このページでは一眼カメラ用交換レンズ「AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED」に関する情報を収集しています。
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AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED | |||
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レンズデータ
レンズ仕様
型式 | ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ |
---|---|
焦点距離 | 24mm |
最大口径比 | 1:1.4 |
レンズ構成 | 10群12枚(EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚、ナノクリスタルコート) |
画角 | 84°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ) 61°(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時: 36mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算) |
撮影距離情報 | カメラへの撮影距離情報を出力可能 |
ピント合わせ | RF(リアフォーカス)方式、超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能 |
撮影距離目盛 | ∞?0.25m、0.82ft(併記) |
最短撮影距離 | 0.25m |
最大撮影倍率 | 0.18倍 |
絞り羽根枚数 | 9枚(円形絞り) |
絞り方式 | 自動絞り |
最大絞り | f/1.4 |
最小絞り | f/16 |
測光方式 | 開放測光 |
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) | 77mm(P=0.75mm) |
マウントアダプターFT1適否 | AF駆動可 |
寸法 | 約83mm(最大径)×88.5mm(バヨネットマウント基準面からレンズ先端まで) |
質量 | 約620g |
ニコンFXフォーマットの現行レンズでF1.4の明るさを持つレンズは24mm・35mm・50mm・58mm・85mmの5つ存在する。その最広角を担っているのがこのレンズであり、F1.4シリーズ中で一番高価。
切れ味のあるレンズで、絞り開放からシャープに写る。しかし大口径を活かしたボケは柔らかく綺麗であり、広角レンズのわりに浅い被写界深度を使った表現を楽しむ事が出来る。1段、2段絞る事でサジタルコマフレアも解消するので星空・夜景の撮影にも使える。
シャープさだけで言えばシグマの大口径レンズが評判が良く安いので購入対象になってくるが、解像度だけでは語れない綺麗なボケを使った立体感は2414Gに分がある。ナノクリスタルコート採用レンズなので、逆光に強いというポイントがある。
価格帯でお悩みになる対象は『AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED』だろう。価格もドッコイ、明るさは劣るものの14mmの超広角?24mmまでをカバーするF2.8の大口径ズーム。画質を拘るのであれば神レンズとも言われることもある単焦点のこのレンズを、画質をほんの少し妥協しても超広角でF2.8の明るさは魅力と思えば14-24mmを選択してみよう。
同じ焦点距離の単焦点ではシグマの『24mm F1.4 DG HSM』が対抗馬だ。半値以下で購入する事が出来るので、中々に魅力的な存在だ。開放での四隅の流れやコマ収差などと気になる点があったり、AFが段違いに遅い・甘いと言った欠点がある。ライブビューで追い込める被写体ならアリ。価格差以上に立体感やボケ味が気になるのであれば純正の2414Gを購入しよう。
関連レンズ
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED
- AF-S NIKKOR 24mm f/1.4G ED
- Ai AF Nikkor 24mm f/2.8D
- NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
- 24mm F1.4 DG HSM
- Milvus 1.4/25
- 24mm F1.4 ED AS IF UMC
海外の評価
Radojuva
Radojuva:Обзор Nikon N AF-S Nikkor 24mm 1:1.4G ED
- ニコン一眼レフ用の大口径広角単焦点レンズだ。24mm F1.4は選択肢が少なく、Fマウントでは珍しいレンズである。多くのフォトグラファーに人気があり、「AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G」とセットで使われることが多い。
- このレンズは2010年2月9日に登場した。ニコン初となる24mm F1.4レンズだ。これまでは24mm F2.8が主流であり、他の大口径広角レンズを探す場合、「28mm F1.4D」やMFレンズの「AI-S 24mm F2.0]」を選ぶ必要があった。
- 24mmの系譜
24mm F2.8
日本光学 W-Nikkor.C 1:4 f=2.5cm:1953年(レンジファインダー用)
日本光学 Nikkor-N Auto 1:2.8 f=24mm:1967年
ニコン Nikkor-N Auto 1:2.8 f=24mm:1971年
ニコン Nikkor-N.C Auto 1:2.8 f=24mm:1972年
ニコン Nikkor 24mm 1:2.8(K):1975年
ニコン Nikkor 24mm 1:2.8(AI):1977年
ニコン Nikkor 24mm 1:2.8(AI-S):1981年
ニコン AF Nikkor 24mm 1:2.8(MK1):1986年
ニコン AF Nikkor 24mm 1:2.8(MK2):1991年
ニコン AF Nikkor 24mm 1:2.8D:1986年?
