Irixがシネマ向けレンズ「Irix 21mm T1.5 Cine」を正式発表しました。45mm T1.5と同じく、将来的に静止画向けのモデルも登場するかもしれませんね(特にPENTAX Kマウント用としては貴重)。
- 1362.30ドル
- 2022年2月上旬発売予定
- フルサイズ対応
- T1.5の大口径
- 小型軽量
- 歪曲がほとんどない
- 防塵防滴
- 低フォーカスブリージング
- 7マウントに対応
DPReview:Irix releases $1,350 21mm T1.5 cine lens for 7 different camera mounts
一昨日の予告通り、光学メーカーのIrixは、フルサイズカメラシステム用の新しい21mm T1.5レンズを発表した。
Irix Cine 21mm T1.5は、超低分散レンズ4枚、高屈折率レンズ4枚、非球面レンズ2枚を含む11群15枚のレンズで構成されている。この設計により、フルサイズから1/3インチまでのセンサーに対応する43.3mmのイメージサークルを実現。開放F値はT1.5?T16、11枚羽根の絞りを採用し、最短撮影距離は30cmだ。
絞りリング、フォーカスリングともに180度の回転角を持ち、117個の歯を持つ標準的なMod 0.8 Mリングを採用しているため、ほとんどのフォローフォーカスシステムに対応している。また、雨、砂、雪、埃に強く、距離表示にはUV反応性の塗料を使用しているため、暗い場所でも見やすくなっているという。
この新しい21mm T1.5は、Arri PL、Canon EF、Canon RF、L、MFT、Nikon Z、Sony Eの各マウントカメラシステムに対応。サイズはマウントによって若干異なるが、30mm、45mm T1.5とほぼ同じサイズに設計されている。カメラを装着した際のレンズ交換が容易だ。重さも、MFTマウントの1054gからニコンZマウントの1229gまでとなっている。
キャリングポーチ、フロントキャップ、リアキャップが付属する。販売価格は、1,195ユーロ/1,350ドルを予定しており、オンラインショップおよび正規販売店で注文が可能だ。
主な仕様
- 焦点距離:21mm
- 透過:T1.5
- 絞り羽根:11枚
- レンズ構成:
- 最短撮影距離:0.3m
- 最大撮影倍率:
- フィルター径:-
- サイズ:127mm×φ95mm
- 重量:1105g
- 防塵防滴:対応
- AF:-
- 手ぶれ補正:-
- その他機能:
・蛍光塗料による表示
・0.8mmピッチのフォローフォーカス対応
Irix関連記事
- IRIX 30mm f/1.4はOtusよりも少し良好な抜群の解像性能
- IRIXがスチル版の「Irix 21mm f/1.4」を正式発表
- DPReviewが「IRIX 30mm f/1.4」のサンプルギャラリーを公開
- Irixが「21mm T1.5 Cine」を正式発表
- IRIX 30mm f/1.4 Dragonfly 最新情報まとめ
- 「Irix 45mm F1.4 GFX」問題を抱えつつもGFXでF1.4は中毒性のある描写
- Irixが「Irix 45mm f / 1.4 GFX」を正式発表
- 富士フイルムGFX用のIrix F1.4は防塵防滴仕様で開放から非常にシャープなレンズ?
- IrixがGFX用レンズを1月公開と予告!F1.4の大口径レンズか?
- KPIがIrix 45mm f/1.4の国内取扱開始を告知 6月17日発売