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ニコン Z fc 徹底レビュー 完全版

こページではニコン「Z fc」のレビューを掲載しています。

管理人の評価

評価:

長く使えるレトロスタイルカメラ

  • カスタマイズがほとんど出来ない
  • 基本的な性能が良好(画質・連写・AF)
  • 一長一短の物理ダイヤルコントロール
  • ミラーレスでは珍しいレトロスタイル
  • 柔軟性の高いピクチャーコントロールシステム
  • 機能的な通信接続

実質的に外観・操作性がレトロスタイルに切り替わったZ 50の派生モデル。基本性能はZ 50と同じく良好で、優れた高ISO画質やレスポンスの良いAF、柔軟性の高いJPEG出力を楽しむことが出来る。さらに豊富な撮影機能やスマートフォンと高機能な連携にも対応しており、カジュアルなスナップ撮影から熱心な写真活動まで幅広く楽しむことが出来るカメラに仕上がっている。
ただし指摘するポイントもそれなりに多い。詳しくはレビューを読み進めて欲しい。

ポイント 評価 コメント
価格 Z 50と同程度
サイズ 同クラスではやや大きめ
重量 同クラスでは比較的重い
グリップ グリップがない、滑る
操作性 一長一短のレトロスタイル
応答性 非常に良好
AF性能 追従AFは改善の余地
画質 良好な高ISO感度画質
カスタマイズ 柔軟性はほとんど無い
メニュー お馴染みのニコンシステム
レンズ まだまだ拡充が必要
ファインダー 平凡だが必要十分
モニター Z初のバリアングルモニタ
バッテリー 平凡だが給電・充電に対応
満足度 撮るのが楽しいレトロスタイル

Z fcレビュー一覧

まえがき

カメラのおさらい

カメラの特徴

  • 商品ページ/仕様表
  • データベース
  • ニコン「Z fc」対応アクセサリー購入早見表
  • 管理人のFlickrアルバム
  • 発売日:2021-10-1(28mm SEキット)
  • 売り出し価格:
    ・ボディ:116,820円(税込)
    ・28mm SEキット:143,550円(税込)
    ・ズームレンズキット:134,640円(税込)
  • イメージセンサー:
    ー有効画素数:2,088万画素
    ーローパスフィルタ:あり?
    ー手ぶれ補正:なし
  • プロセッサ:EXPEED 6
  • AF:
    ーAF方式:ハイブリッド(位相差+コントラスト)
    ー測距点:209点
    ーカバーエリア:87%×85%
    ー検出機能:瞳(動物対応)
  • 動画:
    ー4K:~30p
    ーFull HD:~60p
  • ファインダー:0.39型XGA OLED 約236万ドット
  • モニター:3.0型 104万ドット TFTカラー液晶 バリアングル式
  • 通信機能:5GHz/2.4GHz Wi-Fi・Bluetooth V4.2
  • 対応メディア:SD UHS-II
  • バッテリー:EN-EL25
  • サイズ:134.5×93.5×43.5mm
  • 重量:445g

価格をチェック

Z fc ボディ
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Z fc 16-50 VR SLレンズキット
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット
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カメラレビュー

外観・箱

箱・付属品

ニコンZシリーズとしては珍しい、グレーを基調としたシンプルなデザインの箱。ニコンのプレスリリースを確認すると、Z fcのデザインに合わせた意匠とのこと。特別感があって良いと思う反面、グレー一色の箱で高級感を醸しだすには何かが足りていない気がする。

付属品

カメラ本体の他に、Z 28mm F2. 8SE、ストラップ、外部充電器、バッテリー、説明書、保証書が付属する。他社ではボディ内充電に対応するカメラで外部バッテリーを省略する傾向がある。予備バッテリーを充電する際などは外部充電器があったほうが好ましいので、ニコンが充電器を付属してくれるのは有難い。

外観

カラーリング

ここ最近のニコン製カメラとしては珍しい、フィルムカメラライクなブラックとシルバーのツートンカラーを採用。Dfと似ているが、ブラック一色のモデルは存在しない。カラーバリエーションは基本的に「シルバー×ブラック」のみだが、エクステリア張替サービスによりグリップの部分を他の色に張り替えることが可能。

ロゴ

「Nikon」のロゴは現行デザインではなく、Dfと同じく旧デザインを採用。個人的には現行デザインよりもこちらのほうが好み。

材質

ペンタ部、および上部プレート・ダイヤルは金属製で質感は良好。その一方でカメラ背面や底面、シャッターボタンなどはプラスチック製パーツのような安っぽい質感で少し残念。上面以外はプラスチックパーツを多用しているので、手に取った際の質感は見た目ほどではない。バリアングルのヒンジ部や背面・側面のエッジなど、プラスチック感の強い光沢が残っており、カメラ上部の質感とギャップを感じてしまう。軽量化や低価格を実現するために妥協は必要だと思うものの、最も指が触れるシャッターボタンの部分は、もう少しこだわって欲しかった気がする。

人工皮革

手に取る部分には人工皮革(フェイクレザー)を採用し、フィルムカメラのようなデザインをより強調している。後述するが滑りやすく、握りにくい。

カメラ底面について

ボトムプレートもプラスチック製。雲台などを装着する際に力を入れすぎるとボトムプレートが破損する可能性あり。十分に気を付けたい。バッテリースロットのドアも当然ながらプラスチック製であり、防塵防滴には対応していない。底部からの浸水には気を付けたいところ。

バッテリーはZ 50と同じEN-EL25を使用。バッテリーライフは平凡だが、USB充電や給電に対応している。予備バッテリーを持たなくても、モバイルバッテリーで十分という人も多いはず。隣にあるSDカードスロットはUHS-Iに対応。USH-IIの高速書き込みに対応していないのは残念だが、同クラスの富士フイルムやソニーもSD UHS-Iであることが多い。

レンズ装着例

レンズマウント

マウント形状

レンズマウントはフルサイズZカメラと同じ。Zマウントはフルサイズの中でも大口径マウントであり、APS-C用として使うには大きすぎる印象あり。注意点として、フルサイズZカメラと比べて内部の形状が異なり、一部の社外製レンズアダプターを装着すると干渉する可能性あり。写真におけるマウント内部の傷はその時のもの。

イメージセンサーについて

Z fcが使用しているイメージセンサーはZ 50と同じ2090万画素CMOS。ボディ内手ぶれ補正には対応していないので、手ぶれを抑えるにはレンズ側の光学手ぶれ補正が必要となる。
また、超音波式のセンサークリーニング機能を搭載していないので、自動的に除塵することができない。小ゴミが付着したらブロアなどを使用して除去する必要がある。

ハンズオン

APS-Cミラーレスとしては大きすぎず、小さすぎずと言ったところ。決してコンパクトではなく、正直に言うと、APS-Cミラーレスとしては少し大きいくらい。小型軽量を優先するのであればソニーα6400などのほうが良いかもしれない。
手に取った際の質感は富士フイルムに劣る。大きいボディながら軽量で密度の低さを感じ、少しプラスチッキーな印象を強めてしまっている。後述するエクステンショングリップを装着することで質感は改善する可能性あり。

