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シグマ「14mm / 16mm / 18mm F1.8」「20mm / 24mm F1.4」光学系に関する特許出願

2023年11月24日付けでシグマの気になる特許出願が公開。「20mm F1.4 DG DN」用と思われますが、他にも14mm F1.8・16mm F1.8・18mm F1.8と言った数値の実施例も含まれています。

概要

  • 【公開番号】P2023167728
  • 【公開日】2023-11-24
  • 【発明の名称】光学系
  • 【出願日】2022-05-13
  • 【出願人】
    【識別番号】000131326
    【氏名又は名称】株式会社シグマ
  • 【課題】フォーカス群とレンズ材料を適切に配置することで、大口径比でありながら色収差などの諸収差を補正しつつ軽量化を達成した光学系を提供する。
  • 【技術分野】
    【0001】
    本発明はスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置や投影装置などに用いるレンズに好適な光学系に関する。特に、大口径比でありながら、諸収差を効果的に補正しつつ、軽量化に寄与するように適切な配置を行った光学系に関する。
  • 【背景技術】
    【0002】
    近年デジタルカメラ等の高画素化に伴い、諸収差を強く補正した高い光学性能が求められている。
  • 【0003】
    また、高速かつ正確なフォーカスやウォブリング駆動のために、フォーカス駆動で移動するレンズ群の軽量化が望まれている。
  • 【0004】
    そこで、従来の光学系においては、フォーカス駆動時に物体側から開口絞りまでを固定とし、フォーカス群を開口絞りの像側に配置することで軽量化したものが提案されている。
  • 【0006】
    特許文献1記載の光学系は、合焦の際移動するレンズ群の構成を適切に指定することにより、諸収差の抑制をはかっている。しかしながら、画面の中間から周辺にかけてC線からF線の倍率色収差補正が十分でない。また、大口径比の光学系に採用する場合、フォーカス群の重量が大きくなりやすいという課題がある。
  • 【0007】
    特許文献2記載の光学系は、大口径比でありながらフォーカス群の重量を抑制している。しかしながら軸上色収差や倍率色収差、サジタルフレアの補正が十分でなく、かつ光学全長が長く大型化しやすいという課題がある。
  • 【0008】
    本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フォーカス群とレンズ材料を適切に配置することで、大口径比でありながら色収差などの諸収差を補正しつつ軽量化を達成した光学系を提供する事を目的とする。

実施例1

  • 焦点距離:20.33
  • F値:1.46
  • 画角:96.47
  • 像高:21.63
  • 全長:129.04
  • バックフォーカス:20.3784

実施例4

  • 焦点距離:23.67
  • F値:1.46
  • 画角:84.80
  • 像高:21.63
  • 全長:118.50
  • バックフォーカス:20.1427

実施例5

  • 焦点距離:16.37
  • F値:1.84
  • 画角:105.57
  • 像高:21.63
  • 全長:111.17
  • バックフォーカス:20.6389

実施例6

  • 焦点距離:14.42
  • F値:1.85
  • 画角:114.55
  • 像高:21.63
  • 全長:110.82
  • バックフォーカス:20.8662

実施例7

  • 焦点距離:18.21
  • F値:1.45
  • 画角:100.96
  • 像高:21.63
  • 全長:123.54
  • バックフォーカス:21.1183

パラメータやレンズ構成を見る限りでは「20mm F1.4 DG DN」用の特許でしょうか?実施例4の24mm F1.4は「24mm F1.4 DG DN」とやや異なります。その他にも14mm~18mmのF1.8 単焦点レンズに関する実施例を含んでいますが、今のところ商品化には至っていません。

14mmに関しては「14mm F1.4 DG DN」が別の光学系で商品化されているので望み薄。16mm F1.8と18mm F1.8は気になるところですが、シグマが商品化前の光学系特許出願を公開する例は稀。可能性は非常に低いと思われます。

シグマ 20mm F1.4 DG DN 最新情報まとめ

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