「LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.」のレビュー第一回 外観・操作・AF編を公開。
簡易的なまとめ
LEICA DG シリーズ最初期のレンズ、ひいてはマイクロフォーサーズ用レンズとしても最古参と呼べる古い製品です。現在でも通用するデザインですが、AF・絞りの駆動音や速度、手振れ補正の効き目など陳腐化しています。
「使えないほど酷い」とまでは言いませんが、マクロレンズで他の選択肢がある中、本レンズを強くおススメすることは出来ません。とはいえ、「45mm(換算90mm)」というマクロレンズで定番の画角をカバーしている製品は他にありません。90mm相当のマクロレンズが欲しければ、このレンズを買うしかないのが現状です。
実際のところ写りは良いのか?
これは現在チェック中です。
実体験として、LEICA DG 25mm F1.4 のような描写のマクロレンズ。コントラストが高く、パンチの強い結果が得られます。解像性能の均質性や使いやすさはOM SYSTEMの「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」ですが、ボケの質感はLEICA DG も負けず劣らず滑らかで綺麗。
AFや絞り、手振れ補正を許容できるのであれば、選択肢として十分な説得力のあるレンズだと思います。
This is one of the very first lenses in the LEICA DG series and can be considered one of the oldest Micro Four Thirds lenses available. While its design remains relevant today, aspects such as the noise and speed of the autofocus and aperture mechanisms, as well as the effectiveness of the image stabilization, have become outdated.
I wouldn’t go so far as to say it’s “so bad it’s unusable,” but given the other options available for macro lenses, I cannot strongly recommend this one. That said, there is no other product that covers the standard 45mm (90mm equivalent) focal length for macro lenses. If you want a 90mm-equivalent macro lens, this is currently your only option.
Does it actually produce good images?
We’re currently testing this.
Based on my personal experience, it’s a macro lens with rendering similar to the LEICA DG 25mm F1.4. It delivers high-contrast, punchy results. While the OM SYSTEM “M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro” offers superior uniformity of resolution and ease of use, the LEICA DG lens is just as smooth and beautiful in terms of bokeh quality.
If you can accept its AF, aperture, and image stabilization, I think this is a highly compelling option.
*当ブログのレビューは冒頭に断りが無い限り、自費購入となっています。
LEICA DG MACRO 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.のレビュー一覧
Index
まえがき
2009年10月発売。「LEICA DG シリーズ」最初期のレンズであり、マイクロフォーサーズシステムとして最初の本格的なAFマクロレンズ。(オリンパスが「60mm F2.8 Macro」を投入するのは2012年9月)
35mm判換算で90mmとなる、マクロレンズとしてはオーソドックスな焦点距離をカバー。撮影倍率は1.0倍を実現しており、実際には35mm判換算で2.0倍相当までクローズアップできるマクロ性能を備えています。
防塵防滴やフッ素コーティング、PowerOISなど、今では一般的な機能に非対応ですが、MFT中望遠の等倍マクロAFレンズとしては唯一無二の選択肢。
主な仕様
| レンズマウント | マイクロフォーサーズ |
| 対応センサー | 4/3 |
| 焦点距離 | 45mm |
| レンズ構成 | 10群14枚 |
| 開放絞り | F2.8 |
| 最小絞り | F22 |
| 絞り羽根 | 7枚羽根 |
| 最短撮影距離 | 0.15m |
| 最大撮影倍率 | 1.0倍 |
| フィルター径 | φ46mm |
| 手振れ補正 | MEGA O.I.S. Dual.I.S対応 |
| テレコン | - |
| コーティング | 情報なし |
| サイズ | φ63mm×62.5mm |
| 重量 | 約225g |
| 防塵防滴 | - |
| AF | STM |
| 絞りリング | - |
| その他のコントロール | フォーカスリミッター OISスイッチ |
| 付属品 | レンズフード レンズキャップ レンズリアキャップ レンズ収納袋 |
価格のチェック
売り出し価格は7.5万円。現在は世界情勢や物価上昇にもかかわらず、6.6万円の量販店価格で入手可能。「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」よりも少し高めですが、LEICA DG ブランドとしては9mm/15mm/25mmの単焦点レンズに次ぐ手頃な価格。
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外観・操作性
箱・付属品

他のLEICA DGシリーズと同じく黒を基調としたデザイン…ではなく、最初期のグレー/ミッドナイトブルーを基調としたカラーの箱。LUMIX G シリーズレンズと同じデザインです。
「Panasonic」「LUMIX」「LEICA DG」「マイクロフォーサーズ」4つのブランドが1面にごちゃっとプリントされています。レンズ名もそうですが、もう少し短くまとめられなかったのか…。

