YONGNUO「YN50mm F1.8 DF DSM Z-mount」のレビュー第三弾を公開。今回は恒例の撮影地点からレンズの遠景解像性能をチェックしています。
YN50mm F1.8 DF DSMのレビュー一覧
- YN50mm F1.8 DF DSM レンズレビューVol.3 遠景解像編
- YN50mm F1.8 DF DSM レンズレビューVol.2 解像力チャート編
- YN50mm F1.8 DF DSM レンズレビューVol.1 外観・操作性・AF編
遠景解像力
テスト環境
- 撮影日:2022年12月5日 くもり 微風
- カメラ:Nikon Z 7
- 三脚:LS-365C
- 雲台:SUNWAYFOTO GH-PRO II
- 露出:ISO100 絞り優先AE
- RAW:Adobe Lightroom Classic CC
・シャープネスオフ
・ノイズ補正オフ
・レンズ補正オフ
テスト結果
手ごろな価格の中国レンズメーカー製AF 50mm F1.8としては非常に良好な結果です。抜群のシャープネスではありませんが、F1.8からフレーム全域で安定感のある描写で、破綻している領域がないのは好印象。F5.6付近まで絞ると隅まで非常に良好な結果を得られる点で近距離の解像力チャートと同じ。
中央
絞り開放のディテールはわずかにソフトですが、F2.8まで絞ることでコントラストが改善します。以降に顕著な改善は見られず、非常にシャープな結果が回折の影響まで続きます。
周辺
全体的に中央と同じような傾向が続きます。F5.6~F8がピークですが、F1.8と見比べて顕著な画質差はありません。
四隅
中央や周辺部と比べて細部がソフトな印象を受けますが、細かいことを言わなければ非常に安定感のある描写です。絞ると徐々に改善し、F5.6付近で非常に良好なピークの結果が得られるようになります。
今回のまとめ
低価格の50mm F1.8 AFレンズとしては非常に安定感のある光学性能です。もしも、このレンズを3万円台前半で手に入れることが出来たのであれば、コストパフォーマンスが非常に良好と感じることでしょう。絞り開放からZ 50mm F1.8 Sほどの切れ味はないものの、程よくシャープで、周辺部や隅まで極端な画質低下がありません。
パッと見た限りでは、コマ収差もよく補正されているので、F1.8を活かした夜景や星空、イルミネーションの撮影にも利用できると思います。ディテールが重要となる場面ではF5.6付近まで絞ったほうが良いですが、絞り開放の性能はダブルガウス発展型の安価レンズと比べてはるかに良好な結果を期待できます。個人的にはおススメの一本。
購入早見表
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作例
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