2016.2.18追記:ついにPENTAX K-1が公式発表され、このページも役目を終えようとしている。検索結果からこちらに行き着いた方は、申し訳ないが『PENTAX K-1 情報まとめページ』若しくは『PENTAX K-1 評価・作例・情報ページ』にアクセスして欲しい。
春に発売と公式ディザーサイトにて告知
ついにリコーイメージング公式ウェブサイトのディザーサイトが更新された。シルエットだった新機種の画像が、細部まで解るような画像に差し替えられている。文章も添えられており、フィルム時代から始まった一眼レフシステムのパイオニアとしての矜持を感じさせてくれる内容だ。
文末で「2016年春に新しいフォーマットのデジタル一眼レフカメラを発売します」と結んでいる。
つまり発表では無く発売。ついにこの時が来たか、と言った感じだ。さて、そうなってくるとフルサイズを心待ちにしていたユーザーの方々は手持ちの機材を整理し始める事だと思う。
そこで、現在海外から流れてくる情報をまとめ、現行機種や競合他機種と比較しながら春を待とう。
以前まで更新をお伝えしていたページは、高ぶる思いをそのまま書き連ねた結果、かなり見づらくなってしまった。よってこちらのページで再度まとめ直し。
目次
- PENTAX K-1(仮)情報まとめ
- 競合機種との比較
- フルサイズで使えるKマウントレンズ
- フルサイズで使えるKマウントオールドレンズ(FAシリーズ)
- フルサイズで使えるKマウントオールドレンズ(Aシリーズ)
- フルサイズで使えるKマウントオールドレンズ(Mシリーズ)
PENTAX K-1(仮)情報まとめ
世界初の新機構を採用した背面液晶
液晶パネルを引っ張りだすギミックを取り入れた、新しい形の可動液晶パネル。一眼レフカメラのパイオニアらしい面白いアイディアだ。可動するレール部分への異物の混入が気になるものの、光軸をずらさずに様々な方向に液晶を傾けることが出来る。チルト液晶では縦持ちの際にチルト液晶が役立たずだったり、バリアングル液晶では光軸からずれてしまったりしたので使いにくい。このギミックであれば、液晶を引っ張って傾けるだけなのでアクション数が少なくて済むのもメリットの一つ。
また、バリアングルの場合はその機構上、フレームを液晶横部に必要とするので画面が小さくなりがち。それと比べると、フレームを目一杯狭めて画面を大きく出来るのもポイントだろう。
この液晶パネルだけで機材オタク的には購入必至。
追加モードダイヤル
- ISO…感度の変更
- CH/CL…連写スピードの変更
- BKT…ブラケット撮影に関する調整
- HDR…HDR撮影に関する調整
- Griid…グリッドラインの変更?
- SR…手ぶれ補正のオンオフ?
- Crop…クロップモード・倍率の変更?(APS-C用DAレンズ使用時など)
- WiFi…WiFiのオンオフ
- +/-…露出調整
- 「・」…よくみたら「・」がありますね。なんでしょうかこれは?
特にISOや露出調整を第3の電子ダイヤルで調整出来るようになりそうなので、露出の3元素をシームレスに調整する事が可能になりそうだ。また、露出調整にモードを合わせておくことで気軽にローキーやハイキーに調整出来る点も良い。
「Grid」モードのハッキリとした意味を計り知れないが、ライブビューの際に使うグリッドラインの話なのか?もし仮にファインダー内のグリッドラインの話だとすると、これは画期的なファインダーになりそうな予感。
そして「Crop」モードもある事から、倍率が自在なクロップモードの搭載となるのだろうか?さらに「Grid」モードと同じようにファインダーに反映されるような内容だとしたら……、うふ
WiFiモードがあるということはWiFi搭載なのでしょうね。後述するがGPSも搭載しているのですよこの機種は。WiFiとGPSを同時に搭載している一眼レフカメラは希少。特にフルサイズ機で括ると、EOS 6Dくらいか?
そして、謎の「・」
ただの空きスペースに点を打つだろうか?