サイズ

前述した通り、競合カメラと比べると横幅が大きく、全高も高い。カメラのコントロールを考慮すると適切なサイズと感じるが、このサイズならばボディ内手ぶれ補正を搭載して欲しかった。

カメラグリップ

フィルムカメラライクなレトロデザインを優先しているためか、グリップは全く存在しない。前面の突き出しが無ければ背面のサムレストもない、非常に割り切ったデザイン。さらにフェイクレザーは滑り止め効果があるとはお世辞にも言えず、保持力は無いに等しい。小型レンズならまだしも、大型レンズとの相性は非常に悪い。これでフェイクレザーにもう少し摩擦があれば、見解が少し違ったかもしれない。ただし、一般的なミラーレスカメラと比べてレンズマウントがボディ中央に寄っており、左手で持つスペースが広い。また、バリアングルモニタを裏返すことで左手親指で後ろから支えることも可能。

カメラは親指と中指、薬指の3本で握ることが出来る。一般的な成人男性の場合、小指はあまりがちとなる可能性大。ここにエクステンショングリップを装着すると丁度いいくらいとなる。

Z fcと共にSmallRig製のエクステンショングリップを購入。ベースプレートはアルミニウム合金製で、アルカスイス互換のクランプに対応している。さらにコールドシューマウントと三脚ネジ穴×2を備え、ニコン純正「Z fc-GR1」よりも機能的で遥かに手頃な価格。JJCからも類似品が登場しているが、個人的にはデザイン性・機能性からSmallRigを推したい。

SmallRig Nikon Z fcミラーレスカメラ用L字型グリップ 3480

ついでに本革ケースもSmallRig製を購入。カメラのフェイクレザーよりも摩擦が高く、カメラを保持しやすくなっている。ベースプレートはグリップと同じくアルミニウム合金を採用した頑丈な作りで、アルカスイス互換ではないが三脚ネジ穴に対応している。

SmallRig Nikon Zfc用レザーハーフケース ショルダーストラップ付き 3481

コントロールレイアウト

フロントFnボタン

フロントコマンドダイヤルとFnボタンを一つ搭載。Fnボタンはカスタマイズの自由度が高い貴重なボタンである。さらに押しやすい位置となっているので、最も多用する機能を割り当てておくのがおススメ。コマンドダイヤルは役割をリアダイヤルと切り替えることができるほか、回転方向の設定も可能。

背面全体のレイアウト

背面のボタンレイアウトはフルサイズZカメラとよく似ている。ただし、サブセレクター(ジョイスティック)を搭載していないので、AFエリアの移動はマルチセレクターかタッチAFを使用する必要あり。ここ最近のカメラとしては珍しくタッチパッドAF(ファインダーを覗きながらタッチパネルを操作することでAFエリアを移動可能)には非対応。古い一眼レフ(例えばD5600)で既に導入している機能をなぜ省略したのか。

右下にはZカメラらしく4つのボタンが密集している。正直にいうと使い辛いが、長時間使用していると慣れる。拡大・縮小ボタンはフルサイズZカメラと同じ配置だが、MENUボタンの位置が下にずれ(ドライブボタンが無くなる)、右上にはDISPボタンが追加されている。フルサイズZカメラの操作に慣れていると感覚的にボタンを押し間違える可能性あり。DISPボタンとMENUボタンの位置は逆のほうが良かったのでは?そもそもZ 50もMENUボタンは右上配置であり、統一感の無さはいただけない。

背面のボタンカスタマイズは「OK」ボタンと「AF-L/AE-L」ボタンが可能。ただし、どちらのボタンも割り当て可能な機能は限定的で、自由度は決して高くない。撮影中は使うことが無いゴミ箱ボタンもカスタマイズに対応だと良かった。コマンドダイヤルは他のZカメラと質感こそ違うものの、操作性は同じ。

F値表示モニタ

右肩にはシャッタースピードダイヤル(以降はSSダイヤルと略す)、静止画・動画の切替レバー、露出補正ダイヤル、シャッターボタンと電源レバー、RECボタンを搭載。狭い空間にコントロールが詰まっているのは見ていて楽しい。さらにF値を確認できる小さな液晶モニタを搭載している。F値の表示パネルは面白い試みだが、表示が小さすぎて見づらく、あまり使わないと思う。

シャッターボタン

シャッターボタンはクリック感のあるタイプで半押しから全押しまでのストロークは浅い。Dfのようにリモートレリーズには対応しておらず、単なるシャッターボタンとなっている。光沢のあるシルバーのパーツは、指で触れた限り金属製ではなくプラスチック製のような質感。カメラの中では触れる機会の多いボタンなので、ココはもう少しクオリティを上げて欲しかったところ。

シャッタースピードダイヤル

SSダイヤルは露出モードが「シャッタースピード優先(S)」「マニュアル(M)」の時に有効となり、「絞り優先(A)」「プログラムオート(P)」などでは機能しない。SSダイヤルでは4秒から1/4000秒まで1段ごとに操作可能。そのほかにコマンドダイヤルでの操作が可能となる「1/3STEP」やシンクロ・タイム・バルブモードに対応している。タイムモード・バルブモードはSモードで機能せず(シャッターが切れなくなる)、マニュアルモードに切り替える必要がある。

富士フイルムのようにSSダイヤルに「Aポジション」は無く、左肩の露出モードレバーで自動的に切り替わる仕組み。ISOダイヤルと異なり一回転するので使いやすいが、操作時は中央のロック解除ボタンを押し続ける必要があるニコン仕様。

静止画・動画切り替えレバー

SSダイヤルと同軸で静止画と動画の切替レバーを搭載している。メニューシステムは静止画・動画で共通だが、「i」メニューやボタンカスタマイズは分離しているのでカスタマイズしやすい。

露出補正ダイヤル

露出補正ダイヤルは±3EVで調整可能で、コマンドダイヤルでの操作を受け付ける「Cポジション」あり。「Cポジション」の場合はコマンドダイヤルで±5EVまでの調整が可能となる。露出補正を「C」にするのであれば、シャッタースピードダイヤルの「1/3STEP」も「C」で統一しておけばよかったのではと感じる。ちなみにシャッタースピードダイヤルと異なりロックシステムは無く、場所が場所だけに何かの拍子に誤操作する可能性あり。
AUTOもードにおける露出補正も対応しており、初期設定は「ON」となっている。これをオフにしたい場合はカスタムメニューB4の「AUTOモード時の露出補正」を切り替える必要がある。

RECボタン

Fnボタンに次いで自由度の高いボタンカスタマイズに対応している。やはり優先的に使用頻度の高い機能を登録しておきたいところ。ただし、押しづらい。シャッターボタンと同じく人差し指でボタンを押すことになるが、カメラ外周部に配置されているのでカメラを自然にグリップしたまま操作するには無理がある。意図的に指先をRECボタンまで運ばなければ押すことは出来ない。

