このページではシグマ製ミラーレス「fp」について情報を収集しています。
最新情報
- カメラのキタムラでSIGMA fp ボディが1万円オフクーポン対象【更新】 2023年7月5日
- シグマがフォルスカラーなどに対応する「fp」メジャーアップデート「Ver4.00」を公開 2022年4月21日
- シグマが「fp」用メジャーアップデート「Ver3.00」を公開 2021年6月3日
- シグマが「fp」の最大3万円キャッシュバックキャンペーンを告知【2021春】 2021年3月10日
- Kolari Visionがシグマ「fp」の分解レビューを公開 2020年10月8日
- シグマはコロナ禍の中でfpとマクロレンズの売上が伸びた 2020年9月17日
- IMAGING RESOURCEがシグマ「fp」のISO感度別作例を公開 2020年4月22日
- シグマが「fp」用Ver1.02と交換レンズのファームウェアアップデートを公開 2020年3月18日
データベース
ブログ
レビュー
- Cinema5D
- EOSHD
- DC.World
(抄訳記事) - KoLari Vision
(抄訳記事) - The Phoblographer
- 価格コム
レビュー/口コミ
作例
購入早見表
SIGMA fp | |||
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対応アクセサリー
Li-ionバッテリー BP-51 | |||
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SIGMA BC-71 | |||
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SIGMA LVF-11 | |||
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ラージハンドグリップ HG-21 | |||
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SIGMA CR-41 | |||
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SIGMA CN-21 | |||
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SIGMA BC-71 | |||
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SIGMA SAC-7P | |||
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ベースプレート BPL-11 | |||
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他社ミラーレスとのサイズ比較
更新履歴
- 2020-06-25:メジャーアップデート「Ver2.00」が公開されました。
- 2020-03-18:予告していたファームウェアアップデートが公開されました。
- 2020-01-27:DC.Worldがレビューを掲載しています。
- 2019-11-08:シグマがファームウェアアップデート「1.01」を公開しました。
- 2019-10-25:発売となりました、作例・参考リンクを部分的に追加。
- 2019-10-10:予約販売が開始されました。
- 2019-10-07:今週にでも予約販売が開始されると噂されています。
- 2019-09-30:シグマがfpの3Dデータを公開しました。
- 2019-09-27:シグマが19日・26日に体感イベント開催と告知しています。
- 2019-07-11:正式発表されましたので「fp」専用の情報収集ページを作成しました。
海外の評価
Kolari Vision
Kolari Vision:THE SIGMA FP DISASSEMBLY AND TEARDOWN
- シグマ初のフルサイズミラーレス「fp」は様々なレビューサイトで非常に有能なカメラとして有名になった。
- フルサイズミラーレス市場が過熱した2019年に登場したが、シグマ「fp」は数多くのフルサイズミラーレスの中でも際立った存在だ。この動画に特化したデザインは赤外線カメラへの改造にも最適である。
- シグマのカメラはIRカットフィルターの取り外しが可能で、以前から注目していた。(例えばSigma sdシリーズ)