24mm F2.8シリーズは大きく分けて2つの光学設計が元となっている。1977年以降に光学設計の変化が見られないのは残念だ。最も新しい24mm F2.8Dですら40年前の光学設計を採用し続けている。
24mm F2
ニコン Nikkor 24mm 1:2(AI):1977年
ニコン Nikkor 24mm 1:2(AI-S):1977年
残念ながらこのシリーズはAF化されることが無かった。
24mm F1.8・F1.4
ニコン AF-S NIKKOR 24mm 1:1.4G:2010年
ニコン AF-S NIKKOR 24mm 1:1.8G: 2015年
ニコン NIKKOR Z 24mm 1:1.8S:2019年
不思議なことに、ニコンはキヤノン「EF24mm F1.4L USM」から遅れること13年も遅れてF2.8より明るいAF24mmをリリースしている。 - 非常に重いが、心地よい質感だ。外装はプラスチック製で重量は600g強である。
- フォーカスリングは十分広い。
- 金属製レンズマウントの周囲は防塵防滴用にシーリングが施されている。
- プラスチック製レンズフードは逆さ付け可能だが、その際はフォーカスリングを操作できなくなる。
- SWM駆動のフォーカスモータを内蔵したレンズだ。ボディ側にモーター駆動の無いカメラボディでもAFを利用することが出来る。オートフォーカスは非常に静かだが、動画撮影中は駆動音がハッキリと聞こえる。フォーカス速度は速く、最短撮影距離から無限遠までの動作時間は短い。大きな問題は無かったが、私の個体では稀にピントミスが発生する。
- リアフォーカス方式のためレンズ全長に変化は見られない。
- フォーカスリングの回転角は約135度だ。「M/A」モードに対応しており非常に便利である。
- フォーカス備考
ー被写界深度表示はF11とF16のみだ。
ーIR指標がある。
ーフォーカスブリージングが僅かに見られる。
ーピント位置表示は無限遠、1m、0.5m、0.35m、0.25mと表示しているが、実際役に立たない。
ー素早く操作可能となるハードストップが無い。
ーフォーカスシフトは見られない。 - シャープネスは中央が絞り開放から頼りがいのある性能だ。F2以降でピークに達する。F1.4の場合は四隅が低下するものの、F2付近で改善する。
- 小さな樽型歪曲が見られる。ハイクオリティなレンズらしい補正状態だ。一貫した変形のため簡単に修正可能だ。
- F1.4で2EV程度の強い周辺減光が発生する。F2.8まで絞ると大きく改善。
- 倍率色収差が僅かに発生し、軸上色収差は目立つ。
- 逆光耐性はきちんとしているが、稀に目立つフレアが発生する。
- 絞りと18本の光条が簡単にできる。
- ボケ描写は素敵だが、玉ボケには非球面レンズの影響が見られる。
レンズの性能にはとても満足している。「AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED」や「24mm F1.4 DG HSM」のほうが良好なシャープネスを得ることが出来るが、描写の心地よさは高く評価できる。プロユースに上手く応えてくれるレンズである。
長所:F1.4・77mmフィルター径・インナーフォーカス・M/Aモード・高速AF・最短撮影距離・SWM駆動・金属マウント・ナノクリスタルコート・9枚羽根・絞り開放から良好な中央シャープネス
短所:高価・10年以上リニューアルされていない・リング型モーターではない・光学手ぶれ補正なし・重い・ハードストップなし・F1.4の四隅解像・軸上色収差が目立つ・フォーカス精度
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