露出モードダイヤル

左肩に「P/S/A/M-AUTO」露出モードの切替レバーと同軸のISOダイヤルを搭載。

富士フイルムと異なり、AUTOモードと一般的なP/S/A/Mモードに対応したモードレバーを搭載。基本的にこのレバーで選択肢した露出モードが優先されるため、モードによってはISOダイヤルやSSダイヤルの設定が無効となる。ISO感度はAUTOモード以外で使うことになるが、SSダイヤルを使うことが出来るのはSモードとMモードのみ。出来ればAモードでシャッター低速下限の調整などに使えるよ良かった。なお、バルブやタイムモードなど、特殊な撮影モードはMモードに含まれている。

写真の通り、モードダイヤルにはカスタマイズ可能なユーザーモード設定が無い。このため、カメラの設定を素早く変更するには限界がある。特に後述するISOオートが厄介。

ISOダイヤル

ISOダイヤルは「ISO 100」から「ISO 51200」まで1/3段ごとに調整可能。また、拡張感度「H1・H2」もダイヤルから選ぶことできる(電子シャッター時は使用不可となりISO 51200まで)。回転操作はSSダイヤルと同じく中央のロック解除ボタンを押しながら回す必要がある。出来ればトグル式(一回押してリリース、再度押してロック)のほうが良かった。

SSダイヤルや露出補正ダイヤルと異なり一回転することは出来ない。つまり、「H2」と「ISO 100」の間には見えない壁がある。これが地味に使い辛い。ただ、「ISO 100」と「H2」では画質に大きな差が発生するので、誤操作による事故を防ぐために”見えない壁”を配置したのかもしれない。

問題はISOダイヤルにISO AUTOやコマンドダイヤル操作モードが含まれていないこと。これにより各種露出モードでISO感度AUTOを利用したい場合、いちいちメニュー画面からISOオートを選ぶ必要がある。これは古いデジタル一眼レフカメラ「Df」も同じであり、何かしらの思想性を感じる。今のところ、ISOダイヤルを無効にすることは出来ず、ISO感度は専用ダイヤルの操作が必須。

インターフェース

カメラ左側面にはマイクロHDMI・UCB-C・3.5mmマイクの3ポートを搭載。どのポートもバリアングルモニタを展開すると干渉しやすい。

USB-Cはデータ転送やウェブカムに対応しているほか、カメラに搭載しているバッテリーの充電やカメラへの電源供給が可能。これにより、給電しながらウェブカムとして連続使用することも可能になっている。

ファインダー

解像度・発色

0.39型 236万ドットのXGA OLEDファインダーを搭載。基本的にスペックはZ 50と同じで、同価格帯の競合他社と見比べてもほぼ同じスペック。OLEDファインダーらしく発色・コントラストは強め。購入当初は僅かにマゼンダへ傾いていたものの、このカメラはファインダーのカラーカスタマイズに対応しており調整可能。調整後は撮影結果と見比べて、見栄えに大きな違いは見られない。

アイポイント・アイカップ

アイポイントはZ 50と同じ19.5mm。裸眼で覗くぶんには問題無いが、眼鏡着用の場合は隅がケラレる可能性あり。
一見するとアイカップは丸型に見えるが、接眼部分が丸いだけで、アイカップ部を取り外すと角形ファインダーであることが分かる。破損したり、紛失した場合は買いなおして取り付けることが可能。Amazonにて600円くらいで手に入れることが出来る。遮光性が悪いので、社外製の大型アイカップに換装するのも一つ手。ただし、バリアングルモニタと干渉する可能性があるので注意が必要。

光学系・パネル

Z 7やZ 6に採用しているファインダー光学系と比べると周辺の倍率色収差が少し目立つように見える。それでも、見やすいファインダーに違いはなく、特にこれと言って不満は感じない。遮光性は悪いものの、ファインダー内部へ侵入した光で見づらくなることは無かった。
接眼面にフッ素コーティングが施されている記述は無いので、メンテナンス時にコーティングを剥がさないように気を付けたい(強くこするとコーティングが剥げる可能性あり)。

アイセンサー

アイセンサーの感度は接眼部分から約6cmまで。約5cmのZ 7系ファインダーと比べると少し長めとなっている。

モニター

解像度・発色

この価格帯では一般的な104万ドットのカラー液晶パネルを使用。ファインダーとは別にカラーカスタマイズに対応しているが、こちらは初期状態で特に問題は見られなかった。見え方についてファインダーと大きな差はない。

可動方式

可動方式はニコン製ミラーレスでは珍しいバリアングルを採用している。この方式はチルト式で対応できない縦構図でのハイアングル・ローアングルに対応しやすいので便利。側方へ展開して反転することで自撮りにも対応している。また、モニターを使わない場合はパネルを裏返すことで液晶面を保護することも可能。

カメラのレスポンス

起動時間

電源を入れれば1秒以内には撮影が可能となる。BIONZ X世代のソニー製APS-Cカメラと比べると遥かに速く、富士フイルムX-Processor 4と同程度。これと言って不満はないものの、カスタムモードが無いので起動後に被写体へ合わせた設定の見直しが必要。

タッチパネル

タッチAFやタッチシャッターなど、シンプルな操作に使うことができるほか、メニュー・「i」メニュー画面の操作やライブビュー時の絞り値・シャッタースピードの操作にも対応している。タッチ操作のレスポンスは良好で特に問題は感じられない。

ISO感度ノイズ

ノイズ

おそらく、定評のあるNikon D500と関係のある2000万画素センサーだと思われる。ノイズ耐性はAPS-Cながら良好で、処理しやすいカラーノイズは発生するもののISO 3200までは良好な画質を維持しているように見える。ISO 6400以降はノイズが増加するが、ノイズがきめ細かく、ディテールに大きな影響はない。
ISO 12800~ISO 25600でノイズが徐々に強くなり、ISO 51200付近から処理しきれないカラーノイズも目立つようになる。ISO 102400以降の拡張感度は画質が破綻しているので極力避けたい。

色再現

明るい色ならばISO 25600くらいまで使えそうに見える。それ以降はノイズが強くなり、色あせて見える可能性が高い。シャドウを重視する場合はISO 1600~3200くらいまでを基準として使いたいところ。

解像性能

ピークの画質はISO 3200まで。ISO 6400以降はディテールの損失が見られるものの、ISO 12800までは良好な画質を維持している。ISO 25600はディテールの低下が目立つが実用的な画質だと思う。
ISO 51200以降はディテールの低下が目立ち、ISO 102400~204800はディテールが破綻している。

ダイナミックレンジ

適性露出と±5EVの露出補正、計11枚を12bit・14bit RAWで撮影。撮影後にAdobe Lightroom Classic CCで適正露出まで復元し、さらにハイライトとシャドウを上げ下げしたのが以下の作例となる。

RAW画質は撮影メニューから変更可能。高速連写H+は12bit RAWと14bit RAWで最高速が変化するので注意したい。自動的にRAW画質が切り替わることは無いので、手動で切り替える必要がある。
情報量が変化するため、RAWのファイルサイズにも変化がある。例えば今回のテスト環境では以下のような違いが見られた。

  • 14bit RAW:24.5MB
  • 12bit RAW:19.5MB

12bit RAWを使用することでファイルサイズを80%に抑えることが可能。画質を考慮してもファイルサイズを抑えることに価値を見出せるかどうかは以下を読み進めて欲しい。

