このページでは一眼カメラ用交換レンズ「RF600mm F11 IS STM」に関する情報を収集しています。
データベース
最新情報
- 2020-07-09:量販店価格は96,800円(税込)、9月下旬発売予定とのこと。
- 2020-07-09:7月30日発売予定・699ポンドと噂されています。
- 2020-07-06:「RF600mm F11 IS STM」が近日中に正式発表される雰囲気となってきた専用の情報収集ページを作成しました。ひとまず現在の噂情報とレンズサイズの比較を掲載。
購入早見表
RF600mm F11 IS STM | |||
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レンズデータ
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参考:レンズ比較
EF600mm F4L IS III USM
RF600 | EF600L | |
レンズ構成 | 7群10枚 | 13群17枚 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) | |
最小絞り | 32 | |
最短撮影距離 | 4.5m | 4.2m |
最大撮影倍率 | 0.14倍 | 0.15倍 |
フィルター径 | 82mm | 差し込み52mm |
最大径×長さ | 93×199.5mm (沈胴時) 93×269.5mm (撮影時) |
Φ168mm×448mm |
質量 | 930g | 3050g |
海外の評価
PhotographyBlog
PhotographyBlog:Canon RF 600mm F11 IS STM?Review
- キヤノンRFマウント用の超望遠単焦点レンズだ。絞りはF11固定で変化させることは出来ない。回折光学系を使い、画質に影響を与えることなくレンズの小型軽量化を実現している。
- 「RF800mm F11 IS STM」の派生モデルだ。800mmでは長すぎたり、大きすぎたりする場合に600mmを選ぶと良いだろう。このレンズは比較して遥かに短く、僅かに軽量であり、光学手ぶれ補正の効果も高い。
- 非常に長い焦点距離を考えると、驚くほどコンパクトで軽量だ。重量は930g、沈胴機構を利用して収納時は全長199.5mmとなる。
- 驚いたことに、バッテリーグリップを付けなくてもEOS Rのような小型カメラと組み合わせてアンバランスと感じない。
- レンズ使用時は沈胴機構を引き延ばし、レンズを269.5mmまで伸ばす。
- 左側面にはフォーカスリミッター・AF/MF・手ぶれ補正のスイッチがある。
- フォーカスリングはしっかりと握るだけの十分なサイズとグリップを備えている。電子制御だがとても滑らかに動作する。
- 他のRFレンズと同様、コントロールリングを搭載している。
- 前1/3は隆起を伴うゴム製素材で覆われており、手でレンズを支える時に役立つ。
- レンズには三脚に搭載するためのネジ穴がある。残念ながら鏡筒に組み込まれているため、回転させることは出来ない。
- 逆光耐性を向上させるレンズフードは別売りだ。残念ながら高価なオプションパーツである。追加投資は必要だが、購入することをおススメする。
- EOS Rとの組み合わせでオートフォーカスは大部分の状況で静かで正確、そして高速に動作する。
- 5段分の手ぶれ補正を搭載しており、これは良好に動作する。遅いシャッタースピードを利用する際に良好な結果を得ることが可能だ。
- 見た目に反して防塵防滴には対応していない。
- 色収差はほぼ完全に補正されている。
- 周辺減光は四隅で若干の減光が見られる。
- 歪曲収差は全く目立たない。
- ボケの評価には個人差があると思うが、我々の見解としてはとても心地よい描写に見える。
- シャープネスは中央から端まで完全に許容範囲だが、多くのRFレンズほどシャープな描写ではない。
「RF800mm F11 IS STM」より小さく、短く、軽く、そして低価格だ。さらに光学手ぶれ補正が強化され、より短い最短撮影距離を備えている。800mmでは長すぎる場合はこのレンズを選ぶと良いだろう。
手持ち撮影には十分な軽さであり、持ち運ぶ際には十分コンパクトだ。ボケは心地よく、オートフォーカスは静かで高速である。これで600mmの単焦点レンズが850ポンド未満だ。
