ニコンUSAが2022年Q1における米国でのハイエンドミラーレス市場で57%のシェアを得たと発表しています。かなり売れているみたいですね。
The NPD Groupの市場データにより、2022年第1四半期にニコンZ 9がプロフェッショナルフラッグシップフルサイズミラーレスカメラのトップセラーとなることが確認された。
このデータは、平均販売価格が5000ドル以上のフルフレームミラーレスカメラの米国での販売台数(1~3月)を比較したものだ。このセグメントで57%のシェアを獲得して おり、機材に妥協を許さないハイエンドユーザーやプロフェッショ ナルユーザーのニーズに真摯に耳を傾けていることがうかがえる。
2021年12月の出荷開始以来、Z 9は、プロ向けの高性能な静止画・動画機能を強力に組み合わせてクリエイティブ業界を席巻し、「大成功」、「ニコンにとってこの10年で最も重要なカメラ」とまで言われている。今年4月、ニコンは極限のシネマティック機能と高速撮影能力を追加した無償アップデート「ファームウェア2.0」を発表。ユーザー、レビュアー、評論家、編集者から高い評価を得ており、DPReview.comでは、カメラ・オブ・ザ・イヤー、リーダーズ・チョイス・アワード、デジタルカメラ史上最高得点となる94%のスコアを獲得している。
とのこと。
このクラスのカメラとしては高性能ながら比較的手ごろな価格を実現したニコンのハイエンドモデルですね。5000ドル以上のフルサイズミラーレスの北米市場で57%と圧倒的なシェアを獲得した模様。この価格帯の競争相手は主に「EOS R3」「α1」ですが、他社以上にハイエンドモデルの需要があったということでしょうか?冷静に考えてみると、競合他社は「EOS R5」や「α7R IV・α9 II」など他に高級機の選択肢が揃っているので「無理に5000ドルを超える最高級モデルを買う必要性が無い」という理由はあるかもしれません。
とは言え、2021年の予約開始の時点でZ 9は「これまで見たことが無い常軌を逸した注文数」と老舗販売店に言わしめるほど売れており、バックオーダーをかなり抱えていると言われています。カメラ市場に衝撃を与えたモデルと見て間違いは無さそう。
2018年からZ 9登場まで黎明期のような状態が続いていましたが、Z 9の登場で一気に勢いがついたように見えます。発売当初「D3の再来」とまで言われていましたが、今やそれ以上の結果を残すカメラとなったようです。今後のファームウェアアップデートでどこまで伸びるのか注目したいところ。
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