2022年8月2日付け富士フイルムの気になる特許出願が公開。フルサイズ対応の大口径望遠ズームレンズに関する特許のようですね。
概要
- 【公開番号】P2022112476
- 【公開日】2022-08-02
- 【発明の名称】変倍光学系および撮像装置
- 【出願日】2021-11-09
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】小型化が図られ、良好な光学性能を有する変倍光学系、およびこの変倍光学系を備えた撮像装置を提供する。
- 【0004】
近年、小型に構成されて、良好な光学性能を有する変倍光学系が要望されている。- 【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、小型化が図られ、良好な光学性能を有する変倍光学系、およびこの変倍光学系を備えた撮像装置を提供することを目的とする。実施例1
- 焦点距離:50.018-385.642
- F値:3.30
- 画角:50.2-6.8
- 像高:23.4
- バックフォーカス:49.842
実施例8
- 焦点距離:36.224-279.646
- F値:3.28
- 画角:68.2-9.4
- 像高:23.4
- バックフォーカス:67.563
富士フイルムXシリーズやGFXシリーズ用ではないフルサイズセンサー向けの望遠ズームレンズですね。非常に複雑で長い光学系や巨大なフォーカス群(G1B)、そして長いバックフォーカスを考慮するとシネレンズ用の特許と思われます。既存レンズに使われている特許なのか、それとも今後登場する新しいレンズ用なのかは不明。
特許関連記事
- ソニー「800mm F5.6」「400mm F4」を含む超望遠の光学系に関する特許出願
- コシナ APS-C用「50mm F1.2」「70mm F1.2」光学系の特許出願
- ニコン「200-700mm F6.3-8」「70-300mm F4.5-6.3」光学系の特許出願
- 70-200mm F2.8 DG DN OS 用と思われる光学系の特許出願
- ニコン「35mm F1.2」「24mm F1.2」「28mm F1.2」光学系の特許出願
- COLOR-SKOPAR 18mm F2.8 Aspherical 用と思われる光学系の特許出願
- キヤノン RF-S14-30mm F4-6.3 IS STM PZ を想定したような光学系の特許出願
- タムロン ジンバルロックに陥りにくいジンバル装置に関する特許出願
- NIKKOR Z よりも長いフランジバック用アダプターに関する特許出願
- キヤノン 反射透過面を用いた「24mm F0.7」「12mm F1.0」光学系の特許出願