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ソニー「FE 28-60mm F4-5.6」は小型軽量ながら大いに説得力のある光学性能

Lesnumeriquesがソニー「FE 28-60mm F4-5.6」のレビューを公開。小型軽量なレンズですが、古いFE28-70mm F3.5-5.6より遥かに説得力のあるレンズと評価しています。

小型軽量ながら良好なキットレンズ

Lesnumeriques:Test Sony FE 28-60 mm F4-5.6 : petit zoom au grand piqué

  • レンズの紹介
    ・2020年下旬にα7C用のキットレンズとして発表された。
    ・現在、市場で最もコンパクトなフルサイズミラーレス用のズームレンズだ。
    ・2013年にFE28-70mm F3.5-5.6を投入して以来となる、手ごろな価格のズームレンズである。
  • ビルドクオリティ
  • 携帯性
    ・全長45mm・重量167gのレンズだ。
    ・これほどコンパクトなフルサイズ用ズームレンズは見たことが無い。
    ・一見するとAPS-C用レンズにすら見える。
    ・FE35mm F2.8 ZAやAF35mm F2.8 FEのような単焦点レンズと似ている。
  • 操作性
    ・沈胴式機構のため、使用時はズームリングを回転してレンズを展開する必要がある。
    ・ズームリングは硬すぎず緩すぎず、使いやすい。
    ・フォーカスリングは好みより少し幅が狭く、緩い。
    ・外装は完全にプラスチック製だが、よくできている。
    ・防塵防滴に配慮した設計だ。
    ・光学手ぶれ補正やFnボタンは無い。
  • オートフォーカス
    ・非常に静かで応答性が高い。
  • マニュアルフォーカス
    ・記載なし。
  • 手ぶれ補正
    ・光学手ぶれ補正は搭載していないが、ここ最近のα7シリーズであればボディ内手ぶれ補正を搭載しているので心配することはない。
  • 解像性能
    ・光学性能にはあまり期待していなかったが、良い意味で驚いた。
    ・28mmは絞り開放から優れたシャープネスを実現しており、F5.6まで絞れば優れた水準となる。開放では均質性が損なわれているものの、絞るごとに改善する。
    ・40mm以降も絞り開放で均質性が損なわれている。・望遠側で周囲まで最高の結果を得るにはF8まで絞る必要がある。
    ・望遠端では最も均質性の高い描写となるが、全体的なピークは他の焦点距離よりも低い。
  • 像面湾曲
    ・記載なし。
  • ボケ
    ・ボケは四隅に向かって急速に変形する。
    ・玉ボケには内側に見苦しい不自然な描写がある。
  • 色収差
    ・色収差は良好に補正されている。
  • 球面収差
    ・記載な

とのこと。
フルサイズミラーレス用としては非常にコンパクトで軽量なズームレンズですね。低価格で小型ながら、光学性能はしっかりとした性能を発揮する模様。シャープネスの均質性はそこまで良く無さそうですが、α7R IVと組み合わせても中央はかなりシャープな描写を実現している模様。

私もα7Cのキットレンズとして入手し、確かに良好なシャープネスのレンズだと感じました。ニコンと同じくコンパクトな沈胴ズームですが、ニコンが広角側で良好な性能であるのに対し、ソニーは望遠側の均質性が強みであると思っています。

ズームレンジは少し狭く、明るいレンズでもありませんが、コンパクトな風景・トラベル用としては面白い選択肢だと思います。

FE 28-60mm F4-5.6交換レンズデータベース

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