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ソニー「α7C」徹底レビュー 完全版

このページではソニー「α7C」のレビューを掲載しています。

ダイジェスト

  • 小型軽量なフルサイズミラーレス
  • スペックの多くは2018年のα7 IIIと酷似
  • 最新のAFシステム
  • 操作性には多少の妥協が必要
  • ソニーでは珍しいバリアングルモニタ

まえがき

α7Cのおさらい

概要

  • 商品ページ/仕様表
  • データベース
  • 管理人のFlickrアルバム
  • 発売日:2020-10-23
  • 売り出し価格:?206,910
  • イメージセンサー:
    ー種類:35mmフルサイズ 裏面照射型CMOSセンサー
    ー有効画素数:2420万画素
    ーローパスフィルタ:不明(おそらく有り)
    ー手ぶれ補正:5軸 5.0段分
  • プロセッサ:BIONZ X(α7 IIIと同世代)
  • AF:
    ーAF方式:位相差+コントラスト
    ー測距点:位相差693点・コントラスト425点
    ーカバーエリア:約93%
    ー検出機能:顔・瞳(人・動物)+リアルタイムトラッキング
  • 動画:
    ー4K:?30p(30p時 ×1.6クロップ)
    ーFull HD:?120p
  • ファインダー:0.39型 236万ドット 0.59倍
  • モニター:3.0型 92万ドット バリアングル式タッチパネル
  • 通信機能:WiFi 2.4GHz・5GHz/Bluetooth/NFC
  • 対応メディア:SDXC UHS-II シングルスロット
  • バッテリー:NP-FZ100(EVF 680枚・LCD 740枚)
  • サイズ:124×71.1×53.5mm
  • 重量:509g(SD/バッテリー含)

2020年に登場したソニー製フルサイズミラーレス。従来のα7シリーズと外観が大きく異なり、APS-Cシリーズに近い外観・操作性のカメラとなっています。ただし、中身はα7 IIIの多くを継承しており、同じ2400万画素Exmor R CMOSセンサーやBIONZ Xプロセッサを搭載。オートフォーカスやドライブ、通信機能がいくらか進化しており、外観こそ違えど「α7 III Mark II」のような印象を受けるカメラスペックです。コンパクトなカメラボディに改良型α7 IIIを詰め込んだと考えると評価できるポイント。
その一方、ファインダー仕様は悪化、モニターも現状維持、AFジョイスティック非搭載などなど…、操作性やユーザーエクスペリエンスについてマイナス方向の大きな影響が考慮されるポイントがいくつかあります。小型軽量ボディとトレードオフであると理解しつつも、価格設定(α7 IIIとほぼ同じ)を考慮するともう少し頑張ってほしかったところ。競合ミラーレスが急増しており、それらと比較するとパンチが弱い気がします。
現状、「α7 III」と「α7C」どちらを選ぶか?というと一長一短で回答が難しい。実際、手元にα7 IIIとα7Cがあるので、新型「α7C」が購入に値するカメラなのかじっくり見ていきましょう。

価格をチェック

2020年現在、価格はα7 IIIとほぼ変わりません。前述したように一長一短あるので、別ページに用意した比較表を参考にしてください。

カメラレビュー

外観・箱

箱・付属品

ソニーEマウントシリーズお馴染みのデザインです。ブランドカラーのビビッドなインターナショナルオレンジが印象的ですね。
ズームキットを購入しましたが、箱のサイズはとてもコンパクト。

付属品

  • α7C本体
  • ボディキャップ
  • モデルネーム入りストラップ
  • FE28-60mm F4-5.6+レンズキャップ
  • NP-FZ100バッテリー
  • USBアダプター
  • USB A?Cケーブル
  • シューカバー
  • 説明書
  • 保証書

外部充電器は付属していません。バッテリー充電はUSB経由でボディ内充電を実施する必要があります。満充電は約3時間ほど必要で急速充電には対応していないように見えます。

外観

デザイン

従来のα7シリーズからデザインが大きく変更されています。全体的なフォルムはAPS-Cのα6xxxシリーズと非常に良く似ており、多少異なる部分があるものの、APS-Cからのアップグレードに最適。この種のフォルムを採用したフルサイズミラーレスは皆無と言っても過言では無く、このフォルムが好みであればα7C一択です。
また、ソニーEマウントカメラとしては珍しく、シルバーモデルが存在します。カラーバリエーションは好みの問題と思いますが、なかなか良いデザイン。

質感

ボディはマグネシウム合金を使用したモノコック構造。小型軽量モデルですが、剛性はしっかりとしています。質感はα7 IIIのマグネシウム合金ほど金属質な印象は無く、プラスチックパーツのような軽い印象(実際は金属パーツにも関わらず)。α7 IIIと比べて手に取った際の重量感が少なく、金属ボディらしい「塊感」が足りないのかもしれません。剛性はしっかりとしているので心配する必要はありません。

ハンズオン

サイズ

一言で言えば「α7 IIIからファインダーを取ったカメラ」。
フルサイズミラーレスとしてはコンパクトですが「驚異的なサイズ感!」というには少しパンチが足らない印象。このサイズでボディ内手ぶれ補正やバリアングルモニタを搭載している点は評価したいところ。
さらに、グリップを含めて全体的にフラットなボディデザインとなっているため、カメラバッグへの収納性は格段に向上しています。カメラ全高がかなり抑えられているため、思っていた以上にカメラバッグの隙間に滑り込ませやすい形状だと感じました。。

重量

α7 IIIと比べて100g以上軽量化されています。組み合わせるレンズにもよりますが、「軽くなった」と実感できるはず。とは言え、初代α7はα7Cよりも軽い。ボディ内手ぶれ補正の有無はあると思いますが、「驚くほど軽量」という印象はありません。

カメラグリップ

形状・素材

α6000を彷彿とさせる、フラットで窪みが小さいグリップです。お世辞にも握りやすいと言えず、指のかかりが悪いため、カメラを安定して保持し辛く感じます。改良を重ねてきたα7シリーズやα6600のようなグリップ形状を何故採用しなかったのか気になるところ。正直、グリップを多少サイズアップしたところで携帯性には大きく影響しないと思うのですよね…。
さらに、グリップカバーはαシリーズで珍しいデザインを採用しており、滑りやすい。

握りやすさ

コンパクトサイズ優先ではあるものの、もう少し深く握りやすいグリップでも良かったと感じます。自然にカメラをグリップするにはサイズが小さく、指にかかりづらい形状となっているため、握力でカメラを保持する必要があります。小指はグリップから完全に外れてしまうので中指と薬指、そして親指の3点でカメラを固定します。

相変わらず、グリップとマウント間のクリアランスは最小限であり、特に直径が太いレンズと組み合わせる場合はグリップした指と干渉しやすくなります。

コントロールレイアウト

正面

何もありません。
α7シリーズ全ての機種に存在したコマンドダイヤルすらなくなりました。売り出し価格20万円超のフルサイズミラーレスでフロントのコマンドダイヤルが存在しない機種はα7Cくらいのはず。ここまでα6xxxシリーズに似せなくてもよかったのに…。

