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岩石星 AstrHori 12mm F2.8 Fisheye レンズレビューVol.2 遠景解像編

岩石星「AstrHori 12mm F2.8 Fisheye」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をα7R Vに装着してェックしています。

おことわり

今回は2ndFocusより無償貸与の「AstrHori 12mm F2.8 Fisheye」を使用してレビューしています。提供にあたりレビュー内容の指示や報酬の受け取りはありません。従来通りのレビューを心がけますが、無意識にバイアスがかかることは否定できません。そのあたりをご理解のうえで以下を読み進めてください。

AstrHori 12mm F2.8 Fisheyeのレビュー一覧

遠景解像力

テスト環境

  • 撮影日:2023年12月6日 快晴 無風
  • カメラ:α7R V
  • 三脚:Leofoto LS-365C
  • 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
  • 露出:絞り優先AE ISO 100
  • RAW:Adobe Lightroom Classic CC
    ・シャープネスオフ
    ・レンズ補正オフ
    ・ノイズ補正オフ
  • 画角が広いので、クロップする箇所をフレーム内で移動しながら撮影(ピント合わせを実施)

テスト結果

フレームの中央から隅に向かって7割程度の広い範囲はF2.8の絞り開放から非常に良好。7割から外側は大荒れこそしないものの、コマ収差・非点収差のような少しソフトな画質となります。絞ると改善しますが、改善速度は遅め。最高の結果を得るにはF11くらいまで絞る必要があります。

中央

絞り開放から非常に良好。シャープネス・コントラストどちらも高水準に見えます。絞ってもこれ以上の画質向上は期待できません。

周辺

中央と比べるとシャープネスとコントラストが共に少し低下。ただし、α7R Vで大きくクロップして認識する程度であり、顕著な画質低下ではありません。F4-5.6まで絞ると画質が向上します。

四隅

中央や周辺部と比べると細部の描写が甘く、像が少し流れているように見えます。シャープな結果を得たい場合は最低でもF8、できればF11まで絞りたいところ。

まとめ

このテスト後にレンズに不具合が発生したため、遠景テストの結果は今のところ暫定的なものとなっています。今のところ、F2.8からフレーム全域でシャープとは言えないものの、広い範囲は実用的な結果。フレーム隅までシャープな結果が欲しい時はF8-F11まで絞るのがおススメです。代替サンプル到着後、再テストでフレーム隅の結果に改善が見られた場合は記事を更新予定。

購入早見表

作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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