み合わせる素敵な相棒となるだろう。
サイト案内情報
パナソニックレンズ関連記事
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.5 ボケ編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.4 諸収差編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビュー 完全版
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.5 ボケ編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.4 諸収差編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.3 解像チャート編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.3 遠景解像編
- LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3 レンズレビューVol.2 遠景解像編
- LUMIX S PRO 50mm F1.4 レンズレビューVol.2 解像チャート編
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。