背面

基本的にボタン配置はα6100とよく似ています。第3世代から搭載し始めたAFジョイスティックは非搭載。レスポンスがイマイチなタッチ操作か、方向ボタンでAFエリアを使用する必要があります。
MENUボタンをなぜカメラ中央上部に設定したのか、小一時間問い詰めたいところ。この世代のソニー製メニュー画面はタッチパネルに対応していないため、メニューでの「戻る」を利用するためにはMENUボタンを押す必要があります。メニュー画面での操作頻度が多いことを考えると、このMENUボタンの配置は考えられません。正直に言って押し辛いボタンですので、ボタンカスタマイズで他のボタンに「MENU」を割り当てるのがおススメ。カスタマイズしたボタンでも「戻る」機能は有効なので、数少ないカスタマイズボタンを一つ潰してでも設定する価値はあると思います。
ちなみに背面でボタンカスタマイズに対応しているのは「AF-ON」「方向ボタン4つ」「ゴミ箱ボタン」。必要最小限のボタンが配置され、操作性を大きく改善するのは難しそうに見えます。

上面

モードダイヤル・露出補正ダイヤル・リアコマンドダイヤルを搭載。さらにカスタマイズ可能なRECボタンが配置されています。α7 IIIのようなC1・C2ボタンは無し。α7シリーズらしく、露出補正ダイヤルが健在な点でα6xxxシリーズと操作性が若干異なります。個人的にココをコマンドダイヤルとして使いたかった。
興味深いことに、モードダイヤルのカスタム枠が3つと多い。このカメラの操作性や存在意義を考えると太っ腹なカスタム枠と言えます。

レリーズボタン

α7 IIIのように深く押し込むタイプのボタンでは無く、クリック感のある浅めのレリーズボタンとなっています。他のαシリーズのサブカメラとして使うと、レリーズボタンの感触が異なるのが不快と感じる可能性あり。

操作のレスポンス

基本的に従来通りのイメージセンサー・プロセッサのため、レスポンスに大きな違いはありません。不快と感じるほどではありませんが、一部の挙動が少し遅く感じます。起動速度も従来通りでやや遅め。全体的に見て、2020年の最新モデルとしては若干もたつく印象。

ファインダー

解像度・発色

0.39型236万ドットのOLEDパネルを使用しています。とても明るく発色が良いため、思いのほかクリアなファインダー像と感じます。

フレームレート

ファインダーの表示速度は60/120fpsで初期設定は60fps。120fpsのファインダー像は動体が非常に滑らかに表示されるため、追従連写時に効果的。α7 IIIは60fps固定です。120fps時はバッテリー消費が増加するので、常時使用は避けたほうが良いでしょう。

光学系

倍率0.59倍と、フルサイズミラーレスとしては考えられないような小さな光学系を使用しています。α6xxxシリーズに搭載している光学系よりも小さな倍率のため、力不足と感じるかもしれません。特にMFでピントを合わせる場合に苦労します。
小さいながらも光学性能は良好で、四隅までシャープ。

アイポイントなど

スペックシート上では20mmと余裕のある長さが確保されていますが、実際に覗いてみるとギリギリ。ファインダーから少しでも目を離すと四隅がケラレてしまいます。眼鏡を装着する余裕は全くありません。
アイカップが存在せず、遮光性は皆無です。強い光線が隙間からファインダーに差し込むと視認性が低下します。

モニター

解像度・発色

α7 IIIと同じ3.0型 92万ドットの液晶パネルを使用しています。必要十分な仕様ですが、競合他社と比べると解像度がやや低く、見比べてしまうと物足りなさを感じます。発色はファインダーとほぼ同じですが、コントラストがやや強めという印象。

可動方式

α7シリーズとしては珍しいバリアングルモニタを採用。垂直構図のローアングルやハイアングル、そして自撮りにも対応できるのが強み。側方へ展開する必要があるため、チルトモニタと好みが分かれると思います。α7Cをカジュアルユースで利用するならば、適した可動方式と言えそうです。

タッチパネル

従来通りのレスポンスと機能性です。レスポンスはキヤノンやパナソニックほどでは無く、機能はタッチAFやタッチパッドAFのみ。メニューやFnメニューでの使用は出来ません。AFジョイスティックが無いことを考えると、タッチパッドAFのレスポンスがイマイチなのは非常に残念。
ちなみに2本の指を使ったピンチイン・ピンチアウトなどの操作には非対応です。

ポートなど

SDカードスロット

左側面にシングルSDカードスロットを配置した珍しいデザイン。小型軽量化により、バッテリーコンパートメントと干渉するので右側面に配置できなかったのでしょうか?左側面で不自由は感じませんが、バリアングルモニタ展開時は干渉して取り出せなくなります。
SD UHS-IIに対応しているので書き込み速度は快適です。相変わらず差し込む方向はソニー独自。
SDカードのアクセスランプが左側面下部にあるのが最大の謎。この配置では普通に使っていると確認できないと思うのですが…。

ポート

イヤホン・マイクジャックとマイクロHDMI・USB-Cポートを備えています。多用すると思われるマイクジャックのみバリアングルモニタと干渉し辛い場所に配置されています。
USB-Cポート経由で充電および給電が可能。従来機と異なりマイクロUSBポートが無いため、既存のリモートレリーズケーブルを使うことが出来ません。特に花火撮影などバルブ撮影をする人は気を付けたいポイント。

バッテリー

小型軽量ボディながら、大容量NP-FZ100バッテリーを搭載しています。この結果、ミラーレスとしては非常に長いバッテリーライフを獲得。α7 IIIよりも良好となっています。

ISO感度ノイズと解像性能

ISO3200まではノイズが非常に少なく、良好な画質を維持しているように見えます。ISO6400付近からノイズにカラーノイズが増え始めるので、状況によってはシャドウが浮く可能性あり。ISO12800でも中間トーンはまずまず良好に見えますが、ISO25600?ISO51200では中間トーンでもカラーノイズが目立つようになります。カラーノイズは後処理で比較的かんたんに修正できるため、ISO12800程度までは実用的と考えて問題なさそう。

常用ISO感度全域で良好な彩度を維持しています。ノイズが気にならなければ、ISO51200まで実用的な画質と言っても過言ではないでしょう。と言っても、前述したようにシャドウ側のカラーノイズは目立つので、シャドウ側の諧調が不良と感じるシーンはあると思います。後処理でシャドウをすとんと押せば、まずまず見栄えの良い画質となるはず。

α7 IIIと同じく、ローパスフィルタの効果が弱い2400万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載していると思われます。低画素ながら良好な解像性能ですね。やはりISO3200まで良好なパフォーマンスを発揮していますが、ISO6400からノイズが増え始めて解像性能がワンランク低下しているのが分かります。それ以降も健闘はしていますが、解像性能を重視する場合はISO3200までに抑えると良いでしょう。

同センサーと思われるα7 IIIとほぼ同じ解像性能を発揮。ローパスフィルタ搭載の3000万画素モデル「EOS R」と同程度の解像度を実現。高画素モデルと比べると分が悪いものの、ISO12800や25600などの超高感度ISO域で差が縮まる模様。

