このページでは一眼カメラ用交換レンズ「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」の情報を収集しています。
最新情報
- 2019-12-16:ShaSha が作例を掲載しています。
- 2019-10-20:作例リンクをいくつか追加しました。
- 2019-10-04:国内で予約販売が開始されました。カメラのキタムラにて「?121,770 (税込) 」を確認済み。
- 2019-10-02:国内でも正式発表されました。海外での発表から約1か月と長かったですねえ。
- 2019-09-04:海外で正式発表されました。
・NIKKOR Z F1.8 Sシリーズのサイズ比較画像を掲載しました。 - 2019-09-04:間もなく「NIKKOR Z 24mm f/1.8 S」が発表されると噂され始めたので専用ページを作成しました。情報通りであれば本日13時に発表されるはず。海外では996.95ドルとのこと。
レンズデータ
レビュー
参考サイト
購入早見表
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコン Zマウント |
---|---|
焦点距離 | 24mm |
最大口径比 | 1:1.8 |
レンズ構成 | 10 群12 枚(EDレンズ1枚、非球面レンズ4枚、ナノクリスタルコートあり) |
画角 | 84°(撮像範囲FX) 61°(撮像範囲DX) |
ピント合わせ | マルチフォーカス方式、RF(リアフォーカス)方式 |
最短撮影距離 | 撮像面から0.25m |
最大撮影倍率 | 0.15倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 電磁絞りによる自動絞り |
最大絞り | f/1.8 |
最小絞り | f/16 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 72mm(P=0.75mm) |
寸法 | 約78mm(最大径)×96.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約450g |
付属品 | ? レンズキャップ72mm LC-72B(スプリング式) ? 裏ぶた LF-N1 ? バヨネットフード HB-88 ? レンズケース CL-C1 |
MTFチャート
レンズ構成図
NIKKOR Z F1.8 Sシリーズサイズ比較
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海外の評価
Lenstip
Nikon Nikkor Z 24 mm f/1.8 S
- レンズ構成枚数は一眼レフ用と変わらないが、F1.8 Sシリーズとしては複雑な光学設計のレンズだ。
- 直径29mmの後玉はレンズマウント付近に配置され、周囲は反射防止用の塗装が施されている。ここで非難すべきポイントは無い。
- 製造国は中国だ。
- 39mm幅のフォーカスリングはステッピングモーター駆動の電子制御式だ。回転量は回転速度に依存しており、素早く回すと90度未満、ゆっくり回すと180以上の回転量が必要となる。ただし、インジケーターが表示されないのでゆっくり回転させてもMFは難しい。
- 金属製のフォーカスリングは傷つきやすい。
- 解像度
-Z 7のRAWに基づいて測定している。
-レコードに達するレンズは85lpmmを超える可能性がある。
-優れた単焦点レンズは80~85lpmmだ。
-良像の基準値は42~44lpmmだ。
-フレーム中央は絞り開放から50lpmmを超え、完全に実用的な画質だ。絞ると素早く改善し、F4で80lpmmに達する。ただし、一眼レフ用の24mm F1.8も非常に優れた性能である。
-APS-C領域ではF2.5まで、フルサイズ四隅はF2.8まで絞らないと良像を下回る画質となる。フレーム中央と端で大きな画質差を感じるはずだ。
-AF-S 24mm F1.8Gは24mm F1.8 Sより画質差が小さく、F1.8からシャープな描写だった。ミラーレス用広角レンズとしては残念な結果だ。 - 軸上色収差は絞り開放で僅かに発生し、1段絞っても収差が残っている。
- 倍率色収差は0.04%未満の非常に低い数値に抑えられている。実写で知覚することは出来ないだろう。
- 球面収差の補正が完璧では無く、F1.8からF2.5に絞るとことで被写界深度が遠方へ移動している。玉ボケへの影響もみられる。
- 歪曲収差はAF-S 24mm F1.8Gと同程度だ。ただし、陣笠状歪曲を伴っているので注意が必要である。