- 外装は箱型で非常に頑丈な作りだ。エルゴノミクスの好みに関係なく、ハイクオリティだ。そして、分解が簡単だ。
- 外装のネジは一部が隠れているが外すのは容易い。
- 背面カバーを外すと大きな銅板とヒートシンク材料が目に付く。これが内部の熱を外に逃がしているのだろう。ここ最近の動画撮影時の発熱論争を考慮すると、このようなデザインがプロユースに適しているかどうかの違いを生んでいるのだろう。
- 2000ドルのフルサイズカメラとしては内部が非常にシンプルだ。最も注目すべきはメカニカルシャッターやファインダーを搭載していないことだろう。主要コンポーネントを省略すると、どれほど簡素化できるのか見ることが出来るのは興味深い。
- メイン基板を取り外すと、近年ではあたりまえとなっているボディ内手ぶれ補正が見当たらないことに気が付くはずだ。(電子手ぶれ補正は利用可能)
- 非常にシンプルなデザインのため、分解レビューはとても短い。
Digital Camera World
Sigma fp review
- メカニカルシャッターを完全に排除しているため、電子シャッターのみで動作する。静止画でパン撮影したり、動きの速い被写体を撮影すると「ローリングシャッター」の影響が出る可能性が高い。さらにフラッシュの同調速度は最速で1/30秒と非常に遅い。
- タッチパネルを備えているがタッチAFのみ対応しており、メニュー画面には利用できない。
- 素早く設定を変更したい時はQSボタンを利用するのがおススメだ。
- ログ・LUT機能を備えていないが、CinemaDNG機能を搭載している。「Tone」ボタンからコントラストの微調整も可能だ。
- ハリウッド映画で流行っている「ティールアンドオレンジ」と言ったカラーオプションが存在する。
- fpのコンパクトデザインは色々と省かれた上で成り立っている。電子ファインダー非搭載や固定式背面モニター、カメラグリップなし、そして内蔵フラッシュを搭載していない。フラッシュが必要な場合は別途フラッシュアダプターを用意する必要がある。
SIGMA fp単体を購入して完結できるユーザーは少ないはずだ。追加でグリップやビューファインダー、ホットシューユニットなどを購入する必要がある。 - ボディは防塵防滴仕様のアルミニウム合金製だ。
- カメラ上部のスイッチを切り替えることで静止画と動画モードを切り替えることができる。二つのモードはインターフェースが全く異なる。
- ストラップホルダーを外すと1/4ネジ穴を別の目的で利用することが出来る。
- バッテリーは1200mAh NP51だ。パナソニック「DMW-BLC12」と互換性があるので予備を見つけやすい。
- 対応メディアはSDカードでシングルスロットである。XQDやCFexpressでは無いので、CinemaDNGを記録する場合はV60より高速なSD UHS-IIカードを用意する必要がある。
カメラの可能性を最大限まで引き出すつもりならSSDを用意するべきだろう。(10biti/12bitの録画には外部レコードが必要) - 高解像の動画機能はカメラの発熱との戦いでもある。シグマは大きなヒートシンクを導入しており、210万ドットモニターの裏に配置している。受動的な冷却システムなので録画中に冷却音が入ることは無い。
- オートフォーカスはコントラスト検出方式だが、驚くほどキビキビとしている。45mm F2.8との組み合わせで静止した被写体相手ならばライバルと比べて見劣りしていない。
高速処理のプロセッサーとレンズのアクチュエーターが功を奏しているのだろう。 - 顔・瞳検出も良好に動作するが、C-AFは動作が粗い。動画撮影でピントが背景に抜けると、被写体に復帰するまで時間がかかる。
- 18コマ秒連写が可能なカメラだが、バッファは僅か12コマと少ない。連写したら1秒未満でバッファが詰まってしまうだろう。
- 電子手ぶれ補正を備えているが、静止画ではJPEG専用だ。
- HDR機能は今のところ静止画専用だが、将来的に動画でも利用可能となる。
- 静止画の画質はラボテストでも実写でも非常に良好だ。解像度・ノイズ耐性・ダイナミックレンジは2400万画素のライバルと互角である。
- ボディサイズが小さいのでリグを組むのが簡単だ。さらにジンバルでバランスを取りやすい。
- カメラの応答性は非常に良好だ。
- LUMIX S1・Z 6・α7 IIIと比較して、ISO3200まで同等のディテールを維持している。ノイズ耐性は良好だが、S1やα7 IIIと比べて僅かに劣っている。ダイナミックレンジは低感度時に立派なパフォーマンスを発揮しているが、ISO1600以降でS1・Z 6と差が大きくなる。
