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MFT向け「14-270mm F2-5.2」「11-30mm F1.8-2.8」のタムロン特許出願

2021年7月26日付けでタムロンの気になる特許出願が公開。フォーサーズセンサー向けの明るい高倍率・標準ズームレンズのようですね。「14-270mm F2-5.2」「11-30mm F1.8-2.8」と言ったところでしょうか?

  • 【公開番号】特開2021-105633(P2021-105633A)
  • 【公開日】2021年7月26日
  • 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
  • 【出願日】2019年12月26日
  • 【出願人】
    【識別番号】000133227
    【氏名又は名称】株式会社タムロン
  • 【課題】色収差を良好に補正し、高い光学性能を得ることが可能なズームレンズ及び撮像装置を提供する。
実施例1
焦点距離 14.300-271.989
F値 1.936-5.230
半画角 37.409-2.132
像高 10.750
全長 160.970
BF
実施例6
焦点距離 11.261-31.782
F値 1.751-2.806
半画角 51.533-17.256
像高 11.010
全長 94.960
BF

像高が「10.750mm」のため、フォーサーズセンサーに対応するレンズの特許出願ですね。これが民生向けデジタルカメラ用となるか不明。タムロンは既に軸足をミラーレスへと移しており、既に数多くのフルサイズ用・APS-C用レンズを投入しています。フォーサーズ向けの新しいレンズを投入したとしてもおかしくありません。今回の特許出願は主に2種類のレンズについて記載しており、どちらも興味深い数値だったのでピックアップ。

一つは広角14mmから望遠270mmまでをカバーする光学19倍の超高倍率ズームながら、開放F値が「F1.936」と大口径のレンズ。望遠端270mmでも開放F値は「F5.230」と口径が大きく、高感度ISOで不利なフォーサーズセンサーにとって魅力的なスペックとなりそうです。全長(レンズ全長とは少し意味合いが違う)は160mm固定のインナーズームタイプで、フォーサーズセンサー用レンズとしては大きめ。それでも「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO」と同程度のサイズ感となりそう。これで明るい高倍率ズームを実現するのは凄いですねえ。

二つ目は実施例6に示されている光学2.8倍の標準ズームレンズ。フォーサーズ向けとしては比較的余裕のあるイメージセンサーをカバーし、開放F値が「F1.751-2.806」と大口径仕様。さらに全長は94mmで固定されたインナーズームレンズなので使い勝手は良さそうに見えます。

これが業務用なのか、民生用なのか不明ですが、もしもマイクロフォーサーズ向けの交換レンズだとしたら面白そう。いつものように、特許が公開されたからと言って必ず実用化するわけではありません。ただし、タムロンがなんらかのフォーサーズ対応レンズを検討しているのは確かかもしれませんね。

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