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オリンパス OM-D E-M1 Mark III 徹底レビュー【撮影体験 Part1 編】

このページではオリンパス製ミラーレスカメラ「OM-D E-M1 Mark III」のレビューを掲載しています。
連載8回目はカメラを実際に使ってみて感じたポイントを色々と書き連ねています。

操作性

基本的にはE-M1 Mark IIと同じコントロールレイアウトのカメラです。グリップやボタンはほぼ同じ。
しかし実際に使ってみると「別物」と感じることが出来るはず。主な違いは以下の通り。

  • マルチセレクターの導入
  • カスタムモードの枠増加&新機能
  • ファインダーの描写
  • ボタンカスタマイズの機能追加
  • マイメニューの搭載
  • INFO・MENUボタンの配置変更

兎にも角にもマルチセレクターの導入は大きい。素早くAFエリアを移動できるうえ、C-AF動作中にAFエリアを移動可能となっています。カスタムグループAFと組み合わせるとさらに使いやすくなります。フロントFnボタンを親指AFの代わりに使えばセレクターを操作しながらシャッターボタンとAF動作を分けることも可能。

カスタムモードは1枠増えたのみならず、「設定保持設定」や「カスタムモードの一時呼出機能」が追加されています。使いこなすことで、被写体に合わせたカスタマイズの自由度が向上し、シャッターチャンスへの対応力も強化可能。これを活かさない手はありません。

ファインダーとモニターの仕様は従来通りですが、ファインダーの見映えが変化。コントラストが抑えられ、モニター表示との差が小さくなっているように見えます。発色や輝度は従来通りですが、個人的には見やすくなったと感じます。

ボタンカスタマイズの仕様がE-M1Xと同じとなっています。前述したカスタムモードの一時呼出、後述する顔検出に関する機能、ISO専用ボタンなど。操作性を劇的に改善する機能ではありませんが、使いこなせば便利な機能が揃っています。

個人的に戸惑っているのがINFO・MENUボタンの場所。Mark IIでMENUボタンのあった場所にINFOボタンが配置され、押し間違えが多発します。さらにMENUボタンはカメラ左上へ移動してしまい、左手を使って操作する必要があります。INFOボタンとMENUボタンの配置が逆であれば問題なかったのですが…。

画質

E-M1 Mark II・E-M1Xと同じセンサーを使っているだけに基本的な画質は同じ。ただし、Mark IIほど撮影後の増感が無い(0.5EVほど)のでノイズが少し減ったと感じます。特に高感度ISOで無理な持ち上げが無いので見栄えの良い画質。
(Mark IIと違いダイナミックレンジがシャドウ寄りとなっています。Photons to Photosあたりが参考となるはず)

色再現性はとても良好で、ノイズによるディテール低下が気にならなければISO 12800までは利用できる印象。水族館ではISO3200~6400の使用が多かったものの、満足のいく画質だと思います。
フルサイズと比べると流石に見劣りするものの、APS-Cと比べて大きな差は無いはず。マイクロフォーサーズとしてはかなり良好。

もちろん過信は禁物。ダイナミックレンジの余裕はほぼ無いので、正確に露出を合わせる必要があります。高感度使用時に後処理でシャドウ持ち上げは厳しいです。

気のせいかもしれませんが、JPEG出力の仕上がり設定にも変化が見られます。
シャープネスはさらに大人しくなり、全体的にコントラストを少し抑えたE-M1X・E-M5 Mark IIIの流れを組む描写。
これが実効感度の違いから来るものなのか、仕上がり設定が見直されているのかは判断できません。少なくとも初代やMark IIより好印象な画質であるのは確か。

AF

追従性は従来通り。劇的な改善はありません。

撮影距離の離れた小さな被写体(例えば鳥類)をC-AFで追いかけると、微妙にピントを外したカットが多くなります。このあたりの挙動は本当に改善して欲しいところ。まだLUMIXのほうが使いやすいです。多少良くなったかな?という気がしないでもないですが…。

C-AF+TRの使い勝手も従来通り。被写体認識能力が甘く、正確に追従し続けることができません。E-M1Xの「被写体認識」と比べると雲泥の差。他社でも完璧な追従性とは言えませんが、平均的なパフォーマンスよりも少し見劣りしている印象があります。