高画素モデルと比べると回折の影響を受けにくく、高画素機がF11で付近で低下し始めているのに対し、F16付近までは安定した解像性能を発揮しているように見えます。

α7 IIIと実写を見比べてみると、カラーノイズがいくらか多いように見えます。撮影時期に差があり、露出が微妙に違う(1/3段以下の差)のが原因かもしれません。

ローパスフィルタの効果はほぼ同じと思われます。どちらも効き目が薄く、偽色やモアレが発生しやすい印象。このため、良好な解像度でも偽色によりディテールを損なっている場合があります。個人的には一般的なローパスフィルタでも良かったのでは?と考えています。

ローパスフィルターの効果は水平でのみ見られ、垂直では効果が無い模様。

実写を確認してみると、垂直(下側)で偽色やモアレが抑えられていることが分かります。特に偽色の差は顕著ですね。画像処理でいくらか低減可能ではありますが、完全には処理できないので光学的に抑え込んで欲しいと思うのです。

ダイナミックレンジ

オリジナルデータは重いので少しリサイズしています。オリジナルデータはFlickrを参照してください。

非圧縮RAW

α7Cは2420万画素 裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R」を使用しています。直接言及はされていませんが、2018年の「α7 III」で初登場したイメージセンサーを使用しているものと思われます。「15stopのダイナミックレンジ」と言われており、確かに柔軟性の高いRAWファイル。

特にハイライト側が良く粘り、テスト環境では+4EVの露出オーバーまで諧調を維持していることが分かります。もちろん実写での輝度差によってパフォーマンスは変化すると思いますが、定量的な測定では「ハイライトに強い」という印象。その反面、シャドウ側を大きく持ち上げるとノイズが若干出やすくなっているので、過度な増感には注意が必要です。当然、レンズ補正の「減光補正」でも同様にノイズが増加します。

+4EVでハイライト側の色情報を失っているものの、その他はまずまず粘っているように見えます。無難に使えるのは+3EVまで。

圧縮RAW

非圧縮RAWと比べると、-5EV回復時のシャドウにおけるノイズが増加しています。おそらく、圧縮率を高める際にダイナミックレンジの端が犠牲となっている模様。ハイライト側は問題無いので「RAW現像でシャドウをガッツリ持ち上げる」用途以外ならば圧縮RAWで特に大きな問題は無いはず。ディテールの再現性に違いは無いと思いますが、そのチェックはまた別の機会に。

色は非圧縮RAWと比べて大きな違いは無いように見えます。やはり本当にシャドウの諧調を残したい場合以外は圧縮RAWで問題無さそう。海外の評価では「破壊的な圧縮RAW」と酷評しているレビューサイトもありますが、個人的には特に大きな問題は無いと思います。もちろん、本当にダイナミックレンジの広さが欲しい時は非圧縮RAWがおススメ。

非圧縮RAW ISO 50

非圧縮RAWのテスト環境からISOを50まで下げ、シャッタースピードを1段上げて露出を合わせています。そのテスト結果が以下の通り。

ご覧のように、ハイライトが飛びやすくなってしまった一方、シャドウ側は-5EVを持ち上げてもノイズフリーとなっています。基本的に実効感度はISO100とほぼ同じと考えて問題ないでしょう。絞り・シャッター優先モードでISO 50を使う場合、1段ほど白飛びしやすくなっているので注意が必要です。とは言え、もともとハイライト側は良く粘ります。1段ほど狭くなったとしても、日常撮影で十分実用的なハイライト側ダイナミックレンジはあるはず。

「ハイライト重点測光」で過不足なく白飛びを抑えた効果的な露出となるのかは不明。これは一度テストしてみたいところ。

ご覧のように色情報が抜けやすいので、ハイライトを意識する際はISO 50は避けたほうが良し。

非圧縮RAWと圧縮RAWのファイルサイズ

圧縮RAWと比べて、非圧縮RAWのファイルサイズはほぼ倍になります。撮影シーンの情報量にも依ると思いますが、輝度差の大きいシーンであれば非圧縮RAWのファイルサイズがかなりの負担となります。この際のファイルサイズは競合他社の4500万画素 ロスレスRAWと同程度。正直に言って重すぎるので、ソニーも早いところロスレスRAWを実装して欲しいところ。

オートフォーカス

AFモード

従来通り「AF-S」「AF-A」「AF-C」「DMF」「MF」の5種類に対応。それぞれの機能は以下の通り。

  • AF-S:初回のフォーカス位置でピント固定
  • AF-A:AF-SとAF-Cを自動で切り替えてくれるモード
  • AF-C:AF中はエリア内のピントを常に合わせ続ける
  • DMF:AF-S後にフォーカスリングによるMFに対応(AF前は不可)
  • MF:マニュアルフォーカス

AF-Sモード時は基本的にフォーカスリングを使ったMF操作に対応していません。AFとMFを組み合わせるためには「DMF」モードに切り替える必要があります。さらに、DMFモード時でもAF前のマニュアルフォーカス操作には非対応。

AFモード時にMFを使いたい場合はボタンカスタマイズで「押す間(再押し)MFコントロール」を使うことでフォーカスリングの操作が可能となります。

AF-C時にフォーカスリングを操作することで強制的にMFモードへ移行する機能はありません。

カバーエリア

基本的に従来通り。個人的には他社に存在する「縦長」「横長」「菱形」のフォーカスエリアを実装して欲しいところ。フレキシブルスポットとゾーンは統合しちゃえば良いと思っている派です。拡張フレキシブルスポットのエリアが実質「小」サイズしかないのも改善して欲しいポイント。

使わないフォーカスエリアを非表示にする機能が追加されています、使わないエリアを非表示にすることで、素早いモード切替えが可能となりました。

モード切替はボタンカスタマイズに呼び出し機能を登録するか、Fnメニューやメインメニューで変更する必要があります。キヤノンやパナソニックのように、背面ホイールに設定は出来ません。

エリア移動

フレキシブルスポットM

フォーカスエリアの移動方法は基本的に4種類。

  • 「フォーカススタンダード」機能から方向ボタンで操作
  • ファインダー使用時にタッチパッドで操作
  • モニター使用時にタッチ操作
  • コマンドダイヤル操作

初期設定で利用できるのは上3つ。コマンドダイヤル操作は「マイダイヤル」「マイダイヤル呼び出し機能」などと組み合わせて使うことになると思います。

α7 IIIなどのように、AFジョイスティックを搭載しておらず、フォーカスエリアの移動は面倒で、素早い操作には不向き。モニターのタッチ操作は精度の高い操作には不向きで、ファインダー使用時のタッチパッドAFもレスポンスが悪い。

最終的にフォーカススタンダードで方向ボタンを使う人が多いのではと予想しています。

AF用メニュー

特にこれと言って過不足のないメニュー機能が揃っています。α7 IIIユーザーにとって「フォーカスエリア枠色」の変更機能は便利と感じるかもしれません。

レンズの最短撮影距離を割り込んでしまった時にフォーカスエリアが紫色に点灯する機能が追加されています。これが地味に便利。

前述したようにフォーカスエリアの移動は面倒なので、「フォーカスエリア登録」「AF枠の移動量」を調整して自分好みの使い勝手にカスタマイズするのがおススメ。

AF時の絞り駆動

α7C メニュー

ライブビュー時の絞り駆動の特性を変化させる重要な機能です。

  • フォーカス優先:基本的にライブビューが絞り開放状態で固定される。AF-SモードではAF後に実絞りへと移行。AF-Cモードは「標準」と比べてAF中の絞りが大きく開きます。このため、撮影時に絞り動作が大きくなるので連写速度の低下や絞り駆動の動作音が発生する可能性あり。
  • 標準:基本的にライブビューは実絞り。AF時に絞りが開き、合焦後に再度絞りを閉じる。AF-Cモードは「フォーカス優先」と似たような挙動ですが、絞り羽根が比較的開きにくくなっています。通常はこれでOK。
  • サイレント優先:対応レンズは限定的。おそらく絞り羽根を閉じた状態でAFを動作し続ける機能なのかなと。当然、AF速度は低下すると思われます。