- コマ収差はAPS-C領域でも確認できる影響がある。フルサイズ四隅は1段絞っても影響が残る。ただし、このカテゴリはF1.8Gがより悪い結果だった。
- 非点収差は20.4%とF1.8Gと比べて顕著に悪い。
- 広角レンズとしては見栄えの良いボケだが、玉ボケには「玉ねぎボケ」の兆候がある。口径食は四隅の端でのみ影響を受ける。
- 周辺減光はF1.8でー2.57EVと強く、一眼レフ用よりも悪い結果だ。F2まで絞ってもー2.18EVほど残っている。
- 逆光耐性は非常に効果的だ。絞り開放でも絞ってもゴーストやフレアを発生させるのが難しい。このような複雑な光学設計の逆光耐性としては称賛に値する。F1.8Gと比べて明らかに改善している。
- オートフォーカスは静かだがノイズレスでは無い。フォーカス速度は中程度だ。ピント距離全域を移動するのに0.7秒かかる。
- 最短撮影距離から遠方の被写体へフォーカスする時に0.2?0.4秒ほどハンチングすることがあった。ピント精度は良好だ。
長所:頑丈で防塵防滴仕様の鏡筒・無視できる倍率色収差・歪曲収差について大きな問題なし・APS-Cで穏やかな周辺減光・静かで正確なAF・とても良好な逆光耐性
短所:周辺減光が目立つ・コマ収差の影響が大きい・顕著な非点収差・絞り開放付近におけるフルサイズ端の解像性能
高価なレンズであり、ミラーレス仕様の優れた広角レンズを期待していたが、見事な結果とはならなかった。より安価な一眼レフ用「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」より悪い結果であり、これまでテストしてきたZレンズの中では最も悪い。
補足すると、フレーム中央はとてもシャープなレンズだ。しかしそれも1000ドル近い価格設定を考慮すると平凡な性能と言わざるを得ない。
Digital Camera World
Nikon Nikkor Z 24mm f/1.8 S review
- フィルター径は「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」と同じ72mmだ。
- 側面には「AF/MF」切替スイッチが配置され、フォーカス駆動にはステッピングモーターを使用している。
- フォーカスリングはカスタマイズで絞り値や露出補正の操作が可能だ。
- レンズ構成は10群12枚だ。そのうち4枚の非球面レンズとEDレンズを使用しており、歪曲収差と色収差を効果的に補正しつつシャープネスを最適化している。
- 光学手ぶれ補正を備えていないが、ボディ側のセンサーシフト式手ぶれ補正で対応可能だ。
- 外装はハイクオリティなプラスチックと金属パーツで構成されている。頑丈ながら軽量で快適だ。
- レンズマウントからフォーカスリングまで防塵防滴仕様である。テスト中雹が降ってくる悪条件もあったが、レンズは問題なく動作した。
- 電子制御式のフォーカスリングはとても滑らかに動作し、正確な操作が可能だ。
- レンズプロファイルにより、色収差と歪曲収差・周辺減光は実質的にゼロだ。
- F1.8からフレーム全域で見事なシャープネスとコントラストを発揮する。F2.8~F5.6で際立った性能に達し、F8~F11まで性能が持続する。
- 広角レンズとしては良好なボケ具合だ。
- 発色はとても心地よく、逆光耐性は良好だ。
- 倍率色収差は極端なフレーム周辺部でも無視できる程度の量だ。
- 自動補正を含めると、歪曲収差は0.14%と実質ゼロ歪曲になる。
これまでテストしてきたニコンZレンズはどれも輝かしいパフォーマンスのレンズばかりだった。そしてこの24mm F1.8も例外では無く、優れた画質と直感的な操作性を兼ね備えている。
ズームレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」も優れた性能を発揮するが、このレンズはF1.8と明るい上、絞り開放からゴージャスな画質だ。
長所:全てにおいて見事な画質・高速かつ無音のAF・カスタマイズ可能なフォーカスリング
短所:距離指標無し・F1.8
Photographylife
Nikon Z 24mm f/1.8 S
カメラの仕様・操作性
- このレンズは999ドルと一眼レフ用「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」と比べて少し高価だ。ただし、古い一眼レフ用レンズよりも優れた性能であるうえ、防塵防滴のプログレードレンズである。
- 「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」は設計が古く、高解像センサーでは良好なレンズと言えない。「24mm F1.4 DG HSM」は遥かにシャープで価格も850ドルと手ごろだ。Zレンズと比較するに値する。
