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ソニー FE 24-50mm F2.8 G レンズレビューVol.6 周辺減光・逆光編

ソニー「FE 24-50mm F2.8 G」のレビュー第六弾を公開。逆光時のフレアは良く抑えられ、ゴーストも状況によっては目立ちにくい。周辺減光は全体的にF2.8で目立つため、カメラ補正を適用しておいたほうが良さそう。

FE 24-50mm F2.8 Gのレビュー一覧

周辺減光

周辺減光とは?

フレーム周辺部で発生する不自然な光量落ち。
中央領域と比べて光量が少なく、フレーム四隅で露出不足となります。主に大口径レンズや広角レンズで強めの減光が発生。

ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)でカバーするため、ノイズ発生の原因となる点には注意が必要。特に夜景や星空の撮影などで高感度を使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。

24mm

ピント位置に関わらず強めの減光が発生します。これを抑えるためにはF4で足りず、F8くらいまで絞る必要があります。

35mm

24mmと比べて無限遠側は改善するものの、最短撮影距離付近でより強い効果が発生。F8まで絞っても隅の影響が残ります。

50mm

24mmや35mmよりも強めの減光が発生。最短撮影距離でも無限遠でも目立ちます。

逆光耐性・光条

24mm

フレアは良く抑えられていますが、ゴーストが多数発生します。強い光源をフレーム中央付近に配置する場合に顕著。光源がフレーム周辺・隅にある場合は絞った際にゴーストが目立ちます。

50mm

基本的には24mmと同じ傾向ですが、ゴーストの強度は若干低下。

光条

絞ることでF8付近から先細りするシャープな光条が発生。ピークはF11からF16あたり。

まとめ

小型軽量な大口径レンズの妥協点が目立つ周辺減光というのは予想できる範囲内。幸いにもカメラ側で補正が簡単な問題であり、実写で厄介と感じるシーンは少ないはず。高ISOを使った撮影(夜景や天体など)では減光補正がノイズ増の原因となるので注意が必要。 テストシーンでは逆光時のゴーストが目立ったものの、実写の絞り開放付近に大きな影響はありませんでした。フレアも良く抑えられており、まずまず良好な部類。光条はとてもシャープで綺麗な描写。偶数絞りほど主張の強い光条ではありませんが、F11~F16で使い勝手の良い光条が得られます。絞った際に若干のゴーストが発生しますが、小さいゴーストが多いので状況によっては目立たないかもしれません。

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