レンズや撮影環境によって動作に変化がある模様。低照度で絞り駆動に変化があるのかと思いきや、高輝度で絞りを開いたりするので、動作の条件がイマイチよく分からない。

ハッキリと言えることはライブビューの待機状態で絞りの状態が変化すること。AF-Sなら「フォーカス優先」で絞り開放、「標準」なら実絞り。AF-Cであれば、「フォーカス優先」がF11までの実絞り、「標準」ならば実絞り状態となります。

ピント補助

MF系の機能はAFとは別ページに存在。拡大機能とピーキングの調整が可能です。

ピーキング

ピーキングは色と強度を変更可能。色は「赤・黄・青・白」の4種類から、強度は「低・中・高」の3種類から選択可能です。ピーキングはMFのみ利用可能ですが、「DMF」モードではピーキング表示をしたままAFを利用することが可能です。

ライブビュー拡大

拡大時間や拡大倍率、拡大中のAFの機能に対応。拡大時のAF機能をオンにすると、拡大中にシャッターボタン半押しで拡大が解除されなくなります(たとえMFモードだったとしても)。

フォーカス速度・追従性

AF-S

純正レンズを使う限り、非常に迷いの少ない非常に高速なAFを期待できます。特にXDリニアモーターを使った最新設計のレンズが凄い。ピント精度も良好。

その一方で、サードパーティ製レンズは純正と比べて合焦までの速度が低下します。特にタムロンのOSD駆動などは影響を受けやすい。合焦速度が極端に低下する場合はAF-Cを積極的に使うことをおススメします。

AF-C

純正レンズではAF-Sと同じく、非常に高速で快適なAFを利用可能。サードパーティ製レンズでもAF-Sより動作が改善するケースが多いです。精度も非常に良好なため、AF-Sを使用せずに常時AF-Cでも良いくらい。

追従感度は5段階で調整可能。他社のように「速度変化」や「乗り移り耐性」などと言った項目はありません。個人的にはこのくらいシンプルなほうが使いやすいと感じています。

トラッキング

α7 IIIと比べて遥かに改善したと感じるポイント。ソニー最新の「リアルタイムトラッキング」に対応しており、追従開始した被写体を粘り強く捕捉し続けます。顔や瞳の検出精度は競合他社と比べて差は無いものの、追従性に関して言えば頭一つ抜きんでたパフォーマンスを発揮。

キヤノンやパナソニックが「被写体認識」で特定の被写体における検出速度と精度を高める一方、ソニーは被写体に関係なく追従性を高めているのがGood。どちらも良い点・悪い点が存在するものの、ソニーのような方式も悪くないと思います。(個人的にはキヤノンやパナソニックのほうが使いやすいと感じますが)

完璧な追従性とは言い難く、特に奥行方向に前後する被写体を追従し続ける場合には注意が必要。顔検出や瞳検出で追従位置を補正しながら使えない場合、ピント位置が後方へずれる場合が多かったです。

検出機能

手持ちのテスト環境に限って言うと、検出精度や速度はα7 IIIと比べて大きな違いがありません。最新ファームウェアアップデート後のα7 IIIであればリアルタイム瞳AFも利用できるので不便とは感じないはず。

ただし、顔検出や瞳検出が途切れてしまうと、ピント位置が不安定となります。基本的に手前側にピントを合わせる傾向があるので、徐々にピント位置がずれる可能性が高い。この点で後ろ向きでも被写体を検出するキヤノンの頭部認識やパナソニックの人体認識は強い。

ただしソニーもリアルタイムトラッキングを活用すると、瞳検出が途切れてしまったポイントを粘り強く捕捉し続けます。キヤノンやパナソニックのような被写体認識機能はありませんが、このトラッキング機能を活用することで遜色のない追従性能を発揮する可能性あり。

帽子着用時はソニーが苦手とするシーン。帽子の先にピントを合わせ続けてしまい、顔や瞳を検出するのは正面を向いた僅かなタイミングのみ。このような場合はキヤノンの頭部認識やパナソニックの人体認識のほうが安定します。

前述したように、ソニーでもリアルタイムトラッキング中に瞳を検出出来れば安定して追従可能です。

瞳の検出精度で言えばニコンZカメラがぴか一。実写で使いやすいかどうかは別として、他社では検出しないような状態で検出します。

眼鏡着用時は競合他社と比べて遜色ない性能。敢えて言えば、やはりニコンが強いシーン(検出頻度は良好)。ソニーの検出頻度はぼちぼちで、ピント位置は瞳にしっかりと合うときもあれば、眼鏡に乗り移ってしまう場合もあります。

参考:他社の顔検出

ポートレートやランダムな動きの少ないスポーツではソニーのAFシステムが安定して高い追従性を発揮すると思います。一方で、初動が後ろ向きだったりすると、検出機能が使えないので手動で開始位置を指定する必要あり(リアルタイムトラッキングでも)。この点で、キヤノンやパナソニックは子供や行楽シーン、そして不規則に動くシーンで便利だと感じています。

メニューシステム

基本的に従来のメニューシステムを踏襲しています。タッチパネル非対応のため、方向ボタンを操作してカーソルを動かす必要あり。

面倒なのは、「戻る」機能がMENUボタンにしかないこと。α7CのMENUボタンはカメラ背面の中央上部と非常に奇妙な配置となっています。右手親指では微妙に届かず、左手で操作しようとするとアイセンサーを誤作動させやすい。ストレスフルなボタン配置。

幸いにも「MENU」機能をボタンカスタマイズに登録可能。α7Cで数少ないボタンカスタマイズですが、多用するメニュー機能を押しやすくするにはしかたありません。α7 IIIは「ゴミ箱ボタン」に登録し、素早い操作が可能でした。

α7Cでも同様のボタン配置が可能ですが、なんとゴミ箱ボタンにヘルプ機能が割り当てられてしまっています。ライブビューからメニュー画面への移行は可能ですが、ヘルプ機能が優先されるので「戻る」機能が使用不可となっています。このため、他のカスタマイズボタンに割り当てる必要あり。

撮影メニュー1

やはり基本的は従来通りのため。個人的に「お!」と感じたポイントのみピックアップ

  • RAW記録方式:お馴染みの「圧縮」「非圧縮」のみ。そろそろロスレス圧縮を実装して欲しいところ。
  • インターバル撮影:第3世代はファームウェアアップデートで実装しましたが、第4世代は初期装備。特にα7Cは従来のレリーズケーブルが使えないので、この機能を実装しているのは重要。
  • フォーカスエリア限定:α7 IIIにはなかったような…。使わないフォーカスエリアを省略することが出来るので便利。その分素早い操作が期待できます。
  • フォーカスエリア枠色:これまで見づらかったグレーの枠から色を変更することが出来るようになりました。
  • フォーカス位置の循環:「α9」や最新モデルに実装したものの、α7 IIIには実装されなかった機能。競合他社では割とメジャーな機能なので、この機能の実装は歓迎。
  • AF枠の移動量:確か従来機には実装されていないはず。「標準」「大」の2択で、それぞれ中央からフレーム端まで「7クリック」「9クリック」で移動可能。正直に言うと、もう少し差をつけて良かったのでは?