14bit RAW

まずまず良好なダイナミックレンジだが、最新のAPS-Cセンサー(例えば富士フイルムの2600万画素 X-Trans CMOS 4)などと比べるとハイライト側が少し狭い。比較してシャドウの復元力が僅かに良好だが、ハイライトの差を考慮するとやや見劣りする。

多少のノイズが発生するものの、シャドウ側はー5EVまで良好に色を復元しているように言える。逆にハイライトは+3EV付近から情報が飛び始め、+4~+5で実用的とは言えない画質となってしまう。

12bir RAW

12bit RAWで同じ環境で撮影・現像すると、シャドウのノイズがより目立つ。特に-5EVの復元時が目立つが、-4EVや-3EV時も深いシャドウの復元でノイズの影響を受ける可能性が高い。もしも撮影後の現像で柔軟性を重視するのであれば、14bit RAWに固執する価値があると思う。
逆にハイライトは14bit RAWと比べて有意な差が見られない。撮影後の現像でハイライトの編集が多いのであれば、12bit RAWでも問題ないと言える。

JPEG画質

撮像範囲

アスペクト比はAPS-C全エリアの「DX(3:2)」に加えて「1:1」「16:9」が用意されている。個人的に縦位置では「4:3」が好みだが、撮影後にトリミングする必要がある。(なぜかカメラ内の画像編集時は「4:3」「5:4」「4:5」「3:4」「2:3」「9:16」と幅広い選択肢から選ぶことができる)

ちなみにZカメラの七不思議として「撮影範囲設定はカメラ内で固定(カスタムモード無視)」はこのカメラも継承している。Z fcはカスタムモードが無いので関係ないかと思いきや、撮影範囲設定はAutoモードにも適用されるので気を付けたい。

ピクチャーコントロール

7種類のプリセットとオートモードを搭載。「オート」は自動的にピクチャーコントロールを切り替える機能では無く、基本的に「スタンダード」の色合いや諧調を自動調節するモードである。飛び道具的なプリセットは存在しないが、後述するCreative Picture Control(CPC)にまとめられている。

Creative Picture Control

他社で言うところの、いわゆる「フィルター効果」に近い、個性的なプリセットが20種類用意されている。ただし、通常のピクチャーコントロールと同じようにシャープネスやコントラストを調整できるほか、効果の適用度を調整することも可能だ。調整幅も広く(後述)非常に自由度が高いフィルター効果である。

PC・CPCの色合い・諧調確認

ホワイトバランスを固定して、各種ピクチャーコントロール・CPCで撮影した結果が以下の通り。通常のピクチャーコントロールは素直な使い勝手だが、CPCは癖がかなり強い。低コントラストながら色被りしていたり、彩度と明度が極端に低いプリセットも存在する。
(ニコンはCPCについてデジチューターで解説しているので参考となるかもしれない:リンク

ピクチャーコントロール7種のうちスタンダードやビビッド、風景はコントラストが高く、ニュートラルやフラットはコントラストが低い。CPCはさらに極端な高コントラストのプリセットも多いが、極端な低コントラストのプリセットは無いように見える。

カスタムピクチャーコントロール

自由にパラメータを調整してカメラに登録できる「カスタムピクチャーコントロール」が9枠あり、ネット上に公開されているプリセットルデータや、自分で調整したデータを登録することが可能。つまり、ピクチャーコントロール・CPCと合わせて、カメラ1台で計37種類のプロファイルを使うことが出来る。
さらに、メモリーカード上に記録しているプリセットをカメラに登録することが出来る。各カメラメーカーの中ではぶっちぎりで面白いシステムと言える。

注意点として、メモリーカード内に保存しているプリセットは「メモリーカードの初期化」で消えてしまう。日頃からカード内の画像データを削除する方法として「初期化」を使っている人は気を付けたい。

仕上がり調整

ピクチャーコントロールには以下の調整項目が存在する。

  • クイックシャープ
  • 輪郭強調
  • ミドルレンジシャープ
  • 明瞭度
  • コントラスト
  • 明るさ
  • 色の濃さ(カラー)
  • 色合い(カラー)
  • フィルター効果(モノクロ)
  • 調色(モノクロ)
  • 適用度(CPC)

一般的な彩度やコントラスト、シャープネスの他に、色相や明瞭度まで調整できる面白いシステムとなっている。パラメータによっては0.25刻みの微調整が可能となっており、自分好みのプリセットに煮詰めやすい。さらにCPCではフィルター効果を弱めることが出来る適用度を利用可能だ。カスタムピクチャーコントロールは一部の項目が固定され調整することが出来ない。

アクティブD-ライティング

アクティブD-ライティング(ニコン)

白とびや黒つぶれを軽減した、見た目のコントラストに近い画像を撮影できます。暗い室内から外の風景を撮ったり、直射日光の強い海辺など明暗差の激しい景色を撮影するのに効果的です。アクティブD-ライティングを設定したときは、測光モードをマルチパターン測光に設定して撮影することをおすすめします。

JPEG出力時にシャドウを持ち上げる処理が施され、明暗差が大きなシーンで黒潰れを軽減する機能。ささらに、自動露出(絞り優先・SS優先・ISOオート時)時は微妙に露出も調整される。
基本的には白飛びを回避するために撮影時の露出が少し暗めとなり、JPEG出力時に露出を持ち上げて適正露出+シャドウの補正が適用される場合が多い。ただし明暗差によっては動作が異なる場合あり。元の露出が暗くなる場合、シャドウにノイズが発生する場合があるので気を付けたいところ。

長秒ノイズリダクション

読んで字のごとく、長秒シャッター時に発生するノイズを軽減する機能。

ノイズリダクション

高ISO感度使用時に発生するノイズ(輝度・カラー)を抑える機能。JPEG出力時に有効だが、「標準」は効き目が強くディテールが溶けやすい。「しない」に設定するとカラーノイズが目立つので、個人的には「弱め」推奨。

ヴィネットコントロール

レンズ由来の周辺減光をJPEG出力時に補正する機能。レンズによっては「標準」で対応できない場合があるので、状況に応じて使い分けたいところ。場合によってはノイズ増の原因となる(特に高ISO感度使用時)。

回折補正

小絞りで発生する回折効果を低減する機能。多少効果はあるものの、過信は禁物。Z fcの場合はF8~F10以降で回折の影響が強くなる。

自動歪み補正

レンズ由来の歪曲収差を自動的に補正する機能…なのだが、Z DXレンズはこの機能が強制的にオンとなるレンズが多く、オフにすることは出来ない。少なくともZ DX 16-50mmやZ DX 18-140mmは強制的に適用される。

オートフォーカス

カバーエリア

全10種類のAFエリアモードに対応。ただしピンポイントAFはAF-S専用、ダイナミックAFはAF-C専用モードとなる。
ワイドエリアAF LとオートエリアAFでは人物・動物の検出に対応しており、AFエリアを切り替えるだけでオンオフを操作することが可能。別のメニューを呼び出す必要が無いので、ショートカットメニューやボタンカスタマイズの枠を節約することができる。AFエリアモードの並び順を変えることは出来ないので、素早く切り替えたい場合は不必要なエリアモードを消しておく必要がある(後述)。