ミニチュアサイズで実用的、業務用デザインである「fp」の虜になるまでに時間はかからない。シグマは他のカメラメーカーと異なるアプローチで「fp」を投入し、競争の激しいフルサイズミラーレスにおいて素晴らしい選択となった。
カメラ単体はモジュールシステムの本体に過ぎない。静止画ユーザーがグリップ無しで使うのは戸惑うことだろう。しかし動画ユーザーにとって、リグを組むには丁度良いサイズとジョイントを備えている。
静止画ユーザーにとっては「面白いカメラ」で終わってしまうかもしれないが、ビデオグラファーにとってより魅力的な製品だと感じるだろう。
長所:小型軽量・モジュラーシステム・動画に適しているが静止画も良好
短所:シングルSDカードスロット・背面モニター固定・C-AFの信頼性が低い
ePHOTOzine
Sigma fp Review
- 本体にはグリップやホットシューが無い。これによりコンパクトなボディサイズを実現しており、必要に応じて別売りパーツを装着可能だ。
- 小型軽量なカメラだが、大きなLマウントレンズを使用するには少し小さすぎる。大きなレンズを使う場合は別売りグリップを装着するべきだろう。
- ボタンレイアウトは明瞭で分かりやすい。QSボタンでカメラ設定を素早く変更可能だ。
- メニューシステムは明瞭だ。3分割されたタブはCINEモードとSTILLモードで異なっている。ヘルプ機能は内蔵していない。グレーアウトしている項目に対する補足説明は無いので自分で判断する必要がある。
- ファインダーが無いので、必要に応じてLCDビューファインダーを購入しなければならない。
- モニターは固定式のため傾けることはできない。モニターは210万ドットと高解像で見栄えが良い。モニターサイズは少し大きく、視野角も良好だ。
- フォーカスポイントは49点だ。センサー全域をカバーするようなものでは無いが、広い領域をカバーしているのは間違いない。
- EV-5対応の低照度AFは暗所でのピント合わせを可能としている。しかし、時に合焦まで時間がかかることもあれば、ピントが合わない場合もある。
- バッテリーライフは公称値で280コマだったが、200コマの撮影後にバッテリーを交換する必要があった。予備バッテリーの購入をおススメする。
- パフォーマンス
・シャッターレスポンス:0.05秒
・45mmAF&シャッターレスポンス:0.35秒
・50mmAF&シャッターレスポンス:0.45秒
・連写 JPEG:18fps・20コマ
・連写 RAW:18fps・14コマ - 時々露出オーバーとなる。
- オートHDRは彩度が高い。
- 電子シャッター限定のためフラッシュ同調速度は1/30秒だ。さらに動きの速い被写体を撮影すると歪む可能性がある。
- ISO感度ノイズ
・ISO3200でディテールが低下し始めるまでノイズは良好に抑えられている。
・ISO6400でさらにディテールが低下する。
・ISO12800でさらにノイズが増加するものの、粒子状でフィルムライクな描写である。これはISO25600も同様だ。
・ISO51200でノイズがさらに増加し、画質への影響は強まる。
・ISO102400ではノイズが高く、彩度が著しく低下するので避けたほうが良い。 - ホワイトバランスの蛍光プリセットは蛍光灯や混合照明下で強い色被りが発生する。
- RAW動画は各ファイルが8.2MBであり、あっと言う間に記録メディアが一杯となる。USB出力で外付けSSDに記録が可能である。
- 動画撮影時にAFは遅くなる可能性がある。録画中のAFは避けるのが最善だ。
- 動画撮影時の画質とディテールはどちらも非常に優れている。
- このようなカメラが「ログ」や「フラット」プロファイルを備えていないのは奇妙だ。HDRモードはまだ実装していないが、後日ファームウェアアップデートでの対応が予定されている。
- マイク端子を備えているが、ヘッドホン端子が無い。
- 1999ポンドの本体価格は他の2400万画素ミラーレスと同程度だ。しかし、fpはファインダーやグリップ、ボディ内手ぶれ補正などを備えていない。これが価格に見合う価値を備えているかどうかは人による。
他に類を見ないデザインのカメラだ。多くの人は奇妙に見えるかもしれないが、一部の人にとっては役に立つデザインのはずだ。フラッシュやグリップなどをモジュラーシステムにより、必要な装備を後付けすることが出来る。
Foveonセンサーファンのためのカメラでは無く、一般的な用途のカメラでも無い。ファインダー非搭載、そしてフォーカスは最速と言えず、追従時の高速連写も期待できない。また、Lマウント用レンズは大部分が非常に大きくfpとは不釣り合いである。