α7 IIIと比べてAFシステムが最新版に更新されているのが特徴と言えるでしょう。将来的にα7 IIIもファームウェアアップデートで追加されるのか、それとも後継モデルまでお預けなのかは不明。特にAF枠の色変更や移動量変更は便利であり、α7Cを購入したら真っ先に調整しておきたいところ。

撮影メニュー2

  • AFトランジション速度・AF乗り移り速度:従来の「AF駆動速度」が「トランジション速度」「乗り移り速度」に細分化されました。それぞれ7段階・5段階の調整が可能となっており、様々なシチュエーションで使いやすいAFを実現できます。
  • ファインダーフレームレート:α7 IIIは60fps固定でしたが、α7Cでは60fps/120fpsを切り替え可能となりました。滑らかな表示が可能ですが、そのぶんバッテリーの消費が速くなるので注意が必要。個人的には十分なバッテリーライフですが。
  • ボタンカスタマイズ設定:いくつか追加機能があり、登録画面の視覚情報が改善しています。
  • ファンクションメニュー設定:ボタンカスタマイズと同様、視覚情報が改善しています。また、静止画と動画のメニューを分けて登録することが可能となりました。
  • マイダイヤル機能:一時的にコマンドダイヤルの役割を変更することが出来る機能です。便利機能として可能性は秘めているものの、登録できる機能が少なく使い辛い。

通信メニュー

一見するとα7 IIIから変化がないように見えますが、以下の機能が利用可能となっています。

  • 自動バックグラウンド転送
  • 設定の保存
  • リモート電源オン・オフ
  • カメラオフでの転送

特に従来機との大きな違いは「電源オフ」時にスマートフォンからカメラへアクセス可能となったこと。これによりカメラバッグにカメラを収納したまま、画像をスマートフォンに転送することができます。旅行中などで、気軽に写真をシェアしたい時に便利な機能です。こまで機能が限定的だったことを考えると大きな前進。

そのほか、自動バックグラウンド転送や設定の保存機能があるものの、いまいち使い勝手が悪いというか、操作が明瞭ではない点がいくつかあります。スマートフォンアプリの使い勝手は改善の余地がありそう。

再生メニュー

α7 IIIとの主な違いは「グループ表示」機能。これは連写撮影やインターバル撮影などひとまとまりの連続した写真を「グループ」として集約してくれる機能です。従来機は連写したぶんだけ撮影枚数が増え、特定の写真を削除したり探したりするのが面倒になってきます。このグループ機能をオンにしておくことで、連写後の写真がまとまり、失敗であれば一括削除が可能となります。連写機能を多用する身としては素晴らしい改善。

設定メニュー

  • クリーニングモード:相変わらずセンサーシフト式です。電源オンオフとは連動しておらず、フルサイズミラーレスの中では兎に角ゴミが付きやすいので、小まめにクリーニングモードを実行したいところ。
  • 表示画質:従来通りの機能。初期設定は「標準」ですが、「高画質」へ切り替えることでライブビュー中にモアレ低減効果を得られます。撮像結果に違いはありませんが、快適なライブビューライフを楽しみたい人は高画質へ切り替えておくと良いでしょう。ただし、バッテリーライフに影響し、AF中は高画質モードが解除されるので注意が必要。

カスタマイズ

ボタンカスタマイズ

前述しましたがボタンカスタマイズメニューのビジュアルが強化されています。従来は文字のみのナビゲートでしたが、α7Cはボタン配置が分かりやすい図付きとなっています。ボタンカスタマイズは静止画・動画・再生メニューで分けて登録可能。

  • 押す間トラッキング+AFオン:α7Cの初期設定で「AF-ON」に設定されている機能です。AF-Sモードでも、このボタンを押すだけでAF-Cトラッキングモードへ移行可能です。風景や旅行撮影中に動く被写体をおいかける際に便利と感じました。
  • AFトランジション・乗り移り速度:前述したように動画撮影時に細かいAFの設定が可能です。
  • マイダイヤル:リアコマンドダイヤル・ホイールの機能を変更します。ボタン数が少ないα7Cにとって便利な機能ですが、登録できる機能が非常に少ないのが残念。呼び出し方は「押している間」「切替」「再おし」3種類の呼び出しパターンあり。ただし、フロントコマンドダイヤルの無いα7Cで「押している間」は使い辛い。「切替」もしくは「再おし」が個人的にはおススメ。

Fnカスタマイズ

ボタンカスタマイズと同様、視覚的にカスタマイズしやすくなり、静止画と動画を分けて設定することが可能です。

従来通り、14ページの豊富な種類の中から機能を選ぶことが出来ます。トランジション速度やフレームレート設定変更機能などが追加されているものの、基本的には前述してきた通り。特筆すべき部分はありません。やはりタッチパネル操作に対応してほしかったところ。

連写・ドライブ

メインメニューのドライブ機能は「撮影モード1」の3ページ目に存在します。設定項目は3つだけですが、インターバル撮影は3層目に2ページ6項目あるので少しややこしい。

ドライブモード

  • 1枚撮影
  • 連続撮影:Hi+/Hi/Mid/Lo
  • セルフタイマー:2/5/10秒
  • セルフタイマー:3/5枚+2/5/10秒
  • 連続ブラケット:3/5/9枚+0.3/0.5/0.7/1.0/2.0/3.0EV
  • 1枚ブラケット:3/5/9枚+0.3/0.5/0.7/1.0/2.0/3.0EV
  • ホワイトバランスブラケット:Lo/Hi
  • DROブラケット:Lo/Hi

ドライブモードとしての機能を一通り揃えています。機能性に関して過不足は無いと思います。欲を言えばブラケットのセルフタイマー機能やインターバル撮影モードがあると良かったです。

ブラケット設定

ブラケットモードでセルフタイマーを組み合わせたい場合はメインメニューから「ブラケット設定」で調整します。時間は他と同じく「2/5/10秒」で設定可能。撮影順序もこのページで変更可能です。

インターバル撮影

第3世代ではファームウェアアップデートで対応したインターバル撮影が初期装備。α7CはUSBリモコンに対応していないので、インターバル撮影が最初から利用できるのはありがたいですね。機能性は十分良好で、撮影間隔は最大60秒、撮影回数は最大で9999回に対応しています。

シャッター方式

α7Cはメカニカルシャッターが「電子先幕シャッター(後幕のみメカニカル)」限定だと思われ、メカニカルシャッター方式の設定項目が存在しません。

このため、電子シャッター(サイレント撮影)と切り替える機能のみ実装しています。機能名こそ「サイレント撮影」ですが、この設定をオンにしても電子音設定が切り替わることはありません。