大まかにAFエリアのサイズを分けると5種類。非常に小さなポイントにフォーカスを合わせるピンポイントAFから、広い範囲をカバーするオートエリアまで対応。ただし、他社でいうところの「ゾーンAF」に相当するAFエリアモードに対応していない。ワイドエリア以上、オートエリア以下の広域エリアに対応するモードがあるとさらに良かった。

ターゲット追尾AF

ターゲット追尾AFは指定した対象を自動的に追従するAFモード。一眼レフカメラの3Dトラッキングと似たシステムだが、実際には一眼レフのライブビューAFで使用していたシステムを踏襲・改修したものとなっている。ターゲット追尾AFを使用できるのはオートエリアAFのみで、ワイドエリアやシンプルポイントでは使用できない。また、ロックオンAFを利用するには「OK」ボタンを押してから追従を開始する必要があり、瞬間的なシャッターチャンスを追いかけるには少し手間と感じる。

追従開始はシャッターボタン半押し、または「OK」ボタンを使用する。シャッターボタン半押し時はシャッターボタンから指を離すと追従が解除されるが、「OK」ボタン使用時は自動的に追従し続ける。使用方法が少し異なるので気を付けたい。なお、追従中は指定したフレームの色が黄色になる。

使い勝手はまずまず良好だが、追従精度の信頼性は微妙。悪くはないものの、キヤノンやソニーの似たようなシステムと比べるとAFエリアが乗り移りやすく、長時間の追従には不向き。被写体が顔検出や瞳検出に対応しているのであれば、積極的に検出AFを使っていきたいと感じる。

AF-S・AF-C

純正レンズと組み合わせた限りではとても良好に動作する。合焦速度はレンズの駆動方式にも依存しているが、概ねキヤノンやソニーと張り合うことができる性能だと思う。日中であればAF-Sでもウォブリングが少なく快適なフォーカシングが可能。低照度時の速度低下がソニーやキヤノンよりも少し目立つように感じるが、ローライトAFを使用することで極端な低照度のAFにも対応できるのは便利(ただしフォーカス速度が極めて遅い)。
AF-Cのレスポンスも良好で、一部のハイスピードなアクション撮影以外では快適に使える性能だと思う。

優先設定

AF-S・AF-Cでレリーズ優先・フォーカス優先を切り替えることが可能。特にこだわりがなければ初期設定(上の写真)のままでいいと思う。

ロックオン

フォーカスモードがAF-Cの場合またはAF-AのときにAF-Cで撮影している場合に、カメラと被写体の間を障害物や別の被写体が横切った場合のピント動作を設定できます。

  • 5(鈍感)]に設定すると、元の被写体からピントが外れにくくなります。
  • 1(敏感)]に設定すると、横切った被写体にピントが合いやすくなります。
  • AFエリアモードが[オートエリアAF]、[オートエリアAF(人物)]、[オートエリアAF(動物)]の場合は、[2]、[1(敏感)]に設定していても、[3]を選んだときと同じ動作になります。

Via Z fc活用ガイド

活用ガイドにもあるように「ターゲット追尾AF」の調整機能ではない点に注意したい。ただし、「ターゲット追尾AF=オートエリアAF」であり、調整値3~5の間で効果が変化するのかは未検証。

AF点数

Z fcはAFジョイスティック(サブセレクター)を搭載していないので、AFエリアの移動は方向ボタン(マルチセレクター)を使う必要がある。ワイドエリアなら問題ないものの、シングルポイントなどはフレーム端から端までの移動が非常に手間となる。そこでAF点数を「スキップ」にすることで移動時の手間を半減することが可能。

縦位置横位置切替

カメラを水平・垂直に撮影した場合にそれぞれ別のフォーカス位置を記憶することが出来る。フォーカスモードやフォーカスエリアを変更することは出来ず、単純に位置を別々にするだけの機能。例えば、水平ピンポイントから垂直オートエリアへの変更はできない。プリセット登録も出来ないので、直前で使用していたピント位置を記憶した状態となる。

半押しAFレンズ駆動

シャッターボタン半押しでAF動作の有無を切り替えることができる。いわゆる「親指AF」を利用したいのであれば、これを「しない」に設定しておく必要がある。

AFエリアの限定

多数の選択肢があるAFエリアモードで、使わない項目を非表示にできる。これにより素早いモード変更が可能となるので積極的に活用するのがおススメ。

フォーカスポイント循環

この循環設定をオンにすることで、フォーカスエリア上下左右のフレーム端でさらにボタンを押すことで、反対方向に瞬間的に移動することが可能となる。ボタン操作にしか対応していないZ fcで素早いフォーカス操作を可能にしたい場合はオン推奨。ただし、間違えて反対側へ循環してしまうこともあるので注意。

ローライトAF

極端な低照度でコントラストAFをゆっくりと動作させてピントを合わせる機能。非常に暗い環境でもピントを合わせることが出来るが、想像を絶するほど遅くなる可能性があるので要注意。このモードがオンの場合、通常のAFが動作しない光環境で自動的にローライトAFを使用するようになる。

検出機能

このカメラは人間・動物の顔と瞳を検出可能。前述したように、オートエリアAFとワイドエリアL AFが検出機能に対応している。検出後はフォーカスエリア内に被写体がいる限り自動的に追従する。もしも検出が途切れてしまったとしても、通常のAF-Cが途切れたエリアから再開する。頭部検出や人体検出には対応していないため、検出が途切れてしまうと基本的に無力。早めに再検出して復帰させる必要がある。

瞳の検出精度はとても良好で、特に帽子着用時の検出精度はソニー(α7R IV比)やキヤノン(EOS R5比)よりも良好。検出精度に関しては抜きんでいている印象を受ける。

他社も同様だが、眼鏡装着時は瞳の検出精度がグッと低下する。検出が外れる場合も多く、撮影のタイミングで検出が外れると、眼鏡フレームにピントが合ってしまう場合も多い。

顔・瞳検出は、フレーム上に被写体が小さな状態でも対応可能。光環境は顔の状況にもよると思うが、自身のテスト環境では上のような被写体サイズでも顔・瞳を検出している。

動物瞳検出にも対応。人間と比べると検出精度は甘めだが、素早く動き回る動物でもない限りは十分な検出能力を備えている。とは言え、瞳検出が途切れやすいので、動物に対する身体の検出機能が欲しいところ。

マニュアルフォーカス

フォーカスピーキング

フォーカスアシスト機能として、3段階の感度と4種類の色からフォーカスピーキングを利用可能。使い勝手は他社と同程度で、特にこれと言った問題点は見当たらない。

フォーカスエイド

フォーカスエイドとは一眼レフ時代から存在するMFアシスト機能。ライブビュー左下に三角と丸で現在のピント位置を表している。拡大中もこの機能を利用することが出来る。

  • 丸の場合:合焦
  • 三角左側の場合:合焦よりピント位置が近側にある
  • 三角右側の場合:合焦よりピント位置が遠側にある
  • 三角両側の場合:デフォーカスが大きすぎて判断不可