- 他のZレンズと同様、金属製マウント・プラスチック製外装・金属製フォーカスリング・防塵防滴仕様でビルドクオリティはとても良好だ。金属外装を好む人もいるだろうが、寒い時期や携帯性を考慮すると個人的にプラスチック外装が好みである。
- 一眼レフ用レンズはゴム製フォーカスリングだったが、Zレンズは金属製フォーカスリングなので注意が必要だ。
- レンズマウントは4つの爪でしっかりと固定される。マウント時のガタツキは一切ない。
- 砂塵がとても多くて寒いデスバレー国立公園や雨天の南カリフォルニアで撮影したが、防塵防滴仕様に問題は発生しなかった。
- フィルターソケットはプラスチック製だ。フィルター径は72mmなので一眼レフ用と同じサイズである。
- レンズサイズは一眼レフ用F1.8Gやシグマ24mm F1.4 DG HSMよりも長い。ただし、長いぶん幅広いフォーカスリングを備えている。
- 現状、マニュアルフォーカス速度はリングの回転速度に依存している。ゆっくり回すとフォーカスが遅くなり、素早く回るとフォーカスが速くなる。これを調整できると良かった。
- フォーカスは電子制御のステッピングモーター駆動だ。電源オフ時にフォーカスリングを操作しても全く動作しない。
- 電源リセット時にフォーカス位置がリセットされてしまう問題がある。これは早めにカメラ側のファームウェアアップデートで対応してもらいたい。
(しかし個人的には電子制御の問題は解消でき、利点が遥かに上回ると考えている) - オートフォーカスは静かで高速、そして優れた精度で動作する。大部分の状況でAF精度がとても優れているのは重要だ。
光学性能
- 最初の個体は左上隅に偏心が見られた。2本目の個体は比較して遥かに優れていた。
- 解像性能は「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」と同等では無いが、絞ると見事なパフォーマンスだ。
- 中央は35mmよりもシャープだが、四隅はかなり弱い。F2.8まで絞ると四隅が優れたパフォーマンスを発揮し始める。ピークに達するのはF4だ。四隅はF5.6でさらに少し改善する。
- いくらか穏やかな像面湾曲がある。しかし他のレンズほど顕著ではない。
- フォーカスシフトの影響はとても小さい。一眼レフ用レンズはフォーカスシフトの影響が目立つので素晴らしい改善だ。
- フォーカスブリージングの影響は小さい。深度合成や動画撮影時に強みとなる特性だ。実際に9枚のカットを深度合成してみたが、問題無く合成できた。
- ボディ内手ぶれ補正を利用することで手持ちのスローシャッターが可能だ。最大で1秒の低速シャッターに成功した。
- 周辺減光は絞り開放付近で1.5EV以上の減光量が発生する。F2.8まで絞ると大きく緩和し、F4でさらに低下する。無限遠の場合はさらに影響が強くなる。周辺減光が心配ならばF4以上に絞ることをおススメする。
- 歪曲収差は-1.34%の樽型だ。Lightroomではレンズ補正が自動的に適用されるので修正する必要は無い。
- 倍率色収差はとても良好に抑えている。
- 軸上色収差はF1.8~F2.8で存在するものの、F4で解消する。
- 非球面レンズを多用しているのでボケ描写には期待しない方が良い。前後のボケに問題は無いように見えるが、場合によては気が散ることがある。
- 逆光耐性は驚異的だ。
- 9枚絞りなので、光条は18本となる。
- コマ収差はF2.8で改善するが、絞っても理想的とは言えない。
競合レンズとの比較
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED:良いレンズだが、全体的にZレンズが良好だ。絞るとパフォーマンスが近づくものの、Zレンズはさらに良好な中央解像を発揮する。
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED:中央解像はZレンズに匹敵できず、絞っても同水準とはならない。
- 24mm F1.4 DG HSM:フレーム中央は絞り開放からより良好だ。しかし、四隅は像面湾曲の影響を受けておりとても弱い。特に絞ってもあまり改善しないので、四隅はZレンズに分がある。
優れたレンズだ。
とてもシャープで、絞り値全域で高水準のコントラストを維持している。
像面湾曲やフォーカスシフトの影響がとても小さく、フォーカスブリージングの問題がほとんどない。周辺減光や歪曲収差、倍率色収差も上手く抑えている。さらに逆光耐性も優れており、絞れば綺麗な光条が発生する。