電子先幕シャッター時のシャッター速度は「30-1/4000秒」ですが、電子シャッターに切り替えることで「1/8000秒」を利用可能です。一部のフルサイズミラーレスのように1/16000?1/32000秒を利用することは出来ません。

低速シャッター限界速度

ISO感度設定の項目に「ISO AUTO低速限界」機能があります。絞り優先モードなどで、この機能で設定したシャッタースピードを下回る場合は自動的にISO感度を調整してシャッタースピードを維持します。主に低照度における手ぶれの抑制や動体撮影時に重宝する機能です。

手動で設定できるシャッタースピードは「30?1/8000秒」の間で1段ごとに調整可能。競合他社と比べると自由度の高い機能となっています。

低速限界設定を「AUTO」に設定すると、基本的に設定値は「1/レンズの焦点距離mm」となります。最適なシャッタースピードが無い場合は少し速いシャッタースピードを利用するように設定されている模様。このAUTO設定は前後2段分の微調整が可能となっています。

バッファクリア

スマートフォンのストップウォッチ機能を使用。5秒スタートで10秒まで・15秒まで・20秒までの連続撮影を実施し、それぞれ5秒間・10秒間・15秒間で撮影出来た枚数をカウントします。

使用するSDカードはUSH-II V90を用意。

JPEG+非圧縮RAW

α7Cは仕様上、非圧縮RAWで連写時に45枚の連続撮影が可能と言われています。JPEGの同時出力でいくらかバッファは詰まりやすくなる模様。10秒の連続撮影時は8コマ秒と10コマ秒で撮ることのできる枚数に違いがありません。この時点でSDカードへの書き込みがボトルネックとなっていることが分かります。

さらに撮影時間を15秒まで伸ばしても、異なる連写速度で同じ撮影枚数となっています。このため、5秒感に「JPEG+非圧縮RAW」を8枚程度のバッファクリア速度と言うことになります。もちろん、イメージの情報量が多い場合、ファイルサイズが大きくなり、バッファクリア速度はさらに低下すると思われます。SDカードでどれほどの差がつくのかは未検証。

5秒 10秒 15秒
8コマ秒 30 45 53
10コマ秒 33 45 53

ちなみに、バッファが詰まっていないにも関わらず、5秒間の連写で期待通りの撮影枚数が確保できていません。期待通り10コマ秒の連写速度を得たい場合は圧縮RAWの利用がおススメ。

以下のGIFは10コマ秒時の15秒間連続撮影の作例をつなぎ合わせたものです。45枚(10秒間)よりも手前でバッファが詰まり始めていることが分かります。バッファが詰まり始めると約0.6秒ごとの連写速度まで低下。

5秒に8コマのバッファを消化できるため、仮に40枚でバッファが詰まるとすると、全てのカットをSDカードへ記録するまで25秒かかります。

10コマ秒の高速連写に対応するフルサイズミラーレスですが、次世代メモリーカード「XQD」「CFexpress」を利用できる競合モデルと比べると分が悪い結果と言えるでしょう。

JPEG+圧縮RAW

非圧縮RAWの場合と異なり、バッファが詰まるまでは期待通りの連写速度を発揮しているように見えます。

仕様上(RAW+JPEG)で86枚の連続撮影枚数に対応していると言われていますが、10秒間の連続撮影で8/10コマ秒の撮影枚数に違いがありません(つまりこの時点でバッファが詰まり始めている可能性が高い)。

5秒 10秒 15秒
8コマ秒 40 80 92
10コマ秒 50 81 92

バッファが詰まってからは連写速度に関わらず、時間あたりの撮影枚数は同じです。消化速度は5秒間でおよそ12枚。非圧縮RAWと圧縮RAWのファイルサイズ差を考慮すると妥当な速度と言えそうです。

JPEG

仕様上、JPEG出力のみの場合は215枚まで撮影可能となっています。このため、10コマ秒で15秒撮影しても期待通りの撮影枚数となります。本当に撮影枚数が必要であればJPEGを検討するのも一つの手。ただし、バッファクリアにはそれなりの時間がかかります。

5秒 10秒 15秒
8コマ秒 41 80 141
10コマ秒 51 99 151

ローリングシャッターの影響

「ローリングシャッター」とは電子シャッター使用時にセンサーが撮像する方式を指しています。理想はセンサー全体を一括で露光出来ると良いのですが、現在の仕様ではイメージセンサーの上から下まで段階的に読みだしていく方式「ローリングシャッター」を使用しています。

言葉で説明しても難しい、以下の動画で分かりやすく解説されています。

現在、コンシューマー向けのデジタルカメラでローリングシャッター方式を採用していないモデルは非常に少ないです。海外企業が「PIXII」のようなカメラでグローバルシャッターを採用していますが、国産ミラーレスでこの方式を採用しているカメラは存在しません。(キヤノンの業務用向けカムコーダーくらい)

もちろんα7Cもローリングシャッター方式を採用しています。USB扇風機を使い、1/8000秒の電子シャッターを使用して撮影した写真が以下の通り。

ご覧のように扇風機の羽根が不自然な描写となってしまっていますね。ローリングシャッター方式では、このように高速移動する被写体を撮影する際に問題が発生します。

では他のカメラではどのような影響があるのか?と言うのは以下の通り。羽根がコマ切れになっているほどローリングシャッターの幕速が遅く、悪影響が出いやすい性能ということが出来ます。

同じイメージセンサーを使っていると思われる「α7 III ILCE-7M3」は同程度のパフォーマンスであることが分かります。競合モデルの「EOS R」も似たような状態ですね。その一方で「EOS R5」は比較的ローリングシャッターの幕速が速く、悪影響を小さく抑えています。その性能は小型センサー並と言っても過言ではありません。

実写体験

外観・携帯性

やや分厚いものの、APS-Cに近い全高・全幅のフルサイズミラーレス。ボディ内手ぶれ補正を搭載するモデルとしては最も小さく、非常に携帯性の高いカメラです。特に全高の低さが際立っており、スリングバッグや小型ショルダーバッグで運用する際に収納性の違いを感じます。

このサイズでフルサイズセンサーとボディ内手ぶれ補正を搭載しているのは凄い、と感じる一方で、グリップが小さく握りづらいのはマイナスポイント。グリップをもう少し大きくして、α7 IIIに近い形状にしてもサイズ感を損なわなかったと思うのですが…。

重量は最新のα7シリーズとしては軽いものの、初代α7シリーズと比べると重くなっています。ボディ内手ぶれ補正搭載モデルとしては十分軽いと言えますが、α7Cを買う理由となるほどの強みとは感じません。

コンパクトサイズながら、ボディ材質はモノコック構造を採用したマグネシウム合金の頑丈な作り。プラスチック外装のカメラと比べて剛性や握った際の金属感に違いあり。グリップの滑りやすいカバーがややマイナス。見た目は良いのですけども…。

フルサイズミラーレスでは珍しいシルバーモデルをラインアップしています。ダイヤル類やシューカバー、ボタンがカラーバリエーションに合わせて色が変化。控えめなシルバーカラーとなっているので、レンズがブラックでも特に違和感はありません。オールドレンズ運用時にシルバーレンズと組み合わせるとカッコいいかもしれませんね。