しかし、F11と暗いレンズであるため、高感度ISOの使用から逃れることは出来ない。また、防塵防滴仕様では無く、三脚座の仕様や沈胴機構の耐久性には疑問符が付くかもしれない。そして必須のレンズフードが付属していないのは残念だ。
しかし全体的に見ると、RF800mmと同じく(利便性のために)清々しいほど思い切った試みのレンズだ。強くおススメできる。
Digital Camera World
Digital Camera World:Canon RF 600mm f/11 IS STM review
- 「EF600mm F4L IS III USM」は全長0.5m、重量3Kg以上の大きなレンズだ。対照的にこの「RF600mm F11 IS STM」は全く異なる体験を提供してくれるレンズだ。
- 沈胴機構を備え、レンズは200mmに縮小するうえ、撮影時も270mmと比較的短い。
- 回折光学系を採用し、さらにF11と比較的狭いレンズ口径により、直径93mmとスリムで、930gと比較的軽量だ。
- さらに遥かに手頃な価格で魅力的なレンズである。
- 開発コンセプトはダウンサイズに重点を置いており、開放F値はF11と狭い。ただし、EOS RシリーズのDPAFシステムでは問題なく動作する。
- 超望遠レンズで絞りをF11以上に絞る必要性はあまり感じない。つまりF11固定は理に適っている。
- 回折光学系はレンズの小型化に寄与するだけでなく、色収差の低減も期待できる。
- オートフォーカスはスクリュードライブタイプのステッピングモーター駆動だ。ギアタイプのステッピングモーターと比べて高速かつ静かに動作する。
- ビルドクオリティは「コンシューマーグレード」らしく、レンズフードが別売りで、防塵防滴にも非対応だ。
- オートフォーカスは4.5mから12mの近距離にレンジを制限することが出来る。
- 手持ち撮影に十分な軽さだが、鏡筒には三脚や一脚を取り付けることが出来るネジソケットが組み込まれている。大部分の超望遠レンズと異なり、三脚リングを持たず、レンズに固定されたネジソケットである。このため、三脚リングを回転させてフレームを回転させることは出来ない。
- EOS R5と組み合わせたところ、高度な追従AFを十分に活用出来るだけでなく、高速かつ間違いなく正確に動作した。
手ぶれ補正はEOS RPと組み合わせても1/30秒で一貫したシャープネスを実現し、1/15秒でもかなり高い成功率を得ることが出来た。 - 画質は全ての面で印象的だ。とても素晴らしいシャープネスとコントラストを備えている。カメラ内補正をオフにしても色収差や歪曲収差は無視できる。逆光耐性も優れているが、レンズフードに投資する必要がある。
- ラボテスト
ーシャープネスはフレーム全体で良好だが、EOS R5との組み合わせでピークの性能が2000lw/ph未満であるのは少し残念だ。「RF70-200mm F2.8L IS USM」は比較してズームレンジ全域でF2.8-8の間でかなり高い数値を得ることが出来た。
ー色収差は極僅かで、高コントラストのシーンでわずかに目立つ可能性がある。
ー歪曲収差は最小限の糸巻き型だ。直線的な被写体を撮影しない限り目視できないはずだ。
回折光学系と沈胴機構を最大限に活用した驚くほどコンパクトで軽量な600mmだ。見事な画質に加え、高速で実質無音のステッピングモーターと高性能手ぶれ補正が組み合わさり、手持ち撮影時のシャープネスが向上している。絞りはF11固定だが、全体的にレンズは扱いやすい。
パフォーマンスに不足はなく、小型軽量で手持ち撮影に最適化されている。超望遠レンズとしては手ごろな価格設定で、価値のある一本だ。
長所:強力な望遠域・比較的小型軽量・オールラウンドな性能
短所:F11固定・耐候性なし・レンズフード別売り
Lensrentals
Lensrentals:Taking Apart the Canon RF 600mm f/11 IS STM
- このレンズを買ったばかりの私は、高額な広角レンズのわずかな解像力の違いについて詩的な文章を書くような男である。
- 私は月に一週間、野生動物保護区の隣の池にある別荘で過ごす。写真撮影が目的では無いため、多くの機材を持っていくことは無い。しかし時々、本当にクールな鳥や爬虫類を見かけると。写真を撮りたいと思うことがある。
- このため、私はRF600mm F11 IS STMを購入した。
- 前日にレンズが届いたので、アーロンが分解して何が入っているか見てみようと提案してきました。数時間後に出発する予定だったが、いつもやっていることなので、分解には自信があった。
