2018年8月23日に発表されたNikon Z 7の情報が取り敢えずひと段落しったぽいので国内外の情報をサクッと集めたページを作成しました。
(最新情報をまとめているページはコチラ)
Nikon Z システム情報
Nikon Z 7・Nikon Z 6購入早見表
現在キタムラのみ確認済み。ショッピングモール系は当分登場しないかもしれません。
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公式
- Nikon Z 7公式 商品ページ・仕様表・カタログPDF
・2018年9月下旬発売予定 - Nikon Z 6公式 商品ページ・仕様表・カタログPDF
・2018年11月下旬発売予定 - Nikon Zシステムスペシャルサイト
- Zマウントレンズ製品一覧
・NIKKOR Z 24-70mm f/4 S:2018年9月下旬発売予定
・NIKKOR Z 35mm f/1.8 S:2018年9月下旬発売予定
・NIKKOR Z 50mm f/1.8 S:2018年10月下旬発売予定
・マウントアダプター FTZ:2018年9月下旬発売予定
プロモーションビデオ
https://www.youtube.com/watch?v=fo2UFfEbtvY
発売記念キャンペーン
ボディ・24-70・24-70+FTZキットに数量限定で同梱されています。無くなり次第終了
Zシステム レンズロードマップ
ズームレンズ | 単焦点レンズ |
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国内メディア
デジカメwatch 発表会レポート
- 引き続き一眼レフカメラシステムは提供を継続する
- D850は究極の一眼レフとして評価され販売好調
- Zマウントで新次元の光学性能とレンズ設計の幅を拡大、そして将来の映像表現の進化へ対応、未来の映像表現をリードするカメラとなると主張
- Zマウントはフランジバック16mm、マウント内径55mm
- 高画質モデル「Z 7」オールラウンダーモデル「Z 6」
- 製造技術・システム互換性・エルゴノミクス・一貫した高品質・高画質・堅牢性を凝縮したニコンクオリティ
- NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sは動画撮影にも配慮した設計
- 2本の単焦点レンズは色収差をおさえ、自然で滑らかなボケが特徴
- 3本のレンズはどれもグレード「S-Line」に位置づけされている
(NIKKOR Z 58mm f/0.95 NOCTもS-Line) - マウントアダプターFZTで既存360本のレンズと互換性を確保
デジカメwatch ハンズオン
- D750+28-300mmと比べてZ 7+24-70mmはセンサーサイズが変わったかのような身軽さ
- 露出補正やISOボタンは”押しながら”コマンドダイヤルを操作
- 空いているコマンドダイヤルに露出補正を適用可能
- 絞り優先時の被写界深度反映はF5.6まで
- S-LineのレンズはMTFや品質管理のレベルが一段上
- Zマウント規格をサードパーティに情報開示する計画は今のところ無い(リバースエンジニアリングによる社外製レンズの登場は否定していない)
- Zマウントはあくまでも35mmフルサイズセンサーに最適化している
- NIKKOR Z 58mm f/0.95 NOCTはMFレンズ
- Ai以前のレンズは物理的に装着不可。電子接点無しのレンズで絞り値は記録できない。
- 手動で焦点距離を入力する場合は6?4,000mmまで対応
- センサー・処理エンジンはD850と異なり、センサーはニコンが仕様を定めた製造委託で製造
- Nikon Z 7の試用機は日本製
ITmedia インタビュー
- 一眼レフとミラーレスの2本柱で開発を続ける
- ボディデザインは従来の一眼レフを強く意識した仕上がり
- エントリー向けのミラーレスは全く異なるデザインを投入する可能性がある
- 上位機種が登場する可能性は十分にありそう
海外の評価
DPREVIEW Nikon Z7で知っておくべきポイント
- Nikon Z7はD850とセンサーがほぼ同じだが、重量は26%も差がある。にもかかわらずD850と似通った部分は多い。
- これを言うとニコンは嫌がるかもしれないが、Nikon Z7はソニーα9のようだ。そしてD850のグリップがくっついているように見える。正直に言うとそれは悪いことではない。
- 持ち運びがとても快適で2つのコントロールダイヤルやメニューシステムはD850とほぼ同じだ。
- ニコンはZ7がD850と同じ耐久性を持っていると主張している。確かにベテランユーザーにも馴染むものを持っている。