ユーザーモードが5箇所・GPS搭載
ペンタ部右側に「GPS」ボタン。K-3IIと同じく頭が尖っているのはそう言うことだろうか?フルサイズ機で赤道儀要らずな初の一眼レフカメラに。
また、前述したモードダイヤルの写真にはユーザーモードが5つまで登録可能だ。K-3系の3つと比べると2つも枠が増えている。
具体的なスペックの話
イメージセンサーはソニー製の3600万画素
画素数としてはD810クラス。現行機種としては多すぎず、少なすぎずと言ったところ。1画素あたりのピッチで言えばK-3系よりも若干大きくなっているが、K-3の高感度を考えると「2400万画素でもいいのよ…」とボソっと言いたくなる。情報元:PENTAX Forum
プリズム周辺にIRセンサーを使った精度の高いAFのセンサーが搭載されるかも
とのことらしいが、コチラはどこまで信ぴょう性のある情報かは分からない。前述したCropやGridの事もあり、ペンタ部周辺には期待できる新技術が詰まっているに違いない!ディザーサイトでもペンタプリズムに関しては自負がありそうな記述があるので、これまたちょっぴり期待してしまう。情報元:PENTAX Forum
新型の画像処理エンジンが搭載されるかも
富士通とパナソニックのシステムLSI統合会社の「ソシオネクスト」がPRIME IIIのベースとなっているであろう「Milbeut」の第8世代の量産を開始したそうな。主な内容はノイズ処理や4K動画、超解像、高感度機能の最適化。これ本当に搭載してくれないかなあ…。 情報元:PENTAX Forum・マイナビニュース
Kマウントレンズは全て装着可能
2015年12月11日追記:ディザーサイト更新『Kマウントレンズは全て装着可能』
「装着可能」であってAFが使用出来るかどうかは言及していない。つまり現在(2015年12月11日)の段階ではボディモーターによるAF駆動が可能かどうかは確定していない。しかし、既存Kマウントユーザーを考えるとKAF2にはなると思うけどなあ…。
競合機種との比較(画像付ちょい重)
とりあえずの所感
5DMark3やD810と比べると、「ボタン類をモードダイヤル1つにまとめた」という感じだ。なるほど、それでコンパクトに出来たのか。いやむしろ、それで背面液晶を大きく・可動液晶に出来たのかと言ったほうが良いのか。
こうなると、シャッターボタン手前の露出調整とISOボタンを使わなくなる可能性がある。そこで、カスタムボタンとして設定できると活きてくるのだけどなあ…。
また、ダイヤルが2つも増えたので軍艦部がギミックだらけで随分と男前な…無骨な感じに。お陰様で右肩の液晶パネルは小さくなった。妄想半分だが、右肩の第3のダイヤル中央が液晶であればなあという…。MZ-1というペンタックスのフィルムカメラがそんなデザインだった。
地味な変更点として、「再生ボタン」が左肩付近から右手で操作出来る部分に降りてきたのが有難い。撮影したら確認する事が多いので、K-3系の左手で押すボタンが使いにくかったのだよね。あと「AFエリアボタン」も位置が変更されている。K-3では気づいたらこのボタンを押していたって事が多く、十字キーを押してもWBやカスタムイメージが出てこないぞ?ってシーンがちょくちょくあって困っていた。よってこの地味な変更がかなり有難い。
他機種についての所感
D810は他機種と違ってダイヤルが違うので「あれ?カスタムモードってどこだ?」と結構探した。どうもMENUボタンをおしてA~Dの4パターンの設定が可能らしい。1アクションを多いので面倒と言えば面倒。
意外だったのはα7IIってダイヤルが3つもあるのね。小さいながらギミックは盛り込んでくるあたり、さすが。
フルサイズで使えるKマウントレンズ一覧
レンズによっては当サイトにて詳し作例や評価をあつめたページに飛ぶリンクが付いている。詳しくはリンク先を確認して欲しい。
対応
現行レンズでフルフレーム対応の「D FA」かそもそもフィルムレンズの「FA」が安心して使えるであろうレンズ。
- HD PENTAX-D FA 24-70mmF2.8ED SDM WR
- smc PENTAX-FA31mm F1.8AL Limited
- smc PENTAX-FA 35mmF2AL
- smc PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited
- smc PENTAX-FA 50mmF1.4
- smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8
- smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited
- HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW
- smc PENTAX-D FAマクロ 100mmF2.8WR
- HD PENTAX-D FA 150-450mmF4.5-5.6ED DC AW
対応(非公式)
非公式だが有志のテストでフルサイズのイメージサークルをカバーしているレンズ。イメージサークルはカバーしているが周辺光量落ちなどはレンズのよってまちまちで、場合によっては絞る必要があるレンズも。詳しくは下記のサイトを参考に。
参考サイト:PENTAX FORUM
- smc PENTAX-DA 35mmF2.4AL
