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ニコン AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G 交換レンズデータベース

このページでは一眼カメラ用交換レンズ「AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G」の情報を収集しています。

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レンズデータ

レンズ仕様

型式 ニコンFマウントCPU内蔵Gタイプ、AF-Sレンズ
焦点距離 50mm
最大口径比 1:1.8
レンズ構成 6群7枚(非球面レンズ1枚)
画角 47°(35mm判一眼レフカメラ、FXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)
31°30′(DXフォーマットのデジタル一眼レフカメラ)DXフォーマットデジタル一眼レフカメラ装着時:
75mmレンズの画角に相当(FXフォーマット/35mm判換算)
撮影距離情報 カメラへの撮影距離情報を出力可能
ピント合わせ 超音波モーターによるオートフォーカス、マニュアルフォーカス可能
撮影距離目盛 ∞?0.45m
最短撮影距離 0.45m
最大撮影倍率 0.15倍
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
絞り方式 自動絞り
最大絞り f/1.8
最小絞り f/16
測光方式 開放測光
アタッチメントサイズ(フィルターサイズ) 58mm(P=0.75mm)
マウントアダプターFT1適否 AF駆動可
寸法 約72mm(最大径)×52.5mm(レンズマウント基準面からレンズ先端まで)
質量 約185g

MTFチャート

04

レンズ構成図

pic_004

紹介

フルサイズ対応のFマウントの撒き餌レンズと言っても良いレンズ。価格は新品で2万円前後。フルサイズで使えば標準レンズとして、APS-Cで使えば中望遠として使える便利な焦点距離だ。

フルサイズで使う場合には周辺部の描写を大人しくするため、少し絞って使うのが良いだろう。絞ると解像力が増すので、ボケ味に配慮しながらF8まで絞る事で解像度のピークを迎える。口径食は周辺部でやや目立つ場合があるので、なるべく中央に配置すると良いだろう。DX機では中央の解像度の高いイメージサークルを使用出来るので、開放から描写の良好な像を得ることが出来る。

ボケ味はナチュラルで固さを感じないので、収差を抑えられるシーンであれば積極的に開放から使って問題無い。

キヤノンEFのマウントの50mmF1.8STMと比べて若干高価なのは「非球面レンズを採用した新しい設計のレンズだから」と考えておこう。その分、諸収差も抑えられているので描写性能は高い。同じFのマウントの基本的な光学設計を「Ai AF Nikkor 50mm F1.4 D」に依存している「AF-S Nikkor 50mmF1.4G」と比べた場合にも描写性能は優れているようだ。

海外の評価

Lenstip

  • レンズマウントは金属製だ。
  • 後玉はピントが無限遠の場合はレンズマウントと同じ面だが、最短撮影距離に設定すると1cm弱ほど奥へ移動する。
  • フォーカシングによるレンズ全長の変化はない。
  • 1cm幅のフォーカスリングは良好なグリップで滑らかに動作する。ピント距離全域で回転角は約130度だ。
  • レンズにはフードとソフトケースが付属する。
  • 解像性能(中央):絞り開放のパフォーマンスは良く無いが、前モデルよりは良好だ。F2.2まで絞ると良像となり、さらに絞ると画質は急速に改善し、F2.8で38lpmm、F4.0で45lpmmとなる。F5.6まで絞ると前モデルとほぼ同じだ。
  • 解像性能(DX枠):前モデルと比べてF1.8?F2.0で明らかに差があり、F2.8-F4.0で徐々に差が縮まる。F5.6以降はほぼ同等だ。
  • 解像性能(FX隅):面白いことに、絞り開放付近は前モデルより有利だが、F2.8~F4.0では前モデルが良好だ。F5.6まで絞ると同じとなる。
  • 解像性能は前モデルも含めてコストパフォーマンスは優れている。
  • 軸上色収差はF1.4Gがあまり良く無かったのに対して、F1.8Gは安いレンズながら良好に補正されている。
  • 倍率色収差は0.07?0.08%と低レベルで問題とならない。これは前モデルよりも良好だ。
  • 歪曲はF1.4Gほど大きく無いが、F1.8Dよりも悪い。幸いなことに大きな問題とはならないレベルだ。
  • F1.8Dのコマ収差は重大な問題があった。F1.8Gは依然として目立つがまだ低レベルに抑えられている。
  • 非点収差は12%だ。完璧とは言えない結果だが、17%だった前モデルよりも優れている。
  • 周辺減光はF1.8Dよりも大きいー1.66EVだ。F4.0まで絞ると解消する。
  • 逆光耐性は良好だ。このカテゴリで何の問題も確認できなかった。絞った際に緑色のゴーストが発生するのものの、見つけるのは難しい。賞賛すべきパフォーマンスだ。
  • オートフォーカスでピント距離全域を0.7秒で移動する。この価格帯のレンズとしては評価できる結果だろう。精度はF1.8Dのほうが良好だったが、それほど重要な差ではない。

長所:優れた中央画質・良好なフレーム隅の画質・厄介ではない色収差・僅かな歪曲・良好に補正された周辺減光(DX)・静かで高速なオートフォーカス・良好な逆光耐性・豊富な付属品・良好なコストパフォーマンス

短所:絞り開放付近の画質がもう少し良好であると良かった・フルサイズ四隅のコマ収差が目立つ・フルサイズで周辺減光が目立つ

前モデルより高価となったが、依然として手の届きやすい価格設定だ。オートフォーカスと逆光耐性は良くなっている。初心者・プロを問わず、購入者の多くはこのレンズに失望することは無いはずだ。コストパフォーマンスの良いレンズだ。

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