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外部接続型のカメラ冷却デバイスに関するキヤノンの特許出願

2022年2月3日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。側面のUSBポートに接続して使用するカメラ用の外付け冷却システムに関する特許となっていますね。見た目はEOS Mシリーズ。

概要

  • 【公開番号】特開2022-21539(P2022-21539A)
  • 【公開日】令和4年2月3日(2022.2.3)
  • 【発明の名称】電子機器および電子機器システム
  • 【出願日】令和2年7月22日(2020.7.22)
  • 【出願人】
    【識別番号】000001007
    【氏名又は名称】キヤノン株式会社
  • 【課題】撮像装置に接続でき、冷却用の外部接続型の電子機器が求められる。
  • 【0001】
    本発明は、電子機器に関するものであり、特に撮像装置に外部接続し、撮像装置に放熱させることができる電子機器に関するものである。
  • 【0006】
    しかしながら、特許文献1に記載の技術では、撮像装置内部に送風ダクトを配置することによって、送風ダクトの設置スペースを多く必要とし、撮像装置の小型化を妨げてしまう可能性がある。
  • 【0007】
    本発明は、上述した課題を鑑みてなされたものであり、撮像装置に接続できる外部接続型の電子機器を提供することを目的とする。
  • 【0008】
    上記課題を解決するため、本願発明は外部機器に設けられたインターフェース端子に接続することによって前記外部機器に取り付け可能な接続部を含むインターフェース部と、熱移送部と、放熱部と、を有し、前記熱移送部と前記放熱部とは前記インターフェース部に接続し、前記インターフェース部が前記外部機器と接続するときに前記外部機器と逆の方向にあることを特徴とする電子機器を提供する。

USBのようなアクセサリーポートに接続して使用する外付けの冷却デバイスですね。これでどれほどの冷却効率となるのか不明ですが、デバイスはペルチェ素子と空冷ファンを利用してカメラを冷却する模様。脱着が可能なので、冷却が不必要な時は携帯性の良いカメラとして利用できるのが便利ですね。図が示しているように、特に小型システムのEOS Mシリーズで役に立ちそうなアイテムとなっています。

キヤノンは過去に様々なカメラの冷却方法を模索しており、この特許出願もその流れの一つだと思われます。今回の特許が実現する日が来るのか分かりませんが、キヤノンが小型化と熱対策を様々な手段で両立しようとしているのは確かなようです。

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