- smc PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited
- HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited
- smc PENTAX-DA 40mmF2.8 XS
- smc PENTAX-DA 50mmF1.8
- smc PENTAX-DA★ 55mmF1.4SDM
- smc PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited
- HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited
- smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED WR
- HD PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED WR
- smc PENTAX-DA★60-250mmF4ED[IF] SDM
- smc PENTAX-DA★200mmF2.8ED[IF] SDM
- smc PENTAX-DA★ 300mmF4 ED[IF]SDM
サードパーティ製の対応レンズ
- SAMYANG 12mm F2.8 ED AS NCS FISH-EYE
- SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
- SAMYANG T-S 24mm F3.5 ED AS UMC
- SIGMA 35mm F1.4 DG HSM
- TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09)
- SIGMA 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM
- TAMRON AF 28-300mm F3.5-6.3 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A061)
- TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 (Model272E)
- SIGMA 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- SIGMA APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO
- TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD [IF] MACRO (Model A001)
- SIGMA APO 300mm F2.8 EX DG/HSM
- SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM
- SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG /HSM
過去のペンタックスKマウントレンズ一覧
膨大なレンズの量になるのでボチボチ更新。リンク先はヤフオク!
オークションは怖いなあ…、と言う方はカメラのキタムラが探しやすくて安心だと思う。今じゃオークションは業者の巣窟になっているので、あまり価格もキタムラと変わらなかったりする。それなら最寄りの販売店までレンズを運んでくれて、現地で確認出来るキタムラがオススメだ。
カメラのキタムラ:中古レンズ販売品の一覧表
PENTAX-FAシリーズ
まとめて分かったのだけども、結構マニアックなレンズも出品があったりする。さすが最大手のオークションだ。但し、状態はピンキリなので要確認。リンク先の商品については当サイトで責任は負いかねます。
参考サイト:Wikipedia Kマウントレンズ一覧
- SMCペンタックスFA20mmF2.8
- SMCペンタックスFA★24mmF2AL[IF]
- SMCペンタックスFA28mmF2.8AL
- SMCペンタックスFAソフト28mmF2.8
- SMCペンタックスFA50mmF1.7
- SMCペンタックスFAマクロ50mmF2.8
- SMCペンタックスFA★85mmF1.4[IF]
- SMCペンタックスFAマクロ100mmF3.5
- SMCペンタックスFA135mmF2.8[IF]
- SMCペンタックスFA★200mmF2.8ED[IF]
- SMCペンタックスFA★マクロ200mmF4ED
- SMCペンタックスFA★300mmF2.8ED[IF]
- SMCペンタックスFA★300mmF4.5ED[IF]
- SMCペンタックスFA★400mmF5.6ED[IF]
- SMCペンタックスFA★600mmF4ED[IF]
- SMCペンタックスFAズーム20-35mmF4.0AL
- SMCペンタックスFAズーム24-90mmF3.5-4.5AL
- SMCペンタックスFA★ズーム28-70mmF2.8AL
- SMCペンタックスFAズーム28-70mmF4AL
- SMCペンタックスFAズーム28-80mmF3.5-4.7
- SMCペンタックスFAズーム28-80mmF3.5-5.6
- SMCペンタックスFAズーム28-90mmF3.5-5.6
- SMCペンタックスFAズーム28-105mmF4-5.6