正直に言うと使い辛い。そもそも論として、目線を被写体から外せない場合はフォーカスエイドをフレーム左下に表示されても見ることが出来ない。キヤノンのようにフォーカスフレーム上に表示できたらいいのにと感じる。(Z fcも合焦時にフレームが緑色になるので判断は可能)
一眼レフの時代は光学ファインダーの制約上、フレーム左下に表示するしかなかったと思う。しかし、制約が無いミラーレスのライブビューで、あえて見にくいフレーム左下に表示する必要は無い。

 

ライブビュー拡大

カメラの拡大ボタンを押すことで、全体→低倍率→等倍→高倍率の3段階で拡大可能。拡大倍率は富士フイルムよりも良好で、細部のピント位置を確認しやすくなっている。拡大したままAFも可能だが、シャッター半押しで全体像に戻ることは出来ない。

ボタンカスタマイズでも拡大機能を利用することが可能。この場合は直接等倍や高倍率で素早く拡大することが可能。拡大倍率は通常時と同じ。

メニューシステム

メニューデザイン

基本的に従来にニコンらしいメニューシステムを継承。基本的にメインとなる第一層と、機能群が配置された第二層から成る。ただし、カスタムメニューのみ、第二層にカテゴリ項目が配置され、第三層に機能群がある。第二層のページ数は「静止画6・動画4・カスタム6・設定4・再生1・編集2」と多く、目当ての機能を探すのに少し時間がかかる。特にボタン数が少なく、メニュー画面のお世話となりやすいZ fcは[i]メニューやメニュー機能のお気に入り登録を積極的に活用したい。

レスポンスと操作性

ボタン操作に顕著な遅延は見られず、応答性に不満はない。項目の選択や決定はOKボタンかマルチセレクタの右方向ボタンを使用。第一層に戻る場合は左方向ボタンを押すか、MENUボタン、タッチパネル上の戻るボタンを使用する。左方向ボタンが「戻る」機能に対応していない場合はMENUボタンかタッチパネルの操作が必須。MENUボタンは強制的に第一層へ戻ってしまうので、第二層へ戻りたい場合はタッチ操作のほうが便利。

Z fcのメニューシステムはタッチ操作に対応しており、上下のスライドや選択、戻る機能に対応し、各操作のレスポンスは良好。ただし、上下スライドは厳密に言うと「ページ送り」の操作しか対応しておらず、直感的な操作と言うには不満が残る。(任意の場所でスライドを固定することができない)

撮影メニュー

5ページからなる静止画のメインメニュー。画質やISO感度、各種仕上がり設定や補正、特殊撮影機能に対応している。「画像サイズ」や「RAW記録」など、一つの項目にまとめることが出来そうな設定項目もあるが、従来通りのメニューシステムを踏襲。Z fcのメインターゲットは若い層だったと思うので、この辺りは(従来のシステムを踏襲せず)より使いやすいようにメスを入れて欲しかったところ。

 

比較的手ごろなZカメラながら、メニューシステムはZ 7やZ 6などフルサイズシステムと同じ。柔軟性の高いISOオートやアンチフリッカー機能、多重露光やHDR、インターバル、フォーカスシフト撮影に対応している。

ピクチャーコントロール

基本となるピクチャーコントロール(PC)は従来通り8種類。さらに、Zカメラ導入時に新設された「クリエイティブピクチャーコントロール(CPC)」20種類をを利用可能。CPCは他社で言うところのフィルター効果に近いものの、通常のPCと同じように、シャープネスなど各種設定を調整できる。また、CPCの適用度も増減可能と自由度が非常に高い。

さらに、自由にプロファイルを調整してカメラに登録できる「カスタムピクチャーコントロール」が9枠あり、ネット上に公開されているプロファイルデータや、自分で調整したデータを登録することが可能。つまり、カメラ1台で計37種類のプロファイルを使うことが出来る。
さらに、メモリーカード上に記録しているプロファイルをカメラに登録することが出来るので、数十のプロファイルをカメラに出し入れすることも出来る。各カメラメーカーの中ではぶっちぎりの面白いプロファイルシステム。

ISOオート

他のZカメラと同じく、ISO感度設定はAUTO時の上限設定や低速限界、低速限界オート時の調整など柔軟性が高い。低速限界設定は便利な機能だが、ソニーやパナソニックと異なり、設定を素早く変更するショートカット機能が無いのは残念。さらに、マイメニューに登録できるのは「感度自動制御」のみで、低速限界を登録できない不思議な仕様となっている(「ISO感度設定」は登録可能だが2アクション必要となる)。

特殊撮影機能

多重露光・HDR・インターバルタイマー・タイムラプス・フォーカスシフト撮影に対応。この価格帯のカメラとしては撮影機能が充実している。どの撮影機能も細かく設定値を調整することができ、一つ一つの自由度・柔軟性が高い。

動画メニュー

動画のメインメニューは4ページ。カメラの静止画モードと動画モードでメニュー画面が切り替わることは無いが、露出設定や各種設定は静止画と分離することが出来る。波形モニタなど、本格的な動画撮影機能は備えていない。しかし、アマチュアが日常生活の一コマを動画撮影するには十分な機能が備わっているように見える。(ただ、私は動画について門外漢なので言及は避ける)

カスタムメニュー

従来通りa~gのカテゴリ分けされた計6ページの機能からなるカスタムメニューを搭載。カメラをより自分好みの性能・操作性にすることが出来る。中身はフルサイズシステムとほぼ同じで、価格帯やヒエラルキーによる差別化・制限は見られない。基本的に従来通りのため、個人的に「お!」と感じた部分のみピックアップする。

検出機能のモード化

Z 7IIやZ 6IIと同じく、人物や動物の検出機能がAFエリアモードに内包された。このため、個別の検出設定項目は無くなっている。エリアモードの数が増えているので、使わないモードがあれば積極的に削っていきたいところ。

AF点数

AFエリアを移動させる際、全点で細かく調整するか、スキップで素早く調整するかを選択可能。従来から存在する機能だが、サブセレクターやタッチパッドAFに対応していないZ fcは、マルチセレクターの操作性が極めて重要となる。自身の使い方に合わせてAF点数を決定したい。

AUTOモード時の露出補正

露出モードレバー(カメラ左肩)で「AUTO」時に手動の露出補正を有効・無効に切り替えることが出来る。初期設定は有効となっているので、誤操作を避けたいのであれば「無効」に設定しておくのがおススメ。

設定メニュー

メモリーカードのフォーマットやカメラの初期化などから、ファインダー・モニターのカラーカスタマイズ、通信接続、電源関連、MFレンズ用設定などに対応している。キヤノンやソニーのミラーレスはファインダーの色温度のみ調整可能だが、ニコンはファインダーとモニターを個別にカラーカスタマイズ可能となっている。
また、Z 50からのアップデートとして、USB-C端子経由での給電動作に対応している。これにより、ウェブカム化して長時間の連続使用が可能となった。

カスタマイズ

ボタンカスタマイズ

カスタマイズ対応枠は全部で7つだが、そのうち3枠はレンズ側であり、Z fcに装着するようなレンズでは対応していない。つまりカスタマイズ枠は4つのみ。さらに自由度の高いボタンはフロントFnボタンとRECボタンのみで、OKボタンとAFLボタンの割り当て機能は限られている。正直に言って自由度は低い。せめてライブビュー中は全く使用しないゴミ箱ボタンや、使わない人は全く使わないファインダー/モニター切替ボタンもカスタマイズに対応して欲しかった。