静止画用カメラとして最適とは言えないが、シネカメラとして見るとエキサイティングな選択肢だ。アダプターを装着してキヤノンEFマウントレンズを使用することも可能である。
また、「最小のフルサイズミラーレス」これだけで購入する十分な理由となる人もいることだろう。
長所:フルサイズ2400万画素裏面照射型CMOSセンサー・非常にコンパクトなもモジュラーデザイン・拡張ISO感度 6?102400・18コマ秒連写・DNG RAW出力・世界最小のフルサイズミラーレス・オープンソースのボディデザイン・電子シャッター
短所:AFが遅い・ヘッドホン端子が無い・ファインダーを装着するとコンパクトで無くなる・ワイヤレスリモート撮影が無い・電子シャッター限定・手ぶれ補正非搭載・グリップ別売り
PhotographyBlog
不完全だが主に動画でポテンシャルのあるカメラ
- SIGMA fpは35mmフルサイズイメージセンサーを搭載する世界最小・最軽量のミラーレスカメラだ。Foveonセンサーではなく、裏面照射型2400万画素べイヤーセンサーを使用している。
- ボディは頑丈なアルミニウムダイカストを使用した防塵防滴仕様だ。大型ヒートシンクが組み込まれているので長時間の使用にけるカメラの過熱を防いでいる。
- メカニカルシャッターでは無く、電子シャッターを利用する。
- 現在市場に出回っている他社のミラーレスカメラとは似ても似つかぬデザインだ。ターゲット層はシネカメラユーザーだが、静止画ユーザーにも対応している。
- 112.6×69.9×45.3mmのサイズ、バッテリーとメモリーカードを含めて僅か422gだ。
- 軽量化されたカメラだが、代償としてファインダーやグリップが存在しない。その代わりにアクセサリーを装着してカスタマイズすることが出来る。動画界隈では一般的なアプローチだが、静止画・ハイブリッドユーザーにとって目新しいものとして写ると思う。
- カスタマイズによりボディサイズが大きくなったり、追加投資が必要な点に留意しておくと良いだろう。
- Lマウントレンズはまだ少ないが、アダプターでキヤノンEFマウントやシグマSAマウントのレンズを使うことが可能だ。しかし、シグマの一眼レフ用レンズは重く大きいのでfpにハンドグリップを装着しないと保持が難しい。
- 210万ドットの背面モニタは非常に良好だ。タッチパネルなのでタッチAFや再生時のスクロールで便利だ。メニュー操作には対応していない。
- JPEGと14bit RAW出力に対応している。RAWは一般的なAdobe DNG形式だ。
- 起動時間は約1.5秒かかる。
- 電子シャッターで18コマ秒と優れた連写速度を備えているが、実際には1回の連写で12コマまでしか連続撮影できない。
- カメラの露出モードに「オート・シーンモード」は搭載していない。
- 背面のコントロールホイールは少し緩くて不正確、そして応答しないことがあるため誤操作しやすい。コマンドダイヤルのほうがよほど良かったと思う。
- 3種類の測光モードを備え、簡単なオートブラケット機能も利用可能だ。
- フォーカス
・像面位相差システムでは無く、コントラスト検出システムを採用している。
・良光で高速・信頼性が高いシステムだが、低照度では遅くなりイライラすることがある。時おり、マニュアル操作でピント合わせを余儀なくされた。
・選択可能なフォーカスポイントは49点のみだ。
・顔・瞳検出は正常に動作する。
・MF操作中にOKボタンを押すと8倍拡大で確認することが可能だ。ただし、ピントを把握するための十分な倍率や明瞭さでは無い。 - フォーカスピーキングは白・黒・赤・黄色から選ぶことができる。
- 「ディレクタービューファインダー」機能により、カメラHUDをArri・Sony・Redなど主要なシネカメラと似たデザインに変更することが可能だ。fpをBカメラとする晴らしい機能だ。
- ログやLUTが無いのはシネカメラとして驚きだ。カラーオプションの「シネマ」「ティールアンドオレンジ」が最有力候補となる。
- Cinema DNGをカメラ内で再生することが出来ないが、将来的にファームウェアアップデートで追加予定の機能だ。
- アクセサリーシューを備えていないが、ホットシューユニットを装着することで利用可能だ。
- 電子シャッター限定のfpはフラッシュの同調速度上限が1/30秒と制限されている。スタジオでの撮影には適していない。
- バッテリーライフはかなり悪い。いくつか予備を手に入れておく必要がある。
