14mm F1.4 DG DNはArtシリーズらしい最高水準の光学性能

Mobile01が「14mm F1.4 DG DN」のレビューを公開。大きく重たいレンズですが、光学性能やビルドクオリティはArtシリーズらしい品質に仕上がっていると評価しています。作例多数で参考になるレビュー。

Mobile01：Sigma 14mm f/1.4 DG DN Art 評測報告｜超古冠今星野攝影神鏡！

外観：フィルターホルダー内蔵のレンズキャップが付属。レンズはリアフィルターに対応している。アルカスイス互換の三脚座に対応。

構造：金属とプラスチックパーツを織り交ぜ、純正を超える質感。防塵防滴、フッ素コーティング。

携帯性：大きく重たい、お馴染みの「Bigma」が帰ってきた。これは高画質・高品質を追求した結果である。カメラとの総重量は約2㎏だ。

操作性：機能的な絞りリングやAFLボタンに加えMFLを搭載。

AF：記載なし。

MF：記載なし。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央はF1.4から実用的だが、端はF2までソフト。F2.8以降でシャープになる。全体的に見ると、風景や建築物ではF2.8-F8がおススメ。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：記載なし。

軸上色収差：とても良好で無視できる程度。

倍率色収差：とても良好だが絞ってもさらなる改善は期待できない。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：未補正では樽型の歪みが目立つ。

周辺減光：補正をオンにするとF2.8で完全に解消する。

コマ収差：中央と端どちらもサジタルコマフレアをよく抑えている。

逆光耐性：F1.4からF16まで素晴らしい性能。

光条：F2.8から徐々に強調。F5.6以降で目立つ。

作例集：オリジナル多数。

総評：Artシリーズらしい最高水準の光学性能や機能に感銘を受けた。

競合について：14mmほどの画角が必要なければ「20mm F1.4 DG DN」がおススメ。

備考：α7R Vでテスト。

とのこと。
非常に珍しい14mm F1.4超広角レンズですね。世界初を実現するうえでサイズや重量、価格が犠牲となっているものの、これまでにない写真表現を目指すのであれば面白い選択肢となりそう。低照度での撮影をはじめ、接写時の大きなボケなどを期待できそうですね。

Mobile01によると、F1.4から優れた中央解像性能を発揮し、端もF2.8まで絞るとシャープな結果が得られる模様。近距離では周辺部の性能が低下するというレビューを散見しますが、遠距離でも均質性を重視するのであればF2.8以降を使ったほうが良さそうです。諸収差はデジタル補正を含めて考えると、全体的に良好な結果ですね。超広角レンズとしては逆光耐性がとても良好で、絞った際の光条はシャープでキレのある描写に見えます。

シグマ 14mm F1.4 DG DN | Art 最新情報まとめ

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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年6月23日	初値	198,000円
マウント	E / L	最短撮影距離	30cm
フォーマット	フルサイズ	最大撮影倍率	1:11.9
焦点距離	14mm	フィルター径	-
レンズ構成	15群19枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F1.4	テレコン	-
最小絞り	F16	コーティング	SMC
絞り羽根	11枚(円形絞り)
サイズ・重量など
サイズ	101.4 x 149.9mm	防塵防滴	対応
重量	1170g	AF	HLA
その他	MFロック・絞りリング・三脚座
付属品
GP-11・TS-141