その他カスタマイズ

カメラ背面の「i」ボタンを押すことで呼び出すことが出来るショートカットメニュー。上下合わせて10枠で、ページの切替機能は無い。動画モードは別に設定可能なので、静止画モードで使用する機能を割り当てることが出来る。数少ないボタンカスタマイズを補うためにも、「i」メニューの最適化は必須。

連写・ドライブ

シャッター方式

Z fcは前後メカニカルシャッターを搭載しており、状況に応じてメカニカルシャッター(前後メカ)と電子先幕(前が電子で後がメカ)を切り替えることが可能。それぞれのシャッター方式に関する長所と短所は以下の通り。

  • メカニカルシャッター
    ・シャッターショックの影響がある
    ・高速シャッター時の露出ムラが発生し辛い
  • 電子先幕シャッター
    ・シャッターショックの影響を抑えられる(先幕が無反動の電子式)
    ・高速シャッター時の露出ムラが発生する

このため、大口径レンズ使用時やシャッタースピードに応じて使用するシャッター方式を切り替えるのが好ましい。Z fcはこれを自動的に切り替える「オート」機能を搭載している。切り替わるタイミングは1/250秒と1/320秒の間だ。このタイミングは開放F値の数値や焦点距離によって変動しないように見える。

ちなみにZ fcに関して言えば、2つのシャッター方式でレリーズラグはほとんど感じられない。(メーカーによってはメカニカルシャッターのレリーズラグが長くなる場合がある)特に問題がなければ「オート」での運用が楽だと思われる。

前後メカニカルシャッターを使用しない「電子シャッター」を使用する場合は撮影メニューのサイレント撮影をオンにする必要がある。頻繁に切り替えるのであれば「i」メニューに登録することで素早く変更が可能。

連写速度

連写速度の変更は撮影メニューの「レリーズモード」から変更する。シングルショットから低速連写・高速連写・拡張高速連写まで選択可能。セルフタイマーもこの機能から設定を変更する。仕様上の連写速度の詳細は以下の通り。

  • 低速連続撮影:約1~4コマ/秒
  • 高速連続撮影:約5コマ/秒
  • 高速連続撮影(拡張):約11コマ/秒
  • セルフタイマー:
    ・作動時間:2、5、10、20秒
    ・撮影コマ数:1~9コマ
    ・連続撮影間隔:0.5、1、2、3秒

Z fcは最速で11コマ秒の高速連写が可能。一昔前ならばフラッグシップモデルで対応していた連写速度であり、大部分の撮影はカバーできると思われる。(もちろん連写速度が速ければ速いほど決定的瞬間を捉えやすいのは間違いない)
ただし、11コマ秒を十分に使うためには12bit RAWを使う必要があるとニコンは商品ページに記載している。実際、バッファテスト(後述)では14bit RAWとの違いが見られた。

バッファ・バッファクリア

実写テストの前にZ fcの仕様を確認しておく。

  • RAW 12bit:44コマ
  • RAW 14bit:36コマ
  • SD UHS-Iメモリーカード対応

バッファ容量は同クラスの競合カメラと比べても平均的で、少なくともバッファ容量が小さいことはない。SDカードスロットは「UHS-I」対応だが、「UHS-II」による高速バッファクリアには非対応だ。このため、一度バッファが詰まってしまうと、遅いSD UHS-Iカードの影響を受けやすい点に注意する必要がある。

バッファテストはいつも通りの手段で実施。ストップウォッチを使用して5秒から15秒の連続撮影を行い、記録できた写真の枚数を計測する。

14bit RAW 5秒 10秒 15秒
Hi 28 50 70
Hi+ 38 54 68
12bit RAW 5秒 10秒 15秒
Hi 26 50 76
Hi+ 48 68 83

高速連写(5コマ秒)の場合、バッファが詰まるまでは公称値通りの連写速度になっている。ただし、5秒を超えたあたりでバッファが詰まり、10秒の連写時は撮影コマ数が少し低下する。以降はファイルサイズの影響で12bit RAWのほうがバッファクリアが早く、僅かに撮影枚数が多い。とは言え、大した差では無いので、画質が良好な14bit RAWを選ぶのが賢明。

高速連写拡張の場合はRAWの種類で分かりやすい差が発生している。12bit RAW・14bit RAWは共に5秒の連写で公称値の連続撮影枚数に達し、既にバッファが詰まっている状態と思われる。実際、5秒間の連写中に連写のテンポが低下している。その後はメモリーカードへの書き込み速度に依存しており、ファイルサイズが小さい12bit RAWのほうが撮影枚数はより多くなる。

オートISO

Z fcはISOダイヤルを搭載しているが、ISOの自動制御にも対応している。ただし、ISOダイヤルに「Auto」の項目は存在せず、カメラのメニューシステムから自動制御をオンにする必要がある。これが微妙に面倒くさい。ダイヤルに配置して欲しかったところだが、せめて「i」メニューに割り当てることができる機能くらいは用意するべきかなと。

ちなみに自動制御時は「低速限界設定」が有効となり、シャッタースピードが設定した数値を下回らないよにISO感度を自動制御する機能がある。光環境が一定であればマニュアル露出やシャッタースピード優先AEで問題ないが、露出が変わりやすい撮影シーンでシャッタースピードが重要となる場合の有効な手段となる。

「オート」の場合は焦点距離によって設定値が変動する。被写体によってシャッタースピードを設定したい場合もあるので、その際は手動で数値を指定しよう。個人的な目安として、動き回る子供を撮影する時は「1/320-1/500秒」、素早く動物を撮影する時は「1/1000-1/2000秒」あたりを使うようにしている。

オートの場合でも前後2段階で微調整が可能。

アンチフリッカー

人工灯の環境下で露出ムラ・色味の変化を低減するフリッカー低減機能を搭載。状況によっては非常に便利な機能だが、連写速度の低下や撮影間隔が安定しなかったりするので、入れっぱなしは避けたいところ。

ローリングシャッター

「ローリングシャッター」とは電子シャッター使用時にセンサーが撮像する方式。理想はセンサー全体を一括で露光出来ると良いのだが、現在多くのカメラはイメージセンサーの上から下まで段階的に読みだしていく方式「ローリングシャッター」を使用。言葉で説明しても難しいので、以下の動画で分かりやすく解説されている。

現在、コンシューマー向けのデジタルカメラでローリングシャッター方式を採用していないモデルは非常に少ない。海外企業が「PIXII」のようなカメラでグローバルシャッターを採用しているものの、国産ミラーレスでこの方式を採用しているカメラは存在しない。(キヤノンの業務用向けカムコーダーくらい)
Z fcもローリングシャッター方式を採用しており、電子シャッター時に高速移動する被写体を撮影すると影響を受ける。いつもの環境でテストした結果が以下の通り。