- ボディ内手ぶれ補正を搭載していないため、電子手ぶれ補正か光学手ぶれ補正を利用することとなる。
- QSボタンから8つの主要な機能に素早くアクセス可能だ。
- シングルSDカードスロットはバッテリーと同じコンパートメントに格納されている。このため、三脚に搭載すると出し入れが出来なくなる。
- JPEG・RAWどちらもノイズをとても良好に処理している。
・ISO6?3200で素晴らしい結果となる。
・ISO6400~12800でノイズが目立つようになるがまだ良好だ。
・ISO25600~102400は非常用だ。
電子シャッターやグリップ・ファインダーなど一般的な音大もあるが、最も懸念すべきは時折不正確で遅いオートフォーカスとバッテリーライフ、そして機能が制限されているタッチパネルだ。
しかし、全体的にはかなり良い仕上がりだ。特に動画撮影が主な場合は可能性を感じるカメラである。
DPReview:Hands on
静止画も使える動画機
- SIGMA fpは世界最小のフルサイズミラーレスカメラだ。静止画/動画のハイブリッドプラットフォームとして高度にモジュール化されており、多くの静止画ユーザーには複雑と感じるほどの機能が備わっている。fpが映像製作を念頭において設計されたことは明らかだ。
- 112×70×45mmの大きさで、バッテリーとメモリーカードを含めて僅か422gのアルミ製ボディだ。センサーサイズを考慮すると非常に小型で軽量である。
- fpは「フォルテッシモ・ピアニッシモ」の略だ。
- 内蔵ビューファインダーやフラッシュ、グリップを省略して小型化を図っている。
- さらにメカニカルシャッターも搭載していない。最も大きな欠点はフラッシュ同調速度が非常に遅いこと、そしてローリングシャッターによる撮像の歪みやフリッカーの影響を受けやすい。
- カメラ背面にはタッチ操作に対応したモニターと4方向ボタンと4つのボタンがある。カメラ下部には主に動画撮影向けのボタンが揃っている。
- 基本的にフラットなカメラボディとなっているので動画用のリグを組みやすい。
- 金属製の追加グリップは面白い形状だ。
- カメラ上部のボタン配置はとてもシンプルだ。シャッターボタン・RECボタン・静止画/動画切替スイッチと電源スイッチを備えている。
- グリップ・ストラップ・三脚ネジ穴は全て1/4インチネジを使用する。
- fpは放熱用の大きなヒートシンクを備えている。空冷ファンが無いので動画撮影中にファンの音を拾うことが無い。ヒートシンクに繋がる通気口はカメラ内部に直接つながっている訳では無いので防塵防滴仕様に問題は無い。42点のシーリングで完全な耐候性を備えている。
- ホットシューが存在せず、外付けEVFは対応していない。ただし、背面モニターを×2.5倍で確認できるLVF-11ファインダーが用意されている。電子ファインダーほど柔軟性があるものでは無いが、動画撮影ではとても良好に機能する。リグを組んだ時にLVF-11が重宝するはずだ。
- ホットシューが必要な場合はHU-11ホットシューアダプターで利用可能だ。これで外部マイクやフラッシュなどのアクセサリーを追加可能である。HU-11と接続する差は独自6ピン端子でアダプターに電力を供給可能だ。
- 1/4ネジを活用して12bit CinemaDNG RAW動画を記録するSSDを固定することも可能だ。
- 数日間のハンズオンだったが、大部分で肯定的な印象のカメラだ。しかし、いくつか注意点もある。
・静止画用途としてはファインダーやボディ内手ぶれ補正が欠けている
・グリップが無いので追加グリップを検討するべき
・静止画で動体を撮影するとローリングシャッターの影響が出る可能性が高い - コントラスト検出AFは程よく高速で応答性が高い。しかし、全体的なパフォーマンスは市場でベストの競合カメラと比べて一歩遅れたものだ。さらにタッチAFは顕著な遅延が発生する。
実際のところ、fpは「静止画を撮影できるビデオカメラ」だ。動画撮影者にとってワクワクする機能が詰め込まれている。HDR動画やSSD経由での12bit RAW動画出力、ディレクターズビューファインダー機能など動画機に備わっているような機能が多い。
それが1,800ドルの希望小売価格で民生用として販売されているため、映像制作者にとって非常に強力な道具となる可能性がある。
DPReview:Hands-on: The Sigma fp is shaping up to be an impressive camera for video pros
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