FUJIFILMレンズ 海外の評価

富士フイルムXF56mmF1.2 R WRはほぼ全ての点で改善を遂げている

Digital Camera Worldが富士フイルム「XF56mmF1.2 R WR」のハンズオンを公開。フジキナでのプリプロダクションを使ったところ、ほぼ全ての点で改善を遂げているとの印象を受けた模様。

Digital Camera World:Fujifilm Fujinon XF56mmF1.2 R WR hands-on review

外観・構造:

  • レンズが防塵防滴仕様となった。
  • 外装は富士フイルムらしい金属製の伝統的なデザインだ。
  • 質感はレンズの水準を醸し出している。

携帯性:

  • ポケットに入るコンパクトレンズでは無いが、どのXマウントカメラでも快適に扱うことが出来る。

操作性:

  • 引き続き絞りリングを搭載しており、F1.2からF16まで1/3段刻みで動作する。

フォーカス:

  • 最短撮影距離が0.7mから0.5mまで大幅に改善している。
  • フォーカスレンズ群は従来の3倍重いと言われているが、強力な新しいフォーカスユニットで改善していると富士フイルムは主張している。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • X-H2が搭載している4000万画素センサーに耐用できるレンズといわれている。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 記載なし。

色収差:

  • 記載なし。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 記載なし。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

Xマウントカメラシステムが発売されてから10年が経ち、富士フイルムはいくつかの古いレンズを着実に更新してきた。そして今、ポートレートレンズとして人気のある、2014年製の古いXF56mmF1.2 Rを完全にリニューアルした。

XF56mmF1.2 R WRは、解像度、ボケ味の改善、耐候性の追加など、ほぼすべてのカテゴリでリニューアルを遂げている。ニューヨークのフジキナで数時間このレンズを試したが、開放での素晴らしい結果がそれを物語っているように思う。このボケモンスターをラボに持ち込みレビューを完成させるのが楽しみだ。

  • 長所
    ・11枚羽根の美しいボケ
    ・防塵防滴
    ・0.5mの接写性能
  • 短所
    ・手ぶれ補正なし
    ・F16まで

とのこと。
2014年に登場した「XF56mmF1.2 R」の後継モデルとなる大口径のポートレートレンズですね。2020年に「XF50mmF1.0 R WR」が登場したばかりではあるものの、扱いやすいレンズサイズと価格設定を考慮すると魅力的な選択肢と言えそうです。今のところ光学性能に関する詳細は語られていませんが、各所のサンプルギャラリーを確認する限りではシャープなピント面と滑らかなボケを実現しているように見えます。特にボケが非常に綺麗で、色収差による画質の悪化が目立たないのが良いですね。海外での価格設定は現行モデルから据え置きとなっているものの、国内での希望小売価格は数万円上昇しています。実際の販売価格が気になるところですねえ。(9月14日に予約開始)

富士フイルム XF56mmF1.2 R WR 最新情報まとめ

*予約開始は2022年9月14日から

XF56mmF1.2 R WR
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2022年9月 希望小売価格 161,700円
マウント X 最短撮影距離 0.5m
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 0.14倍
焦点距離 56mm フィルター径 67mm
レンズ構成 8群13枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.2 テレコン -
最小絞り F16 コーティング S.EBC
絞り羽根 11枚(円形絞り)
サイズ・重量など
サイズ φ79.4×76mm 防塵防滴 対応
重量 445g AF DC
その他 絞りリング
付属品
レンズフード

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