- カードスロットはXQD1スロットのみだ。のちのち登場する次世代のCF Expressに対応している。
- ニコンは既存の一眼レフユーザーを離さないように努力している。Z7にはD850で使用されるEN-EL15aと同形状の「EN-EL15b」が同梱されている。USB充電はEN-EL15bのみ対応しているが、EN-EL15aも使用可能だ。
- EN-EL15aとbを区別するためバッテリーは以前よりも角ばっている。
- Z7のバッテリー単位の撮影枚数は330コマだが、赤く点灯するまでに1600コマ以上の撮影といくつかの4K動画を撮影することが出来た。撮影方法によって持続枚数は大きく異なるだろう。
- Z7はD850のセンサーをベースとしては裏面照射型CMOSセンサーを使っている。これはソニー製の可能性が最も高い。ISO 64でD850と同じダイナミックレンジが期待できるだろう。
- Z7には新しく「ミドルレンジシャープネス」項目がピクチャーコントロールに追加されている。
- D850のセンサーと大きな違いは像面位相差用素子がセンサーに追加されていることだ。
- Z7の像面位相差AFエリアは縦・横90%をカバーしている。この領域の外側はコントラスト検出AFが動作する。F2もしくはより明るいレンズならば-3EVまで動作する。
- DPREVIEWでの説明会でニコンの代表は「AFはD850とほぼ同等」と語っている。D850と直接の比較は不可能だが、FTZ経由でFマウントレンズを使ったところ、オートフォーカスのレスポンスは見事だった。
- Z7はとても効果的な顔検出ととても捕捉性の高い追従性能を持っている。残念ながら一眼レフで慣れ親しんだシステムとは異なり、追従機能も異なる。特に被写体を簡単に追従するモードが存在しない(補足:おそらく3Dトラッキングのこと)
- 悲しいことにソニーとオリンパスで高く評価されている瞳AFを持ち合わせていない。
- α7やα9、そしてニコン一眼レフのライブビューと同じように実絞りAFだ。被写界深度が正確な反面、オートフォーカス時の光量不足に苦しむことになる。開放測距ができるようにファームウェアで改善されることを望んでいる。
- ボディ内に5軸手振れ補正を備えており、ニコンの主張ではZマウントレンズで5.0段の補正効果がある。適合レンズでは3軸まで低下する。FTZアダプター経由でFマウントVR搭載レンズはZ7側で回転ブレを補正するためより優れた補正効果を発揮するはずだ。
- 手振れ補正の効果は静止画・動画ともにとても肯定的な結果だ。
- Z7のファインダーはこれまで見た中で最高の電子ビューファインダーの一つだ。暗所でも明るく鮮明なファインダー像を得ることが出来る。他のカメラと異なり、プレビューモードや再生モード、連写撮影やフォーカス中の解像度に差は無く常にフル解像度だ。
- D850と同様にチルト機構のタッチパネル液晶モニタを備えている。Z7は一眼レフよりも大幅にタッチ操作が強化されている。ただし、ファインダー使用時にタッチパッドAFの機能が省略されている。
- Z7はスポーツ・アクションカメラでは無く、α9のようなスピードは発揮しない。12bit AF/AE固定で9fpsだ。5.5コマ秒ならば追従AF/AEに対応している。しかしバッファ深度は浅く、D5を売る気にはならないだろう。
- 動画機能は説得力がある。
- DX時には全画素読み出しの画質が得られるが、FX時はラインスキップである。
- D850と異なり4K動画でもピーキングが利用可能だ。ハイライト警告と同時に使うことは出来なかった(プリプロダクションモデルでは)
- 動画撮影時はボディ内手振れ補正と電子手振れ補正により手持ち撮影をさらに滑らかなものにしている。
- もっとも大きなニュースはHDMI出力で4:2:2 10bit N-LOGに対応していることだ。フッテージ処理の柔軟性が大きく向上し、競合モデルはLUMIX GH5しか存在しない。
- WiFiは11acに対応し、Bluetoothも実装している。
DPREVIEW? First impression
- 古いFマウントよりも遥かに浅いフランジバックと広い内径を持つマウントだ。センサーへ十分な光を取り込むことができるので光学設計に余裕があり、F0.95のようなレンズを作ることが出来る。
- 残念なことにマウントは公開されておらず、社外製メーカーはリバースエンジニアリングする必要がある。
- センサーはニコン設計の裏面照射型センサーだ。D850と似ているが、像面位相差用の画素が入っている。493点の像面位相差にも関わらず、撮像した画像データに目立つ影響は無い。
- 低照度AFはF2のレンズを使いEV-3までと述べている。これはD750に匹敵するが、スピードは考慮されていないのでかなり低速AFになる可能性がある。
