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Photons to PhotosがEOS R10のダイナミックレンジテストの結果を公開

Potons to Photosがキヤノン「EOS R10」のダイナミックレンジテストの結果を公開。Kiss Mとよく似たセンサーながら、ダイナミックレンジや低照度ISOの結果が改善しているみたいですね。

Photons to Photos

  • 最近のキヤノンカメラと同じく、低ISOでノイズリダクションの影響が見られる。
  • X軸はカメラ設定のISOなので、機種比較時は注意してほしい。
最大PDR 低照度ISO 低照度EV
EOS R10 10.54 1810 9.18
EOS R7 10.49 2213 9.47
EOS Kiss M 9.84 1409 8.82
Z 30 10.54 2442 9.61
Z fc 10.54 2450 9.62
Z 50 10.53 2406 9.59
α6400 10.51 2470 9.63
X-T30 10.47 3645 10.19
E-M5 III 9.69 2475 9.63

(手が加わっているようですが)イメージセンサーこそ少し古さを感じるものの、最新のプロセッサやAFシステム、コントロールレイアウトを導入した、比較的手ごろな価格のAPS-Cミラーレスですね。この価格帯では競合他社を含めて珍しい被写体検出AFに対応し、SD UHS-II対応の高速書き込みが可能なカードスロットや、ジョイスティック搭載など、従来のキヤノンからは考えられないような充実した機能を備えたカメラに仕上がっています。

Photons to Photosのテスト結果を確認すると、EOS R7と似たようなパフォーマンスを発揮。高解像のEOS R7センサーと比べて優位性が無いのは残念ですが、この辺りは価格を考慮すると妥協すべきポイントと言えるかもしれません。EOS Kiss Mなどで採用している、従来の2400万画素 DPCMOSセンサーと比べるとダイナミックレンジや低照度ISOの数値が改善しているのは面白いですね。特にダイナミックレンジは競合他社と同程度の結果が得られている模様(ベースISO以外は僅かに性能が見劣りするようですが…)。

注意点として、ISO800より手前ではRAWにノイズリダクションが適用されている痕跡があるようです。影響は軽微だと思われますが、点像再現性が重要となる天体撮影などでは気を付けるポイントとなるかもしれません。そのような場合はISO 800以降を利用することでノイズリダクションを回避することができる模様(ただし、ISO 6400以降もNRの影響があるようです)。

私もEOS R7に加えてR10を購入。少なくともベースISO感度でダイナミックレンジが不足するとは感じませんでした。ハイライトは競合他社と同程度まで粘り、シャドウもまずまず良好に復元可能。ただし、電子シャッター時はシャドウ側のダイナミックレンジが少し狭くなるので注意が必要です。

ISO感度ノイズはPhotons to Photosのテスト通り。Kiss Mよりは改善しているかもしれませんが、高解像のEOS R7よりもノイズが多く、Z 30やX-T30のような競合他社と比べると、さらに差が広がります。悪くは無いけども、強みとは言えない領域かなと。

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