2022年3月16日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開。フルサイズミラーレス向けの「130mm F2」を想定したような実施例をいくつか含んでいます。
概要
- 【公開番号】P2022043436
- 【公開日】2022-03-16
- 【発明の名称】光学系及びそれを有する撮像装置
- 【出願日】2020-09-04
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型かつ色収差等の諸収差が良好に補正された光学系を提供する。
実施例1
- 焦点距離:130.77
- F値:2.06
- 半画角:9.39
- 像高:21.64
- 全長:132.51
- バックフォーカス:25.26
以前から135mmクラスの単焦点レンズに関する特許出願は存在しますが、今回はレンズ構成が比較的シンプルで、小型軽量な光学系に仕上がっているようです。果たして135mm単焦点が登場するのか、どの特許の実施例を採用するのか分かりませんが、積極的に135mm光学系を検討しているのかもしれませんね。収差図を見ると球面収差や非点収差はよく補正されていますが、歪曲収差はソフトウェア補正を前提とした残し方のようです。
EF135mm F2L USM | |||
楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
ソフマップ |
|||
ビックカメラ |
キタムラで中古在庫を探す ![]() |
既にEFマウントの「EF135mm F2L USM」はディスコンとなっています。RFレンズで実質的な後継モデルを見てみたいですねえ。
特許関連記事
- ソニー「800mm F5.6」「400mm F4」を含む超望遠の光学系に関する特許出願
- コシナ APS-C用「50mm F1.2」「70mm F1.2」光学系の特許出願
- ニコン「200-700mm F6.3-8」「70-300mm F4.5-6.3」光学系の特許出願
- 70-200mm F2.8 DG DN OS 用と思われる光学系の特許出願
- ニコン「35mm F1.2」「24mm F1.2」「28mm F1.2」光学系の特許出願
- COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical 用と思われる光学系の特許出願
- キヤノン RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ を想定したような光学系の特許出願
- タムロン ジンバルロックに陥りにくいジンバル装置に関する特許出願
- NIKKOR Z よりも長いフランジバック用アダプターに関する特許出願
- キヤノン 反射透過面を用いた「24mm F0.7」「12mm F1.0」光学系の特許出願