- SMCペンタックスFAズーム28-105mmF4-5.6[IF]
- SMCペンタックスFAズーム28-105mmF3.2-4.5AL
- SMCペンタックスFAズーム28-200mmF3.8-5.6AL
- SMCペンタックスFAズーム35-80mmF4-5.6
- SMCペンタックスFAズーム70-200mmF4-5.6
- SMCペンタックスFAズーム70-200mmF4.7-5.6
- SMCペンタックスFA★ズーム80-200mmF2.8ED[IF]
- SMCペンタックスFAズーム80-320mmF4.5-5.6
- SMCペンタックスFAズーム100-300mmF4.7-5.8
- SMCペンタックスFAズーム100-300mmF4.5-5.6
- SMCペンタックスFA★ズーム250-600mmF5.6ED[IF]
PENTAX-Aシリーズ
FAに比べるとこちらは出品数がぐっと落ちる。有名玉は出品が多いものの、高級レンズは探しにくい。また、希少なレンズはプレミア価格になってしまっているので手を出しにくいシリーズかもしれない。但し、オールドレンズながらAEが使用出来るので、実質マニュアルフォーカスだけ気をつければ現行レンズの様な扱いで使うことが出来る。フルサイズ機がもし大型ファインダーを搭載しているのであれば、一躍脚光を浴びるシリーズかもしれない。
参考サイト:Wikipedia Kマウントレンズ一覧
- SMCペンタックスAフィッシュアイ16mmF2.8
- SMCペンタックスA15mmF3.5
- SMCペンタックスA20mmF2.8
- SMCペンタックスA24mmF2.8
- SMCペンタックスA28mmF2
- SMCペンタックスA28mmF2.8
- SMCペンタックスA35mmF2
- SMCペンタックスA35mmF2.8
- SMCペンタックスA50mmF1.2
- SMCペンタックスA50mmF1.4
- SMCペンタックスA50mmF1.7
- SMCペンタックスA50mmF2
- SMCペンタックスAマクロ50mmF2.8
- SMCペンタックスA★85mmF1.4
- SMCペンタックスA100mmF2.8
- SMCペンタックスAマクロ100mmF2.8
- SMCペンタックスAマクロ100mmF4
- SMCペンタックスAデンタルマクロ100mmF4
- SMCペンタックスA★135mmF1.8
- SMCペンタックスA135mmF2.8
- SMCペンタックスA★200mmF2.8ED
- SMCペンタックスA★マクロ200mmF4ED
- SMCペンタックスA200mmF4
- SMCペンタックスA200mmF4
- SMCペンタックスA★300mmF4
- SMCペンタックスA★400mmF2.8ED[IF]
- SMCペンタックスA400mmF5.6
- SMCペンタックスA★600mmF5.6ED[IF]
- SMCペンタックスA★1200mmF8ED[IF]
- SMCペンタックスA24-50mmF4
- SMCペンタックスA28-80mmF3.5-4.5
- SMCペンタックスA28-135mmF4
- SMCペンタックスA35-70mmF3.5-4.5
- SMCペンタックスA35-70mmF4
- SMCペンタックスA35-80mmF4-5.6
- SMCペンタックスA35-105mmF3.5
- SMCペンタックスA35-135mmF3.5-4.5
- SMCペンタックスA35-210mmF3.5-4.5
- SMCペンタックスAズーム70-210mmF4
- SMCペンタックスAズーム80-200mmF4.7-5.6
PENTAX M シリーズ
- SMCペンタックスM20mmF4
- SMCペンタックスM28mmF2
- SMCペンタックスM28mmF2.8
- SMCペンタックスM28mmF3.5
- SMCペンタックスM35mmF2
- SMCペンタックスM35mmF2.8
- SMCペンタックスM40mmF2.8
- SMCペンタックスM50mmF1.4
- SMCペンタックスM50mmF1.7
- SMCペンタックスM50mmF2
- SMCペンタックスMマクロ50mmF4
- SMCペンタックスM85mmF2
- SMCペンタックスM100mmF2.8
- SMCペンタックスMマクロ100mmF4
- SMCペンタックスM120mmF2.8
- SMCペンタックスM135mmF3.5
- SMCペンタックスM150mmF3.5
- SMCペンタックスM200mmF4
- SMCペンタックスM★300mmF4
- SMCペンタックスM400mmF5.6
- SMCペンタックスMレフレックス2000mmF13.5
- SMCペンタックスMズーム24-35mmF3.5
- SMCペンタックスMズーム24-50mmF4
- SMCペンタックスMズーム28-50mmF3.5-4.5
- SMCペンタックスMズーム35-70mmF2.8-3.5
- SMCペンタックスMズーム40-80mmF2.8-4
- SMCペンタックスMズーム45-125mmF4
- SMCペンタックスMズーム75-150mmF4
- SMCペンタックスMズーム80-200mmF4.5
Kマウントの機材を整理するならコチラから
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