「PERGEAR 50mm F1.4」のレビュー第五回 周辺減光・逆光編を公開しました。
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簡易的なまとめ
小型軽量なレンズとしては、周辺減光や口径食は適度に抑えられています。F1.4での減光効果は確かに目立ちますが、過度ではありません。
一方、逆光時のフレアは明確に問題となる場合があります。特に強い光を中央や周辺のフレームに入れた場合に顕在化する可能性あり。影響を受けない場合もあるため「逆光に対して繊細」とまではいかないものの、強い光源には注意が必要です。
幸いにも、絞ると影響を抑えることができ、F5.6付近から綺麗な光条が得られます。状況によっては逆光シーンが強みと感じるかもしれません。
For a compact, lightweight lens, vignetting and chromatic aberration are reasonably well controlled. While the light falloff at f/1.4 is certainly noticeable, it isn’t excessive.
On the other hand, flare in backlit situations can be a definite problem. This is particularly likely to occur when strong light enters the center or edges of the frame. Although the lens isn’t completely immune—so it wouldn’t be described as “sensitive to backlighting”—caution is still advised when shooting with strong light sources.
Fortunately, stopping down reduces this effect, and you can achieve beautiful sunstars starting around f/5.6. Depending on the situation, backlit scenes may even be seen as one of this lens’s strengths.
PERGEAR 50mm F1.4のレビュー一覧
- PERGEAR 50mm F1.4 レンズレビューVol.5 周辺減光・逆光編
- PERGEAR 50mm F1.4 レンズレビューVol.4 ボケ編
- PERGEAR 50mm F1.4 レンズレビューVol.3 諸収差編
- PERGEAR 50mm F1.4 レンズレビューVol.2 遠景解像編
- PERGEAR 50mm F1.4 レンズレビューVol.1 外観・操作編
周辺減光
周辺減光とは?
周辺減光とは、画面の中央に比べて四隅や周辺部分が暗く写る現象。英語では「ビネッティング(Vignetting)」とも呼ばれる。
本来は画面全体が同じ明るさで写るのが理想ですが、レンズの構造上、周辺部へ届く光の量が中央より少なくなることがあります。その結果、写真の四隅がわずかに暗くなり、特に青空や白い壁など均一な被写体を撮影すると目立ちやすい。
周辺減光は広角レンズや大口径レンズで発生しやすく、開放F値付近で最も強く現れることが多い。レンズを1〜2段ほど絞ると改善する場合が多く、近年のミラーレスカメラではソフトウェア補正によって自動的に軽減。
一般的には欠点として扱われるものの、必ずしも悪い現象とは限りません。画面の四隅が暗くなることで視線が中央へ集まりやすくなり、ポートレートやスナップ写真では雰囲気作りに役立つ場合もあります。そのため、あえて補正せずに利用する写真家もいるくらい。
- 良好
- 周辺減光
ソフトウェアで簡単に補正できる現象ですが、露出不足を後処理の補正(増感)で補うため、センサー由来のノイズが発生する原因となる点には注意。特に夜景や星空の撮影などで高感度ISOを使う場合はノイズが強く現れる可能性あり。
最短撮影距離
- F1.4
- F2.8
F1.4の絞り開放で周辺に穏やかな減光効果あり。2段絞ると改善しますが、四隅にうっすらと減光効果が残ります。
無限遠
- F1.4
- F2.8
最短撮影距離よりも少し強めの減光効果が発生。F2.8まで絞ると緩和しますが、近距離よりも強めの減光効果が残ります。
逆光耐性
逆光耐性とは
逆光耐性とは、太陽や強い照明が画面内、または画面のすぐ外にある状況で、画質をどれだけ維持できるかを示す性能。
逆光下では、レンズ内で光が反射・散乱することで「フレア」や「ゴースト」が発生。フレアは写真全体が白っぽくなってコントラストが低下する現象で、ゴーストは光源の形をした模様や色付きの像が画面内に現れる現象。
逆光耐性が高いレンズは、強い光源が画面内にあってもコントラストや色の再現性を維持しやすく、フレアやゴーストの発生も少ない。近年のレンズでは特殊コーティングの採用により大幅改善。
ただし、逆光耐性が優れていても完全にフレアやゴーストをなくすことは難しい。特に超広角レンズやズームレンズでは光学設計上の制約から発生しやすい場合があります。
レンズレビューで「逆光耐性が優秀」と評価される場合、太陽を画面に入れた撮影でも画質の低下が少なく、安定した描写が期待できることを意味しています。
中央
絞り開放付近で目立つフレアが発生します。コーティングがしっかりとしている日本メーカー製のレンズと比べると、フレアの影響度合いは段違い。絞ると改善しますが、ゴーストが目立ちます。
隅
光源を隅まで移動すると、フレアの影響は緩和します。ただし、光源がより中央付近にある場合、フレアがの影響が強くなります。
光条
光条とは
光条とは、太陽や街灯などの強い点光源から放射状に伸びる光の筋のこと。英語では「サンスター(Sunstar)」とも呼ばれる。
光条は主にレンズを絞ったときに発生しやすく、絞り羽根の枚数や形状によって見え方が変化。例えば、夜景の街灯が星のように見えるのは光条の効果によるもの。
光条がシャープで均一なレンズは、風景写真や夜景写真を好む撮影者から高く評価されます。一方、光条が太かったり不揃いだったりすると、見栄えがやや不自然。
一般的に開放F値では光条はほとんど目立たず、F8〜F16程度まで絞ると現れやすくなる。ただし、絞りすぎると回折の影響で解像感が低下するため、光条の強さと画質のバランスを考慮する必要があります。
レンズレビューで「美しい光条が得られる」と評価される場合、夜景やイルミネーション撮影で点光源を印象的に表現しやすいことを意味しています。逆に「光条が不規則」と評価される場合、光の筋の長さや形が揃わず、やや雑然とした印象になることを示しています。
実写で確認
F5.6でも先細りするシャープで明瞭な光条です。絞るととさらに明瞭となりますが、F5.6でも実用的な描写。
- F5.6
- F8.0
- F11
- F16
まとめ

小型軽量なレンズとしては、周辺減光や口径食は適度に抑えられています。F1.4での減光効果は確かに目立ちますが、過度ではありません。
一方、逆光時のフレアは明確に問題となる場合があります。特に強い光を中央や周辺のフレームに入れた場合に顕在化する可能性あり。影響を受けない場合もあるため「逆光に対して繊細」とまではいかないものの、強い光源には注意が必要です。
幸いにも、絞ると影響を抑えることができ、F5.6付近から綺麗な光条が得られます。状況によっては逆光シーンが強みと感じるかもしれません。
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作例
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