レンズ本体のほか、レンズキャップと金属製フード、収納ポーチが付属します。
外観

ブラックを基調とした少し光沢の残る塗装。鏡筒の文字は大部分がプリントで、45mmの焦点距離のみブランドカラーのイエローを配色。焦点距離の下部には撮影範囲(リミッター有無の二系統)の表示あり。
コントロールはゴム製フォーカスリング、側面にOISスイッチ・フォーカスリミッターを搭載。
製造国は日本。
ハンズオン

| サイズ | 重量 | |
| LEICA 45mm F2.8 | φ63mm×62.5mm | 約225g |
| LEICA 25mm F1.4 | φ63mm×54.5mm | 約205g |
| OM 60mm F2.8 | Ø56 x 82mm | 185g |
オリンパスの60mmマクロよりも全長が短いものの、鏡筒が太く、重量は重め。これはレンズに光学手振れ補正ユニット搭載が影響していると思われます。とはいえ、重量差は40gほどであり、無視できる小さな違いです。
15mm F1.7など、金属鏡筒のLEICA DG レンズと比べると質感が劣るものの、過度にプラスチッキーで安いっぽいとは感じません。

前玉・後玉

フィルター径は同システムで一般的な46mm。C-PLやNDフィルターを共有しやすい。
前玉がフッ素コーティング処理されている記述はないので、何らかのダメージが想定されるシーンでは保護フィルターの装着をおすすめします。

金属製のレンズマウントは4本のネジで本体に固定。周囲に防塵防滴用のゴムリングはありません。
最後尾のレンズはマウント付近に固定。周囲は不必要な反射を防ぐために黒塗りされています。
フォーカスリング

ゴム製のフォーカスリングを搭載。滑らかで、適度なトルク感を持っています。
最新LUMIXの機能「リニア」「ノンリニア」設定には非対応です。ピント全域を操作するためのストロークは「ノンリニア」で固定。
ストロークは長く、素早く回転してもピント全域の移動には360度程度の操作量が必要。ゆっくり回転した場合は4、5回の回転操作が必要。
スイッチ

レンズ側面にフォーカスリミッターとOISスイッチを搭載。
AFリミッターをオン(LIMIT)にすることで、撮影範囲が「5m~∞」まで狭くなります。撮影範囲をマクロ側に限定するコントロールはありません。
レンズフード

反転装着に対応しない角型レンズフードが付属。プラスチック製であり、金属製の堅牢さや高級感はありません。
装着例

OM-3に装着。
25mm F1.4 IIよりも少し大きく、重めですが、顕著な差はありません。グリップ無しのOM-3に装着してもバランス良好。
レンズフードを反転装着できないのが厄介ですが、全長が短いので普通に装着したままでも気になりません。
AF・MF
フォーカススピード
フォーカス駆動にはステッピングモーターを使用。近距離から遠距離まで適度なAF速度で動作します。十分ではありませんが、他社のリニア駆動・ナノUSM駆動のマクロレンズと比べるとかなり遅い。駆動音も大きい。
ブリージング
ブリージングとはピント位置によって画角が変化することを指します。画角の変化が大きいと、フォーカシングで画角が広がったり狭くなったりするので気が散ったり、AFが不安定化する原因となります。出来ればフォーカシングブリージングは無い方が良い。今回はブリージングの影響を確認するために、レンズを最小絞りまで絞り、最短撮影距離・無限遠で撮影した結果が以下の通り。
マクロレンズらしくフォーカスブリージングはかなり目立ちます。フォーカス時の動作音も大きく、動画撮影向けとは言えません。


精度
OM-3・G9M2との組み合わせで大きな問題はありません。
MF
ゆっくり操作しても360度のストロークがあるフォーカスリングで精度の高いMF操作が可能。
まとめ

LEICA DG シリーズ最初期のレンズ、ひいてはマイクロフォーサーズ用レンズとしても最古参と呼べる古い製品です。現在でも通用するデザインですが、AF・絞りの駆動音や速度、手振れ補正の効き目など陳腐化しています。
「使えないほど酷い」とまでは言いませんが、マクロレンズで他の選択肢がある中、本レンズを強くおススメすることは出来ません。とはいえ、「45mm(換算90mm)」というマクロレンズで定番の画角をカバーしている製品は他にありません。90mm相当のマクロレンズが欲しければ、このレンズを買うしかないのが現状です。
実際のところ写りは良いのか?
これは現在チェック中です。
実体験として、LEICA DG 25mm F1.4 のような描写のマクロレンズ。コントラストが高く、パンチの強い結果が得られます。解像性能の均質性や使いやすさはOM SYSTEMの「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」ですが、ボケの質感はLEICA DG も負けず劣らず滑らかで綺麗。
AFや絞り、手振れ補正を許容できるのであれば、選択肢として十分な説得力のあるレンズだと思います。
購入早見表
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作例
関連レンズ
- M.ZUIKO DIGITAL ED 90mm F3.5 Macro IS PRO
- M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
- M.ZUIKO DIGITAL ED 30mm F3.5 Macro
- LUMIX G MACRO 30mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.
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