2020年10月29日付けで富士フイルムの気になる特許出願が公開されています。どうやらX100V用の新設計23mmF2レンズ用と思われる特許ですが、中には「20mmF2」「21mmF2」の実施例も含まれています。
X100V
- 【公開番号】特開2020-177110(P2020-177110A)
- 【公開日】2020年10月29日
- 【発明の名称】撮像レンズおよび撮像装置
- 【出願日】2019年4月17日
- 【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社- 【課題】小型かつ高解像であり、Fナンバーが小さく、高性能を有する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 23.689 23.553 23.670 F値 2.06 2.20 2.06 画角 62.0 61.6 61.2 像高 14.20 14.20 14.20 全長 38.35 37.85 37.57 BF 4.861 3.869 4.560 実施例4 実施例5 焦点距離 20.875 21.727 F値 2.06 2.06 画角 67.8 68.2 像高 14.20 14.20 全長 34.39 36.10 BF 2.905 5.404
レンズ構成を見る限りでは、コンパクトカメラ「X100V」用として新設計された6群8枚の23mmF2レンズに見えますね。従来のX100シリーズで欠点と言われていた絞り開放の周辺解像や接写時の性能が向上しているとレビューサイトなどで評価されています。
X100Vは従来モデルと比べてやや高価な機種となってしまいましたが、「新設計レンズ」「防塵防滴(条件アリ)」「チルトモニタ」「最新イメージセンサー・プロセッサ」「タッチパネル」などX100Fにはなかった新機能が目白押し。値上がり分以上の価値はあるのかなと思います。
今回の特許で面白いのは23mmF2以外の実施例が含まれていること。フルサイズ換算で30?31mmのレンズに相当する、少し画角の広い実施例が2つほど存在します。従来のX100ユーザーのことを考えると必然的に23mmしか選択肢はなかったのだと思いますが、個人的には21mmF2レンズも使ってみたい気がします。
他社で言えば「HD PENTAX-DA 21mm F3.2AL Limited」「smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited」「LEICA DG SUMMILUX 15mm/F1.7 ASPH.」などが似たような画角のレンズです。思いのほか使いやすい画角なので個人的にはおススメ。
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