ニコン Z 8 ハンズオン外観と起動時間やシャッター音の確認

ニコン「Z 8」のレビューに先立ち、カメラの外観やメニュー一覧、シャッター音やローリングシャッターの影響を確認するページを公開しました。

Z 8のレビュー一覧

カメラのおさらい

概要
発売日	2023年5月26日	初値	539,550円
主な仕様
センサー	積層型	解像度	4,570万画素
手振れ補正	6段	除塵機能	超音波
プロセッサ	EXPEED 7	メモリーカード	CFe B + SD II
AF	ハイブリッド	測距点	493点
被写体検出	対応
連写速度	20fps	シャッター	1/32000～900s
連写枚数	RAW★ 1000	プリ連写	対応
動画	~8K 60p	動画圧縮	ALL-I / LGOP
Logなど	N-log / RAW	撮影時間	無制限
ファインダー	0.5型 x0.8 369万dot	LVフレームレート	-120fps
モニター	3.2型 210万dot	モニター可動	4軸チルト
Wi-Fi	2.4-5GHz	Bluetooth	5.0
NFC	-	GPS	-
USB	通信専用 / 充電給電	マイクなど	3.5mm/3.5mm
サイズ・重量など
サイズ	144×118×83mm	防塵防滴	対応
重量	910g	ボディ素材	マグ / Sereebo P
バッテリー	EN-EL15c	追加グリップ	MB-N12
付属品

2023年5月に発売された7台目となるニコン製フルサイズミラーレスカメラ。イメージセンサーとプロセッサはハイエンドモデルである「Z 9」から継承しており、高解像と高速性を併せ持つハイパフォーマンスは健在。Z 9と比べてスペックはほとんど見劣りしておらず、「mini Z 9」と呼んで差し支えないほど優れたスペックのカメラに仕上がっています。

主な違いは使用バッテリーと縦位置グリップのコントロールレイアウト。そしていくつかの出力ポートとメモリカードスロットのみ。Z 9のような縦位置グリップを必要とせず、長時間の動画撮影や内蔵GPSが必要なければ、コンパクトなZ 8がより手ごろな価格で入手することが出来ます。

一方でZ 7IIやZ 6IIと比べると一回り大きなカメラボディとなっており、決して携帯性の良いミラーレスカメラとは言えません。ただ、現状でZ 9に匹敵する高速性とAFを実現しているのはZ 8だけであり、これらが必要であればZ 8しか選択肢がありません。

価格をチェック

売り出し価格は53万円。非常に高価なカメラですが、似たような価格帯に「EOS R5」「α7R V」が存在しています。決して高すぎると言うことは無く、むしろ同価格帯の高解像センサー搭載モデルとしては唯一の「積層型」CMOSセンサーを搭載しているカメラです。見る人が見れば「安い」と感じるかもしれません。実際のところ5000万画素積層型CMOSセンサーの画質やAF性能は価格に見合うものなのか？今後のレビューでじっくりチェックしていきたいと思います。