操作性

基本的にα6100とよく似たボタンレイアウトです。第3世代のα7シリーズのようなAFジョイスティックやカメラ上部のC1/C2ボタンはありません。

α7 IIIにあってα7Cに無いボタン

  • C1・C2・C3
  • 拡大

α7 IIIと比べて、カスタマイズ可能なボタンが4つも減っています。幸いにもモードダイヤルのカスタム枠は3つので、積極的に使い分けたいところ。

AFジョイスティックが無くなってしまったのも痛いポイント。モニターをタッチ操作することでエリアを指定できますが、レスポンスが悪く、快適とは言い難いのが正直なところ。

MENUボタンを何故この位置にしたのか大いに疑問。タッチシステムに対応していないメニュー画面で「戻る」を利用するにはMENUボタンを押す必要があります。右手でも左手でも押し辛い位置に多用するMENUボタンがあるのは苦痛と言うほかありません。幸いにも別のボタンに同機能を設定することは可能です。とは言え、数少ないカスタマイズ対応ボタンに「MENU」を登録するのは抵抗があります。

フロントダイヤルが無いため、基本的にカメラの操作は右手親指に集中しています。マニュアル露出モードを多用する人は操作が煩雑になると感じるかもしれません。

ファインダー・モニタ

フルサイズミラーレスとしては非常に小さなファインダーを搭載しています。OLEDパネルの明るさやコントラストが良好なので、倍率が低くても視認性に大きな問題はありません。とは言え、遮光性が悪く内面反射で視認性が低下してしまうこともしばしば。せめて大型アイカップに対応して欲しかったところ。

実用性に問題はありませんが、20万円のカメラに搭載しているファインダーとしては非力と言わざるを得ません。

α7シリーズでは珍しいバリアングルモニタを搭載。これにより、収納時にモニターを裏返して保護したり、縦構図でもハイアングルやローアングルに対応しやすくなっています。

モニター解像度はα7 IIIと同じ92万ドット。競合他社が160万ドットや210万ドットのパネルを採用する2020年製のミラーレスとしては低解像だと思います。これらに見慣れてしまうと物足りませんが、ファインダーと同様に必要十分な解像度は備えています。

相変わらずタッチパネルのレスポンスはお世辞にも良いとは言えず、ピンチインやピンチアウトなど2本指での操作も出来ないのは残念。

バリアングルモニタの搭載により、縦構図でも横構図でも地面ギリギリの撮影が容易となったのは強み。特にソニーαEシリーズでバリアングルモニタを搭載したモデルは少なく、α7Cを選ぶ理由になると思います。モニタ使用時でもリアルタイムトラッキングを活用することで比較的容易に被写体を追従できるのもGood。

画質

この写真はISO感度12800で撮影した水族館での1コマ。
α7 IIIと同じ「2400万画素 裏面照射型CMOSセンサー」と「BIONZ Xプロセッサ」を搭載しています。基本的に画質で顕著な差は存在せず、従来通りの強力な高感度ISO性能とダイナミックレンジを発揮しています。

ローパスフィルターもα7 IIIと同じく効き目が弱いタイプを使用しているらしく、高解像なレンズと組み合わせると、細部にモアレや偽色が出やすいと感じます。

JPEGの仕上がりも従来通り。ソニーらしいシャープネスとカラーサイエンスです。カラーサイエンスは正直に言うと私の好みではありませんが、シャープネスやノイズリダクションの匙加減は絶妙。

α7S IIIと同じ「クリエイティブルック」の実装を期待していたのですが、それは次世代モデルまでお預けのようです。

ソニーセンサーらしく、ダイナミックレンジが広く、柔軟性のあるRAW現像が可能です。ハイライトの諧調を残しつつシャドウディテールを残したい場合に便利。

キヤノンや富士フイルムのように、ハイライトを重視した露出と仕上がりの機能はありません。「DRO:Lv5」で露出をアンダーに調整して、RAW現像時に露出を調整するのがおススメ。

キットレンズ

外装の作りはいささかチープですが、光学性能は良好です。特に解像性能は満足のいくものとなっており、28mm?60mmのズームレンジで問題なければα7Cと相性の良い組み合わせと言えるでしょう。高画素機に対応できるほどの解像性能とは感じないので、素直にα7Cやα7 IIIで使うのがおススメ。平凡な開放F値変動ズームのため、ボケはあまり大きくできません。

オートフォーカスは非常に高速で静かな動作です。よほどレスポンスやフォーカス速度にこだわりが無ければ十分以上と感じるはず。動き回る子供や近距離の小動物相手に十分な性能でした。

レンズフード非対応ですが、逆光耐性がとても良好なので必要性は低いと思います。プロテクトフィルターを装着する場合はコントラストが低下しやすく、フィルター由来のフレアが発生するので、出来ればねじ込み式のレンズフードを用意したいところ。

オートフォーカス・連写

基本的にα7 IIIと同じセンサー・プロセッサーを使用していますが、システム・アルゴリズムには手が加わっているように感じます。

リアルタイムトラッキング

ソニー第4世代のα7シリーズで本格導入した最新のAFシステム。AIテクノロジーを駆使した追従システムであり、指定した被写体を粘り強く捕捉し続けるのが特徴的。特に被写体が前景に一時的に隠れたとしても、復帰しやすく、AFポイントが前景に乗り移りにくくなっているのが凄い。

とは言え、リアルタイムトラッキングも完璧ではありません。初動の検出は「頭部」を検出して捕捉できるキヤノンやパナソニックに分があると感じました。特に動物検出(瞳ではない)に対応しているカメラとの差は歴然。

ソニーのリアルタイムトラッキング場合、(顔・瞳検出が出来ない場合)「1点AF」などで最初に被写体を指定する必要があります。その際に上手く指定できないと、ピントがずれたまま追従。大口径レンズなど、被写界深度の浅いレンズだと予想以上にミスショットが目立ちます。

リアルタイムトラッキング中に徐々に被写体からズレてしまう場合でも「再検出できる・できない」で使い勝手が大きく変わってきます。個人的にリアルタイムトラッキングは顔・瞳検出AFとセットで上手く機能するAFシステムという印象。今のところ、最も効果的なのは動く人間。

おそらく、ソニーの課題は比較的古いレンズのアクチュエーターを改良すること。キヤノンのナノUSM駆動やニコンやタムロンのマルチフォーカス方式、そしてソニー最新のデュアルXDリニア駆動などと比べるとフォーカスのレスポンスが少し見劣りします。レンズのフォーカス性能が向上することで、ボディ側の高度なAF性能を活かしきることが出来るのかなと。

ボタン一発トラッキング

α7Cは初期設定でAF-ONボタンに「AF-C+トラッキング」機能が登録されています。この機能はAF-S設定だったとしても、強制的にAF-Cに変更され、トラッキングを開始する機能です。風景撮影中、不意に訪れたシャッターチャンスなどに対応しやすく重宝しています。ただし、ボタン一発でシャッタースピードやドライブを変更出来る訳ではありません。できれば細かい設定項目があると良かったです。