唯一の弱点はボケとコマ収差補正だ。残念ながら多数の非球面レンズによりボケはあまり綺麗に見えない。そしてコア収差補正は完璧と言えず、絞っても改善しない。
文句を言うとすれば上記2点だけだ。安いレンズでは無いが、これまでのニコン製24mmを考慮すると価値のある一本だ。称賛に値するレンズである。
CameraLabs
Nikon Z 24mm f1.8 S review
- フォーカスリングは回転速度に応じてピント移動距離が変化する。これをリニアな操作性に変えることは出来ない。
- 付属するポーチは薄っぺらで緩みやすい。
- フォーカス精度と再現性はとても優れている。フォーカス速度は非常に高速で明るい環境においてハンチングは発生しない。
- AF駆動音はほとんど聞こえない。内蔵マイクを使って動画撮影をすると僅かな音が聞こえる。
- フォーカスブリージングは極僅かだ。
- フォーカスシフトの影響は無い。
- 軸上色収差はF1.8~F2.8までかなり量が発生する。
- 近距離解像
・F2での結果は古いレンズと比べて大差ない。フルサイズ四隅まで全体的に良好なコントラストだが、最高の解像度では無い。
・F2.8まで絞った時のパフォーマンスは「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」とかなり近い。ただし、DX四隅でやや劣っている。
・F4~F5.6まで絞ると、中央に近いとても良好な四隅の解像性能を得ることが出来る。 - 遠景解像
・F2.0では「Otus 1.4/28」と同じくらいシャープに見える見事な結果だ。
・F2.8では「NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S」よりも少し良く見える。
・F4まで絞ると全体的にシャープとなる。このレンズは近距離より遠景のほうが得意なようだ。 - 周辺減光はF1.8でかなり目立つ。
- 歪曲収差は内蔵プロファイルによりとても良好だ。
- 絞り開放からコマ収差はほとんど無い。Otusよりも少し小さいくらいだ。
- 玉ボケにおける口径食の影響は僅かだ。玉ねぎボケや軸上色収差の影響がいくらかみられる。
- 前後のボケはバランスが取れている。
- クローズアップ時は50mm F1.8 Sと比べて少しソフトに見える。
- 逆光時のゴーストやフレアはほとんど発生しない。
- NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S:解像性能はほぼ互角だ。ボケの大きさや逆光耐性を考慮を重視した24mmが必要な場合にF1.8 Sを選ぶと良いだろう。
- NIKKOR Z 35mm f/1.8 S:24mmよりも軸上色収差が目立ち、ボケも騒がしい。しかし、24mmよりも安くボケ量を多くしやすい。旅行でどちらか選ぶとしたら、私は24mmのほうが好きだ。
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED:良いレンズだが、逆光耐性やボケなどで見劣りする。低価格だが、FTZ経由で使う場合にはレンズサイズが大きくなってしまう点には注意が必要だ。
Zシステム用の優れた広角レンズだ。解像度やコントラストはツアイスOtisと同等かそれ以上である。少し絞ると近接解像が良くなり、逆光環境でも高コントラストな描写を維持している。
レンズサイズは小さく軽量でミラーレスZボディに最適だ。
軸上色収差はもう少し小さいと良かったが、実写では目立たずボケはとても滑らかである。
長所:小型軽量・逆光耐性・遠景解像性能・歪曲収差(プロファイル込)・防塵防滴・フッ素コーティング・高速で正確なAF・コントロールリング
短所:軸上色収差はもう少し補正されていると良かった・薄っぺらなレンズポーチ
Mobile01
短所は逆光耐性
- ニコンS-Lineシリーズらしいデザインのレンズだ。本体のフォーカスリングやレンズマウント周辺は金属パーツを使用している。その他部分は強化プラスチックだ。質感はとても良好である。
- フォーカスリングは良好なグリップである。
- 78mm×96.5mm 450gのレンズは85mm F1.8 Sに次いで2番目に重いF1.8 Sシリーズだ。
- 中国製の花形レンズフードが付属する。
- フィルター径は72mmであり、F1.8 Sシリーズとしては最も大きい。
- F値はF1.8?F16で動作する。
- ステッピングモーター駆動のオートフォーカスは静かで高速だ。
- 製造国は中国だが、レンズの組み立てについて気になる部位は無い。