ご覧のように扇風機の羽根が不自然に変形しているのが分かる。ローリングシャッター方式では、このように高速移動する被写体を撮影する際に問題が発生する。ただし、14bit RAWと12bit RAWでセンサーのスキャンレートが違うらしく、12bit RAWでは比較的影響が小さい。12bit RAWはダイナミックレンジが低下するものの、スキャンレートがより重要な場面では有効な選択肢と言える。では他のカメラではどのような影響があるのか?と言うのは以下の通り。

最新のAPS-Cセンサーや小型の4/3センサーと比べるとスキャンレートは遅くなるが、12bit RAWを使用することでほぼ互角の性能を引き出すことが可能。同社のZ 7やZ 6など、フルサイズセンサーと比べるとスキャンレートはかなり速いと思われる。

参考

電子シャッター利用時に蛍光灯下で高速シャッターを使うと以下のような影響がある。

蛍光灯は1秒間に120回点滅(西日本)を繰り返している。毎秒120回の点滅中、撮像時に6回の点滅がフレームに写りこんでいるため、単純計算で49ms。12bit RAW時は24msとなる。

まとめ

良かったところ

ここがポイント

  • バッテリー充電器が付属する
  • おしゃれなレトロスタイルのカメラデザイン
  • USB接続による給電や充電に対応
  • 静止画/動画スイッチによる素早いモード切替
  • 物理ダイヤル搭載ながらP/A/S/Mモードに対応
  • Zカメラ初となるバリアングルモニタ
  • 起動時間が良好
  • 良好な高ISO感度ノイズ耐性と色再現性
  • シャドウ側のダイナミックレンジが広い
  • 柔軟性の高いピクチャーコントロールの調整項目
  • 豊富で柔軟性が高いCreative Picture Control
  • ネット上に様々なカスタムピクチャーコントロールがある
  • 応答性が高いAF
  • 検出性能が高い瞳AF
  • 馴染みやすいニコンメニューシステム
  • 最大11コマ秒の連写速度
  • 大部分の撮影で十分なバッファ

トリッキーなレトロデザインとは裏腹に中身は非常に堅実的なカメラ。高ISO感度に強い2000万画素APS-Cセンサーを搭載し、レスポンス良好なEXPEED6プロセッサを採用。オートフォーカスはZカメラ最新のアルゴリズムを実装し、従来通り柔軟性の高いピクチャーコントロールを使用できる。連写性能はバッファこそ平凡だが、11コマ秒の高速連写に対応しており、コマ数を重視しなければ大部分の撮影で満足のいくパフォーマンスを備えている。微速度撮影や各種ブラケット、多重露光など特殊な撮影にも対応している懐の深さが特徴的。さらにスマートフォンとの連携機能も優れており、Z fcで撮影した画像を(何も操作することなく)スマートフォンに自動転送してくれるのは超便利。初心者から玄人まで楽しめるカメラに仕上がっている。

さらにニコンZカメラでは珍しいバリアングルモニタを搭載。チルトモニタでは難しい縦構図でのローアングルやハイアングルの撮影を楽しみやすくなっている。タッチパネルのレスポンスも良好で使いやすい。

悪かったところ

ここに注意

  • 見た目に反してプラスチッキーなボディ
  • シャッターボタンの感触
  • 滑りやすい表面加工&グリップが無い
  • SD UHS-Iカードスロット
  • イメージセンサーの除塵機能が無い
  • APS-Cミラーレスとしては少し大きく重い
  • Z DXレンズラインアップが少ない
  • ボディ内手ぶれ補正は非搭載
  • カスタマイズにフル対応しているボタンが少ない
  • カスタムモードが無い
  • サブセレクターなし&タッチパッドAF非対応
  • 小さすぎるF値の表示パネル
  • ISOダイヤル・SSダイヤルにAポジションが無い
  • 絞り優先AEではSSダイヤルが機能しない
  • アイカップが浅く遮光性が低い
  • ハイライト側のダイナミックレンジが少し狭い
  • 12bit RAWと14bit RAWは手動切替のみ
  • 静止画で利用できるアスペクト比が少ない
  • ターゲット追尾AFの信頼性が低い
  • ISOオートのショートカットが無い
  • 電子シャッターの最高速が1/4000秒
  • スキャンレートが少し遅い(14bit RAW)

初心者から玄人まで楽しめるカメラに仕上がっている一方、操作性・機能性でどっちつかずな側面も多い。ISOダイヤルやシャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤルの操作性に統一感が無く、P/A/S/Mモードで全く使わない(使えない)ダイヤルが存在するのも残念。ボタンによってカスタマイズの制限が非常に強く、自由に機能を割り当てることが出来るのは実質的に2カ所のみ。さらにカスタムモードが無いので、撮影シーンに合わせて全てのカメラ設定を操作する必要がある。Z fcの操作性や外観に何も感じないのであれば、「Z 50」の購入を検討したほうが無難だと思う。

さらに注意したいのが現状のZ DXレンズラインアップ。2021年12月現在でレンズは3本のみ。フルサイズ用のレンズも使えるが割高感は否めない。社外製の大口径レンズを検討している人も多いと思うが、その場合は最速1/4000秒のシャッタースピードが足を引っ張るので日中で絞り開放を使うつもりならNDフィルターは必須だ。

総評

満足度は90点。
基本性能は十分だが、独特な操作性や低いカスタマイズ性が足を引っ張る可能性あり。アクションスポーツや変化し続ける撮影シーンに対応するのは難しいものの、一般的な撮影シーンで(カメラの設定を変更する余裕があるなら)大部分の撮影をそつなくこなすことが出来る。

高ISO感度画質はAPS-Cセンサーとしては非常に良好。ノイズを妥協できればISO 3200~6400くらいまでは実用的に使うことができると思う。多少のディテール損失が問題ないのであれば、ISO 12800も普通に使えると思う。ダイナミックレンジは比較的平凡で、特にハイライトとシャドウのRAW柔軟性を両立したい時はシビアな露出管理が求められる。

レンズラインアップは確実に不足しているが、Zレンズのポテンシャルは間違いなく高いので、今後もこの調子でレンズを拡充して欲しいところ。不足するレンズをサードパーティ製レンズで補うのも一つの手だが、F2.8よりも明るい(小さいF値)レンズを使う場合はNDフィルターが必要と感じるかもしれない。Z fcを十分に活かすためのZ DXレンズは明らかに不足しているので、今後のレンズライナップ拡充に期待。

個人的には豊富で自由度の高いCreative Picture Controlやカスタムピクチャーコントロールを使ったJPEG出力とスマートフォン連携に価値を見出している。設定を煮詰めたプリセットのJPEGを自動的にスマートフォンへ転送し、SNSで素早く共有したり、クラウドへバックアップすることが出来る。

全体的に見て、レトロスタイルと物理コントロール、そしてバリアングルモニタに惚れ込んだら「Z fc」を選び、そうでないのなら「Z 50」のほうがおススメ。実際に店頭でカメラを触ってみて、どちらが写真活動のモチベーションを上げてくれる操作性・見た目のカメラなのか、じっくり検討してみるのが良いと思う。

ニコン「Z fc」と「Z 50」の外観やスペックの違い

参考情報

購入早見表

Z fc ボディ
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Z fc 16-50 VR SLレンズキット
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Z fc 28mm f/2.8 Special Edition キット
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