シグマ 14mm F1.4 DG DN は安くないが非常に良好な操作性と光学性能

ePHOTOzineが「14mm F1.4 DG DN」のレビューを公開。F1.4から隅まで優れた解像性能を発揮し、諸収差の補正状態も良好と高く評価。安いレンズではありませんが価値があるとし、エディターズチョイス。

ePHOTOzine：SIGMA AF 14mm f/1.4 DG DN | Art Lens Review

外観：フィルタースロット内蔵のレンズキャップが付属。アルカスイス互換の三脚座は脱着可能。

構造：出目金のためねじ込みフィルター非対応。リアフィルター対応。防塵防滴。

携帯性：1170gのレンズだがα7R IIIとの組み合わせでバランス良好。許容範囲内。

操作性：フォーカスリングは滑らかに回転。MFロックあり。

AF：静かで高速。磁石を使用しているのでペースメーカーに注意。

マクロ：撮影倍率は高くないが予想の範囲内。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：F1.4から中央はExcellent。端もF1.4からExcellent。（α7R III）

像面湾曲：記載なし。

ボケ：滑らかで驚くほど良好。

軸上色収差：とても良好な補正状態。

倍率色収差：目立っても1/2ピクセルで事実上ゼロ。（α7R III）

球面収差：記載なし。

歪曲収差：-0.38％の樽型。補正込みの数値だがきちんとしている。

周辺減光：F1.4で目に付く。

コマ収差：適切な性能で不満はほとんどない。

逆光耐性：記載なし。

光条：記載なし。

作例集：定点撮影・自由作例のオリジナルデータあり。

総評：とても良好な操作性と光学性能。決して安くはないが、幅広いフォトグラファーに手が届く範囲に抑えられている。14mm F1.4を何に使うか理解している人には好評となるだろう。エディターズチョイス。

競合について：適正価格で競争力がある。

備考：

とのこと。
非常に珍しいF1.4と大口径の14mm超広角レンズですね。世界初を実現するうえでサイズや重量、価格が犠牲となっているものの、これまでにない写真表現を目指すのであれば面白い選択肢。低照度での撮影をはじめ、接写時の大きなボケなどを期待できそう。

ePHOTOzineによると、F1.4から隅から隅まで優れた結果が得られる模様。このあたりはレビュワーによって評価が分かれているため、様々なサイトのテスト結果を確認してみると良いでしょう（ePHOTOzineのテスト結果は比較的甘め）。本レンズは無限遠側に最適化されているため、近距離ではパフォーマンスが低下すると言われています。

ソニーEマウントでは小型軽量なソニー「FE 14mm F1.8 GM」が強力なライバルですが、「F1.4」が必要であれば要検討と言えそう。絞り値に余裕があるのは歓迎できそうですが、レンズ構成枚数が多いので透過率が気になるところ。実際にどれほど差があるのか注目ですねえ（T値）。

シグマ 14mm F1.4 DG DN | Art 最新情報まとめ

14mm F1.4 DG DN Leica L
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14mm F1.4 DG DN Sony E
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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年6月23日	初値	198,000円
マウント	E / L	最短撮影距離	30cm
フォーマット	フルサイズ	最大撮影倍率	1:11.9
焦点距離	14mm	フィルター径	-
レンズ構成	15群19枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F1.4	テレコン	-
最小絞り	F16	コーティング	SMC
絞り羽根	11枚(円形絞り)
サイズ・重量など
サイズ	101.4 x 149.9mm	防塵防滴	対応
重量	1170g	AF	HLA
その他	MFロック・絞りリング・三脚座
付属品
GP-11・TS-141