- シャープネスはF1.8からF11まで非常に安定している。F16まで絞ると画質が顕著にソフトとなる。フレーム隅は周辺減光の影響が強く、少しソフトだ。F4まで絞ると良くなる。
- 色収差はF2.8まで絞ると目立たなくなる。
- ナノコーティングが施されているが、逆光ではわずかにゴーストが発生する。
- F5.6まで絞ると光条が発生し始め、F8~F16でシャープな光条となる。
- 玉ボケは口径食の影響を受けているが、F2.2まで絞ると解消する。
- ニコンの主張通り、コマ収差は良好に補正されている。
- 周辺減光は絞り開放で目立つ。F4まで絞ることで改善する。
- 歪曲収差はいくらか残存しており、デジタル補正で調整している。
柔らかいボケ、優れた色収差補正、心地よい光条、コマ収差補正、良好なフォーカス速度の広角レンズだ。欠点は逆光耐性くらいだろう。F1.8 Sシリーズでは最も高価なので、来年登場予定の20mm F1.8 Sと良く考えてから購入したい。
PhotographyBlog
良いレンズだが非常に高価
- ニコンZシステム用の広角単焦点レンズだ。10群12枚のレンズ構成で9枚の絞り羽根を持つ。
- 従来のNIKKOR Z単焦点レンズと同じく、非常にシンプルなデザインだ。
- 重量は450g、全長は96.5mmとなっており「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」に最も近いが、他の単焦点レンズと大差は無い。
- Z 7やZ 6との組み合わせでバランスはとても良好だ。
- レンズマウントは金属製である。
- オートフォーカスは高速かつ正確だ。
- しっかりと握ることができるマニュアルフォーカスリングは適切な抵抗量を備えている。カメラ側の設定でピント操作以外としても利用可能だ。
- 色収差は極端なコントラスト差がある領域以外で見ることは無い。
- 直線的な被写体を撮影すると僅かに歪曲収差が目に付く。
- 周辺減光は絞り開放で顕著だ。F4まで絞ると解消する。
- ボケの評価には個人差があると思うが、個人的には美しい描写だと思う。特に玉ボケの描写が良好だ。
- シャープネス
・中央はF1.8から良好で、F2まで絞るとさらにシャープとなり、F2.8で再び向上する。ベストはF4-F8で、F16まで絞ると回折で最もソフトとなる。
・全体的に見事な結果であり、四隅はF5.6~F11で最も良好となる。
主な欠点は価格設定だ。35mm F1.8 Sのほぼ2倍(訳注:50mm F1.8 Sの誤記だと思います)と高価なレンズである。願わくば他の単焦点レンズと同程度まで値下がりして欲しいところである。
全体的に良好で万能な24mm単焦点レンズが必要であればおススメだ。素晴らしいほどシャープで心地よいボケを備え、風景・イベント・ポートレートに適したレンズである。
ePHOTOzine
高価だが確かな品質
- 見た目は控えめだがしっかりと作られたレンズだ。操作するポイントはコントロールリングとAF/MFスイッチのみである。
- フォーカスリングは幅広く、優れたグリップだ。
- 最短撮影距離は0.25m、撮影倍率は01.5倍と24mmのレンズとしては実用的なスペックとなっている。
- シャープネス:
・中央:F1.8からExcellentで、F2.8まで絞るとOutstandingとなりF11まで持続する。最大値であるF16まで絞ってもExcellentだ。
・四隅:F1.8からExcellentで、F2.8?F4の間でOutstandingとなる。F5.6~F11でもExcellentとなり、F16まで絞ってもまだVery goodだ。
・絞り値全域で高画質を維持している。 - 色収差はカメラ内補正をオフにしても絞り値全域でゼロに近い。
- 歪曲収差は-2.03%だ。広角レンズとしては想定内の収差量である。
- 広角レンズにボケは期待していないが、とても滑らかな描写だ。接写性能が高いのでボケの柔らかさは強みとなる。
- 逆光耐性は優れている。ゴーストを発生させるのはかなり難しい。
- 周辺減光は絞り開放で-2.7EV、F2.8で-1.7EVだ。
- ミラーレスの競合レンズは少ないが、このレンズの光学性能を考えると価格は適正に見える。
素晴らしいパフォーマンスのレンズだ。高価なレンズだがレンズの品質を考えると現実的な水準である。エディターズチョイスに相応しい素敵なレンズである。
長所:素晴らしいシャープネス・実質ゼロ色収差・優れた逆光耐性・防塵防滴・優れた操作性・ビルドクオリティ・カスタマイズ対応のフォーカスリング・小型軽量
短所:価格
サイト案内情報
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