その他AFシステム

リアルタイムトラッキングで対応できないシーンでゾーンエリアを使用してみたところ、α7 IIIよりも賢く追従しているように感じました。カジュアルユースではリアルタイムトラッキングを使い、顔検出・瞳検出と併用しながらサクサク撮影。不規則で素早く動く被写体相手にはゾーンAFで任意の被写体を追いかけるのが良い感じ。

とは言え、場面に応じてAF設定を変更するにはボタン数が少なく、基本的にはリアルタイムトラッキングでの運用が主体になると思います。

連写

第3?4世代のα7シリーズと同じく、10コマ秒のメカシャッター連写に対応。α7 IIIが登場した2018年当時の性能としては立派なものでしたが、競合他社が猛追した2020年では陳腐化してしまったように感じます。と言っても、多くの撮影シーンで10コマ秒もあれば十分と感じる人は多いはず。この価格帯のカメラとしては全く問題ありません。

バッファはα7 IIIと比べて改善しており、圧縮RAWであれば最大115枚の連写が可能となっています。10コマ秒で連写したとしても、10秒程度は連写し続けられる計算ですね。ただし非圧縮RAWを使用すると撮影可能枚数が著しく低下するので注意が必要。

対応メディアはSDXC UHS-IIを利用可能。最新のCFexpress対応モデルと比べると雲泥の差があり、バッファが詰まってから解消するまでに時間がかかります。

機能性

α7 IIIと同じプロセッサですが、ソフトウェアにはいくつか改善が見られます。

ポイント

「お!」と思った改良点

  • AFフレームの色変更可能
  • 近側の撮影距離割り込み時にAFフレームの紫色表示
  • 連写時の全カットをグループ化
  • ボタン一発でトラッキング対応

改善して欲しいと思った点

  • メニューシステム
    (構造・タッチ操作への対応)
  • タッチ操作の充実
  • ロスレス圧縮RAWの実装
  • クリエイティブルックの実装

使いやすくなったと感じるのはオートフォーカス・ドライブ関連。特に従来機で非常に見づらかったグレーのAFフレームの色を赤色に変更できるようになったのは大きい。さらに最短撮影距離を割り込んだ際にはAFフレームが紫色に点灯する新機能を実装。特に最短撮影距離が掴みづらい中望遠やマクロレンズで効果的。

前述したように、AF-ONボタンでAF-C+トラッキング機能を利用できるのは非常に便利。まだカジュアルユースと言った印象ですが、家族写真では活躍しそうな便利機能。

ドライブ関連では1シーンでの連写撮影の結果を一つにまとめることができ、一括削除に対応しています。最初からピントを外してしまった時などで効果的なファイル管理と言えます。

その一方、依然として複雑なメニューシステムはタッチ操作非対応なうえ、MENUボタンの妙な配置で使い辛いです。Fnメニューでもタッチ操作ができず、2本指を使った操作にも対応していません。正直に言うと、最も進歩したタッチインターフェースと比べると周回遅れの状態です。α7S IIIで導入された新メニューシステムを期待していたのですが…。

また、いまだに「圧縮RAW」「非圧縮RAW」の2択しか存在せず、「ロスレス圧縮」には対応していません。画質を優先する場合、非圧縮RAW一択ですが、何しろファイルサイズが大きくストレージを圧迫するのです。4500万画素クラスの「EOS R5」や「Z 7」のRAWが50MB前後であることを考えると、α7Cの非圧縮RAWは重すぎます。

総合評価

肯定的見解

ココがポイント

  • ボディ内充電・給電に対応
  • しっかりとしたマグネシウム合金ボディ
  • 小型軽量
  • バリアングルモニタ
  • ボディ内手ぶれ補正搭載
  • 強制トラッキング機能が非常に便利
  • 大容量のZバッテリー搭載
  • ISO12800まで実用的な高感度画質
  • ダイナミックレンジの広いRAW画質
  • AF枠の色変更機能
  • 連写撮影のグループ化
  • 基本的に良好なAF性能
  • 非常に良好な追従性能トラッキングAF
  • Fnメニューが静止画・動画に分離
  • 10コマ秒の高速連写と十分なバッファ
  • 自由度の高い低速限界機能

小型軽量ながらボディ内手ぶれ補正と立派なフルサイズセンサーを搭載。さらにバリアングルモニタと大容量のバッテリーを詰め込んで、よくぞここまでカメラを小さくしたものだと感心しました。ボディの厚みは従来通りですが、フラットなトッププレートは間違いなく収納性が高い。

オートフォーカスはソニー最新のアルゴリズムとシステムが導入され、追従性の高いリアルタイムトラッキングやAF枠色変更など便利な機能が追加されています。特に初期設定でAF-ONボタンに設定されている「押す間トラッキング」機能がおススメ。むしろコレが無いとα7Cはとても使い辛いです。

批判的見解

ココに注意

  • 外部充電器なし
  • USBリモコン非対応
  • カメラグリップが小さい・滑りやすい
  • フロントダイヤルなし
  • ボタンカスタマイズ対応ボタンが少ない
  • AFジョイスティックが無い
  • メニューシステムが古いまま
  • タッチパネルの機能性が低い
  • ファインダーの倍率が小さすぎる
  • 全体的に操作のレスポンスが少し悪い
  • モアレや偽色が発生しやすい
  • ロスレスRAWが無い
  • 顔・瞳の検出能力は従来通り
  • バッファクリアが遅い
  • ローリングシャッターの影響が強い

小型軽量化のために色々と犠牲となっているのは注意すべきポイント。グリップは小さくなり、ダイヤルやボタン、そしてジョイスティックが省略されているのは非常に残念。そしてファインダーはAPS-C以下であり、RX100シリーズと同等。これはちょっと小さすぎる。

操作性が犠牲となっている代わりにタッチパネルのレスポンスや機能性が向上していれば問題無かったのですが、それも無し。従来通りのタッチインターフェースであり、キヤノンやパナソニックと比べると遥かに見劣りします。

従来通りと言えば、連写・バッファや画質出力も従来通りで、α7 IIIとほぼ同じです。2018年のα7 III登場当時は立派な性能でしたが、2020年現在は没個性化してしまった印象。悪くないスペックですが、非圧縮RAWを使用した際にバッファが詰まりやすく、バッファクリアに時間がかかるのは残念。そろそろロスレスRAWの選択肢が欲しいところ。次世代機はCFexpress Aカードを利用できると良いのですが…。

まとめ

管理人
管理人
満足度は80点。
小型軽量で機動力・収納性の高いフルサイズミラーレスですが、より大きなカメラほどの操作性を得られず、陳腐化したスペック群にα7 IIIと同程度の金額を支払うことが出来るのか悩ましいところ。最新のAFシステムは魅力的ですが、よく考えて、実機を触ってから購入することをおススメします。

小型軽量レンズしか使わない・家族写真などカジュアルにフルサイズを使いたい・静止画/動画のハイブリッドユーザーなどに適したカメラと言えそうです。色々なレンズを使ってみたいのであれば、α7 IIIや来るα7 IVの登場を待つのが良し。

個人的には小型レンズと組み合わせて家族写真用として使っています。

参考情報

購入早見表

α7C ボディ シルバー
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α7C ボディ ブラック
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α7C ズームレンズキット シルバー
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α7C ズームレンズキット ブラック
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