- 連写時にライブビューを使用したい場合は5.5コマ秒連写だ。ライブビューが必要無い場合はさらに高速化できる。
- バッファは普通よりも悪く、JPEG Lでわずか25枚、12bit RAWで23枚、14bit RAWで18枚だ。バッファクリアは高速だがバッファが詰まることは多々あるだろう。
- 完全電子シャッターが可能である。読み出し速度は1/15秒ほどでα7R IIIに匹敵する。連写も可能だがローリングシャッターの影響を受ける可能性がある。
- カメラには5軸手振れ補正が備わっている。Zマウントレンズは5軸補正だが、互換レンズの場合は3軸だ。光学手振れ補正との連携は無いが回転ブレは補正する。電源オフ時は機械的に補正機構がロックされる。1080p動画でさらに電子補正を加えると×1.1クロップとなる。
- 画像処理エンジンが更新されEXPEED 6となった。ピクチャーコントロールに「ミドルレンジシャープネス」が追加され、回折補正にも対応している。
- 動画はHDMI出力で4:2:2 10bit出力が可能だ。
- ファインダーはハイエンドモデルに多い369万ドットの60Hzリフレッシュレートと思われる。
- ダイヤルの位置と機能性は同社の一眼レフカメラと極力似たようなデザインだ。
- 奇妙なことに、AFシステムは一眼レフカメラに存在する「AFエリアモード」「AFエリアモード+AFon」機能が省略されている。
- レンズのフォーカスリングはバイワイヤだ。初期設定ではフォーカス機能だが、設定次第で露出調整にも使うことが出来る。
- SDカードは将来的により高速なメディアとなることが約束(高速規格を策定)されているにも関わらず、NikonはXQDを採用している。そしてXQDのみをサポートする初のカメラだ。そしてスロットは一つしかない。
- D7500以上の機種で使いなれたEN-EL15バッテリーの新型を使用する。このバッテリーはUSB経由での充電に対応している。EN-EL15aも使えるが、USB充電には対応していない。一眼レフと比べてバッテリーライフは短くなる。
- タッチパネルはAFポイントの操作とメインメニュー、カスタマイズ可能なiメニューに対応している。大きな欠点はファインダー使用時にタッチパッドとして使用できないことだ。しかし、ZカメラにはAFレバーがある。
- メニューはD850とほぼ同じだ。
- Zシステムにおける大きな変更点の一つは[i]メニューだ。タッチ操作に対応し、カスタマイズ可能である。
- オートフォーカスは高速でレスポンスは高く、決定的だ。多くのユーザーの期待に応えるパフォーマンスだろう。しかし、新しいインターフェースのせいで一眼レフからの移行は大変だ。
- コントラスト検出が介在するカメラはしばしばハンチングでフォーカス速度が低下する。ソニーはAF-Cが高速だが、AF-Sは遅い。ニコンはAF-CもAF-Sも一貫したフォーカス速度である。
- シングルショットの追従AFは良好だが連写時は打率に苦しんでいる。これはZマウントのみならず、アダプター経由のレンズでも当てはまる。ただし、現在のファームウェアはベータ版なのでプロダクションモデルで改善していることを期待する。
- 顔検出は検出が外れても被写体の頭部を捕捉し続けている。これはポートレートやイベントで重要な機能だ。
- 一眼レフの「3Dトラッキング」は被写体追従の王道だったが、Zシステムの追従はかなり面倒だ。最初にオートエリアモードに設定してから背面モニタで被写体をタップする必要がある。ファインダーを覗いている場合は最初に「OK」ボタンを押す必要がある。被写体を切り替える時は再度「OK」ボタンを押して解除しなければならない。一眼レフの3Dトラッキングはシャッターボタンで素早くオンオフが可能だ。
- ニコン一眼レフのオートフォーカスを体験しているのであれば、このカメラのオートフォーカスが一眼レフに及ばない事を感じるはずだ。
- 4Kでピーキングが利用可能となっている。
- 動画撮影中のオートフォーカスは滑らかで正確だ。これまでテストした最高の動画AFに匹敵するものであり、ニコンムービーにとって大きな前進だ。
Z7はD850以上となるだろう。明らかなポイントは動画機能であり、新規顧客を誘致しようとしているように見える。静止画と動画の動作が一貫しており、特に動画AFは大きく飛躍している。
関連参考動画
Nikon USA N-Logサンプル
ePHOTOzine 12コマ連写
FTZアダプター経由でシグマArtレンズを動作
DPREVIEW 顔検出サンプル
DPREVIEW 動画AFサンプル
DPREVIEW サンプル動画
購入早見表
*バッテリーグリップは開発中とのこと。
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