グループエリアAFは”比較的”信頼性が高く、動体を追従しやすくなっています。オートエリアやC-AF+TRに頼らず、一眼レフのように使うと良い感じ。カスタマイズの自由が高いので煮詰めるとかなりいい感触を得られると思います。

組み合わせるレンズ次第でレスポンスはとても良好。デュアルVCMを搭載する「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」との組み合わせはバッチリ。特に至近距離の被写体を全力で追いかける際に適しています。

家族写真(顔・瞳検出)

これまでのオリンパス機と比べると実用性が遥かに向上しています。検出精度が向上し、検出後の粘りもまずまず良好。広角~標準域であれば快適に利用することが出来るはず。LUMIXのコントラストAFと比べるとレスポンスが良く、近距離でのシャッターチャンスに強い。

ただし検出後の追従性が完璧と言えず、動く子供相手だと顔検出がコマ切れとなりやすい。顔検出が途切れた瞬間、ピントが前景や後景に引っ張られることがあります。また、検出枠と合焦枠に遅延が見られます(G9より少し良好だがソニーほどでは無い印象)。

気になる点はあるものの、従来機と比べると間違いなく使いやすくなっています。顔検出機能のみならず、ボタンカスタマイズの新機能は活用すべし。

手持ちハイレゾショット

三脚ハイレゾショットほどの解像性能は得られないものの、高画素化+低ノイズ化(それに伴う実用的なダイナミックレンジの改善)を期待できる撮影モードです。8枚合成の三脚ハイレゾショットと異なり、16枚合成となるのでスローシャッター時の撮影時間に注意が必要。

E-M1Xと同じく、低速シャッターでも撮影成功する可能性が高い。ノイズ低減効果が高いのでISO1600前後で夕景・夜景を撮影するのもアリ。被写体によって残像が不自然に写ってしまうものの、使えるシーンは割と多いと思います。

合成時間は従来通り。新型画像処理エンジンによる大きな改善は見られません。

ライブND

手持ちハイレゾショットと同じくE-M1Xから移植された新機能。
基本的にはライブコンポジットですが、疑似的にNDフィルターを使ったような撮影体験が出来る機能です。主な特徴は以下の通り。

  • シャッタースピード優先AE
  • 設定数値は60~1/2秒
  • ライブビューで仕上がりを確認可能
  • ND2~32で効果の調整が可能(合成枚数の増減)

海や川・滝などの撮影で真価を発揮する機能。合成画像なので、光跡を写すとコマ切れとなってしまうので注意が必要です。
また、ND効果やシャッタースピードには上限があるので屋外晴天での使用は厳しい。本物のNDフィルターと組み合わせて使うのがおススメ。
(上の写真はND500とライブND32相当を組み合わせて撮影しています)

屋外晴天ならND500~ND1000、日陰・曇天ならND16~64のNDフィルターと組み合わせると良い感じです。

バッテリー

従来通り「BLH-1バッテリー」を使用しています。比較的バッテリーライフが長く、急速充電に対応しているのでこれと言った不満はありません。
さらにUSB充電・給電(給電はUSB-PD専用)にも対応しているので予備バッテリーの必要性も低下しています。ただし、バッテリーグリップ「HLD-9」使用時に追加グリップ側のバッテリーは充電されないので注意が必要。詰めが甘いぜオリンパス!ボディ側のバッテリーを充電するのに「HLD-9」を取り外す必要が無くなったのは歓迎すべき点と言えるでしょうか。

実写体験の雑感

スペックシートでは見えてこない使い勝手の良さ

スペックシートだけ見比べるとMark IIとの差が分かり辛いですが、じっくり使ってみると改善点が多いカメラです。使い方次第で明らかに別物のカメラと感じるはず。とは言え、Mark IIにもファームウェアアップデートで対応できそうな改善点が多く、今後のアフターサービス次第でMark IIとMark IIIの差は縮まるかもしれません。

Mark IIと比べて差額分の価値はあるか?と言うと人それぞれだと思いますが、少なくとも私はその価値があると思います。現在、買い方次第(キャッシュバックキャンペーンを含め)で実質15万円程度で購入できるので、今から買うならMark IIIがおススメ。

Mark IIから乗り換える必要があるか?と言うと悩ましいところ。マルチセレクター・新機能・カスタムモードの新仕様などを考慮すると、Mark IIの使い方を全面的に見直す必要があります。(新機能・新操作システムを活用しなければMark IIとさして変わらない)

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