富士フイルム「XF33mm F1.4 R LM WR」のレビュー第二回 解像チャート編を公開。
簡易的なまとめ
XF23mmF1.4 R LM WRほどではないものの、F1.4から良好な結果が得られる大口径レンズです。ベストな結果を得たいのであればF4くらいまで絞ったほうが良いものの、細部を重視しなければF1.4から全体的に実用的な画質。
4000万画素のAPS-Cセンサーでも撮影距離を選ばずに安心して使うことができます。高いだけのことはある。ただしコストパフォーマンスを念頭に置くと、VILTROX AF 35mm F1.7も要検討。
Though not quite matching the XF23mmF1.4 R LM WR, this large-aperture lens delivers excellent results from f/1.4. While stopping down to around f/4 yields the best results, its overall image quality remains perfectly serviceable from f/1.4 if fine detail isn't paramount.
It can be used with confidence at any shooting distance, even with a 40-megapixel APS-C sensor. It certainly justifies its price.However, bearing cost performance in mind, the VILTROX AF 35mm F1.7 is also worth considering.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入の製品です。
XF33mm F1.4 R LM WRのレビュー一覧
解像力チャート
撮影環境

テスト環境
- カメラボディ:FUJIFILM X-E5
- 交換レンズ:XF33mmF1.4 R LM WR
- パール光学工業株式会社
「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)」
- オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
- 屋内で照明環境が一定
- 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
- RAW出力
- ISO 125 固定
- Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
・シャープネス オフ
・ノイズリダクション オフ
・色収差補正オフ
・レンズ補正オフ - 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
(像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック) - 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)
補足
今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。
テスト結果

F1.4から全体的に良好な結果。絞ると徐々に改善し、残存する収差が収束。F4付近でピークに到達します。F2-2.8でも広い範囲で十分良好ですが、隅までベストを尽くす場合はF4まで絞ると良いでしょう。
中央

XF23mmF1.4 R LM WRと比べると、絞り開放付近が少しソフトな描写。絞ると改善し、F2.8-4で細部まで優れたコントラストになる。F5.6-8で大きな変化はありませんが、F8以降は回折の影響で徐々に画質が低下します。
周辺

中央とほぼ同じ画質・傾向が続きます。ベストはF4-8ですが、F1.4から実用的な画質。
四隅

中央や周辺と比べると細部の解像性能が少し低下しますが、それでも良好な結果です。絞ると改善し、F4で周辺に近い結果が得られるようになります。
数値確認
| 中央 | 周辺部 | 四隅 | |
| F1.4 | 3605 | 3049 | 2574 |
| F2.0 | 3747 | 3496 | 2752 |
| F2.8 | 3871 | 3581 | 3107 |
| F4.0 | 4067 | 3902 | 3845 |
| F5.6 | 4075 | 3856 | 3757 |
| F8.0 | 3677 | 3630 | 3373 |
| F11 | 3498 | 3456 | 3205 |
| F16 | 2864 | 2809 | 2653 |
比較
テスト機が異なるので参考までに。
近距離で周辺画質が低下するレンズが多いものの、XF33mmF1.4 R LM WRは健闘。F1.4から実用的で、F2.8-4まで絞ると非常に良好な結果が得られています。
VILTROX AF 35mm F1.7はとても良好ですが、Z50II(2000万画素)でのテストです。4000万画素のX-E5で同程度の結果が得られるのかは不明。実写を見比べる限り、フレーム隅の絞り開放はXF33mmF1.4がより良好に見えます。
まとめ

XF23mmF1.4 R LM WRほどではないものの、F1.4から良好な結果が得られる大口径レンズです。ベストな結果を得たいのであればF4くらいまで絞ったほうが良いものの、細部を重視しなければF1.4から全体的に実用的な画質。
4000万画素のAPS-Cセンサーでも撮影距離を選ばずに安心して使うことができます。高いだけのことはある。ただしコストパフォーマンスを念頭に置くと、VILTROX AF 35mm F1.7も要検討。
購入早見表
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作例
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