- F11とはいえ、600mmがわずか2ポンドというのは前代未だ。「EF400mm F4 DO IS II USM」と同じで回折光学素子を用いている。空気層のある回折光学系と比較して、ギャップレス設計は軸上色収差やリング状のフレアが低減され、コントラストの向上が可能だ。
- 沈胴機構を除けば外観は標準的だ。沈胴機構でレンズが伸び、中はほとんど空気である。我々はこのレンズが簡単に分解できると思っていた。(ナレーションの声:しかし、それは簡単でも無ければ面白いものでも無かった)
- 三脚座のプレートはかなり重く頑丈なものだった。
- レンズマウントは一般的なものだ。バヨネットは7本のネジで固定されている。多めのネジで固定されているが、プラスチックと接合していることを考えると良い考えのように見える。
- 耐候性のあるレンズでは無いが、おそらく摩擦を生み出すための素材として、いくつかフェルト生地が備わっている。
- ほぼレンズ全長に渡る、頑丈な金属片が組み込まれている。ある程度の剛性が確保されているのだと思う。
- レンズの設計は典型的なキヤノンレンズのようには見えない。
- 鏡筒と鏡筒の接合部はどちらもプラスチックだが、2重のネジで接合され、かなり頑丈に見える。
- フレキシブル回路はしっかりと固定されているため、取り外すのであれば大量のアルコールが必要となる。
- 接着剤を用いている箇所が多い。
- フィルターソケットはその箇所のみ取り外すことができる。このため、修理費は安くなるはずだ。
- 電子機器は通常のキヤノンレンズとは異なるように見えるが、光学機器はまさにキヤノンだ。
前玉を露出させるまでに、我々は3時間以上かかった。まさか接着剤を外すことになるとは想定外だ。
コアの光学的な構造は非常にキヤノンらしいものだったが、電子構造は複雑で、少なくとも通常とはかなり異なった設計だ。レンズを組み立ててみると、沈胴機構付近の電子機器組み立てでミスがあったらしく、格納状態の認識を解除することが出来なくなってしまった。
何を学んだか?Canon RF 600mm f/11 IS STMを分解したくないということだ。人生は短い。これが壊れたら、キヤノンのサービスセンターに行く。
DPReview ハンズオン
DPReview:Hands-on with new Canon RF 100-500mm, 600mm and 800mm telephoto lenses
- 100-500mmの他にキヤノンはとても珍しいレンズを発表した。どちらも沈胴機構と回折素子を備えてサイズと重量を抑えている。
- 重量は930gであり、1Kg未満だ。82mmのフィルターを利用でき、収納時の全長はわずか200mmである。600mmの焦点距離を考慮するとこれら数値は印象的なものだ。
- 回折素子も役立っているのだろうが、異常なコンパクトさは沈胴機構を採用した革新的な設計だ。
- 一般的な沈胴機構と同じように、ロックを解除してレンズを引き延ばす仕組みだ。ロックを解除するには根本のリングを回転させる。
- 使用時の全長は270mmだ。
- レンズを小型サイズに維持している別の要素はF11固定の暗い絞り値だ。一眼レフでこのような暗いレンズを操作するのは厳しが、電子ファインダーのミラーレスでは問題とならない。
- さらにF22まで対応するデュアルピクセルCMOS AF IIにより、F11のレンズにテレコンを装着してもAFを利用することが出来る。
- 絞り羽根が存在しないため、絞ることは出来ない。
- 5段分の光学手ぶれ補正を搭載している。EOS R5・R6と組み合わせても補正効果が向上するとは述べられていない。
- ステッピングモーター駆動はナノUSMほど高速では無いが、それでも効果的で静かな駆動方式である。
- RF800mm F11はRF600mmとよく似たレンズだが、少し大きく、重くなっている。そして少しレンズ構成枚数が多い。
- 収納時の全長はRF600mmの使用時とほぼ同じ長さである。RF800使用時は全長が352mmとなる。ミラーレンズよりも長いが、従来の800mmと比べると非常にコンパクトだ。
- RF600mmと比べてフィルターサイズは95mmと大きくなる。
- 光学手ぶれ補正は同じく4段分だ。
- 最短撮影距離は6mとなり、RF600mmと比べて長い。
- どちらも7月末にそれぞれ699.99ドル・899.99ドルで発売予定だ。
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