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タムロン 17-50mm F/4 Di III VXD レンズレビューVol.2 遠景解像 編

タムロン「17-50mm F/4 Di III VXD」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。

17-50mm F/4 Di III VXDのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2023-10-19 晴れ 微風
  • カメラ:α7R V
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:ISO 100 絞り優先AE
  • RAW:Lightroom Classic CC
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・レンズ補正 オフ

17mm

中央から隅まで極端な画質低下が無く、F4から快適に利用可能。フレーム隅の端に若干の非点収差・コマ収差のような像の甘さが見られるものの、少し絞る改善します。全体的なピークはF5.6-F8で、この際はフレーム全域で均質性の高い結果を得ることができます。

中央

周辺

四隅

20mm

基本的には17mmと同じ傾向ですが、17mmよりも画質の均質性が向上しているように見えます。絞りによる変化はほとんどありません。敢えて言えばF5.6-8がピーク。

中央

周辺

四隅

24mm

17mmや20mmと同じ傾向が続きます。全体的に良好ですが、隅の端のみF4で若干甘い。ピークはF5.6-8で、隅の端でも良好な結果を得ることができます。

中央

周辺

四隅

28mm

中央が少し低下したかな?と感じるものの、概ね良好な結果が続きます。F5.6-8、まで絞ればベストな結果を得ることが可能。

中央

周辺

四隅

35mm

F4の隅に僅かな甘さが見られるものの、F5.6まで絞ると大幅に改善。6100万画素でも問題ない結果。

中央

周辺

四隅

50mm

隅の端がやや甘いものの、35mmと同じくF5.6まで絞ると改善します。ズーム全域でこれと言った弱点がなく、絞り開放から均質性の高い、風景撮影に適したレンズと感じます。

中央

周辺

四隅

まとめ


四隅の本当に端が少しソフトな場合もありますが、大部分はF4から快適に利用できる解像性能を備えています。F4から均質性が高く、F5.6まで絞れば隅の端まで改善します。FE 20-70mm F4 Gと互角か、それ以上の性能を備えていると言っても過言では無いはず。

全体的に見て、弱点と感じる領域はなく、17mmの超広角から50mmの標準まで風景撮影に適したレンズ。単焦点レンズのように(細部に)パンチのあるコントラストではないかもしれませんが、広角から標準まで柔軟性のあるズーム域でレンズ交換無しで運用したいのであればおススメの一本。

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