2021年1月28日付けでタムロンの気になる特許出願が公開。ぱっと見は「17-70mm F2.8 Di III-A」用ですが、フルサイズ向けの「24-70mm F4」が実施例に含まれています。
F4標準ズームは登場するか?
- 【公開番号】特開2021-9217(P2021-9217A)
- 【公開日】2021年1月28日
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】2019年7月1日
- 【出願人】
【識別番号】000133227
【氏名又は名称】株式会社タムロン- 【課題】小型かつ光学性能が良好なズームレンズ及びそれを備えた撮像装置を提供すること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 16-53.349 24.714-67.899 24.725-67.911 F値 2.903-2.902 4.100 4.100 半画角 42.054-14.489 42.458-17.161 42.496-17.167 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 17.507-67.899 24.723-67.903 27.799-67.905 F値 2.900 4.110 4.100 半画角 40.339-11.484 42.482-17.165 39.167-17.162
レンズ構成や実施例を見る限りでは、最近登場したAPS-C Eマウント用ズームレンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」を想定したような内容となっています。この特許ではフォーカスユニットの小型化に焦点を当てたものとなっており、実際に小さなレンズ1枚でのフォーカシングを実現している模様。これで高速かつブリージングを抑えた設計となっているのは凄いですね。
他の実施例ではフルサイズ向け「24-70mm F4 VC」と思われるレンズの情報を掲載しています。今さらこのようなレンズがソニーEマウントで登場するとは思えませんが、社外製レンズで手ぶれ補正を搭載したフルサイズ向けズームレンズは珍しい存在となりそう。とは言え、このズームレンジならばボディ内手ぶれ補正でも十分ですが…。まぁ実用化は無さそうですね。
参考:タムロン新Di IIIシリーズ一覧
- 17-28mm F/2.8 Di III RXD
- 28-75mm F/2.8 Di III RXD
- 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD
- 70-180mm F/2.8 Di III VXD
- 70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD
- 20mm F/2.8 Di III OSD M1:2
- 24mm F/2.8 Di III OSD M1:2
- 35mm F/2.8 Di III OSD M1:2
- 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
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