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タムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」完璧ではないがコスパの良い便利なレンズ

Phototrendがタムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」のレビューを公開。他のレビューサイトと同じく、画質の均質性や望遠側の性能低下を指摘しているものの、高い汎用性を備えた大口径ズームと評価しています。

Phototrend:TEST TAMRON 17-70 MM F/2,8 DI III-A VC RXD : TAMRON À L’ASSAUT DU FORMAT APS-C

レンズの紹介:

  • 2020年12月にタムロンは幅広いズームレンジをカバーしたAPS-C用のF2.8ズームレンズを発表した。これはソニー「E 16-55mm F2.8 G」よりも手ごろな価格で汎用性の高いレンズである。
  • タムロン初となるAPS-Cミラーレス用のズームレンズだ。
    (訳注:正確には過去に「18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC」をリリースしています)
  • 従来の大口径標準ズームは焦点距離が「16-55mm」だったが、17mmから70mmまでの幅広い画角に対応している。初の光学4倍のF2.8ズームレンズだ。週末・休暇にカメラを持ち歩くには理想的である。

ビルドクオリティ:

  • 従来どおりのタムロンらしい外観・エルゴノミクスのレンズだ。
  • 外装は金属製ではなく、ポリカーボネイト製だ。
  • タムロンレンズで共通している67mmフィルター径を採用している。
  • レンズ構成は12群16枚構成だ。
  • 他のレンズと同じく防塵防滴仕様である。さらに前玉にはフッ素コーティングが施されている。

携帯性:

  • 光学手ぶれ補正搭載ズームレンズだが、重量は525g、全長は119.3mmと小型軽量だ。
  • とは言え、ズームレンジが狭く、光学手ぶれ補正を搭載していないソニー純正レンズと比べると大きく、重い。
  • α6500との組み合わせで1㎏強のシステムとなる。1日中持ち歩いても苦にならない。バランスは良好だ。
  • ズームすると最大で約3cm伸びる。付属のレンズフードを装着することでさらに3.5cmほど伸びる。

操作性:

  • 大きなズームリングはグリップ性に優れている。回転動作は緩すぎず、ストロークは適切だ。
  • フォーカスリングの回転はとても緩い。ピント移動は回転速度に依存しており、ゆっくりと回すことで微調整が可能だ。
  • AF/MFスイッチが無いのでカメラ側で切り替える必要がある。

オートフォーカス:

  • フォーカスにはRXD駆動を使用している。
  • α6400との組み合わせで立派なパフォーマンスを発揮する。ただし、低照度ではピントが迷いやすくなる。α6500のような古いカメラと組み合わせると、被写体を捉えるのに苦労する。
  • 最短撮影距離が非常に短く、0.19倍の撮影倍率を実現している。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • フルサイズ用タムロンレンズと異なり、光学手ぶれ補正を搭載。AIベースの技術を使用しており、動画撮影時の安定性を向上しているとのことだ。
  • 実写でも効果的な手ぶれ補正であることが確認できた。1/2秒でも撮影できるが、1/5秒以下での撮影は難易度が上がる。立派な性能だが、驚異的とは言えない。
  • 動画撮影では効果が明らかだ。特にパンニング時の動作に苦労しない。とは言え、ジンバルに取って代わるほどでは無い。
  • 手ぶれ補正をon/offできる物理スイッチが欲しかった。

解像性能:

  • 17mmは絞り開放から良好だが、ピークの性能はF7.1まで絞った時だ。
  • 24-35mmはF2.8から良好な中央解像を得ることが出来る。しかし、フレーム端は明らかに低下しており、F5近くまで絞る必要がある。50mmも同様だ。
  • 70mmは絞り開放が平凡で、F6.3まで絞ると適切なシャープネスを得ることが出来る。端はF2.8で非常にソフトで、一貫したシャープネスを得るにはF5まで絞る必要がある。
  • 基本的に17~35mmで良好だが、一貫性の欠如と望遠側での性能低下が見られる。幅広いズームレンジと価格帯を考慮すると予想の範囲内だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • F2.8の開放F値により、ボケを簡単に大きくすることが出来る。
  • ただし、玉ボケには「玉ねぎボケ」効果が見られる。
  • 前後のボケは非常に滑らかだ。

色収差:

  • とても良好に補正している。大部分の作例で色収差が問題となることは無かった。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 自動補正がオンの場合は良好な結果を得ることが出来る。
  • 補正をオフにしたり、プロファイル非対応の現像ソフトで処理すると歪曲収差が発生する。
  • 広角側では顕著な樽型歪曲だ。24~35mmで影響が穏やかとなり、50~70mmで糸巻き型へと変化する。

周辺減光:

  • 特に広角側のF2.8で顕著となる。絞っても完全に解消はできない。とは言えF4まで絞れば簡単に修正可能だ。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 良好な性能だ。太陽がフレームに入っていても、ゴーストは少ない。
  • 絞ると綺麗な光条が発生する。

総評

風景・建築・ルポルタージュ・旅行・ポートレートなど、幅広い被写体に適したズームレンズだ。手ぶれ補正は特に動画撮影で効果的で、静止画でも低速シャッターでの撮影が可能となる。そしてレンズは小さく・軽く、16-55mmよりも汎用性が高い。

望遠側のシャープネスや均質性はより優れていると良かったが、様々な状況で美しい結果を得ることが可能だ。コストパフォーマンスが優れたレンズである。旅行や日常生活を写す相棒となるだろう。

  • 長所
    ・幅広いズームレンジ
    ・F2.8
    ・ビルドクオリティ
    ・最短撮影距離
    ・素晴らしい画質
    ・コストパフォーマンス
    ・手ぶれ補正
  • 短所
    ・スイッチが無い
    ・均質性が足りない
    ・望遠側で性能低下

とのこと。
開放F値がF2.8ながら光学4倍の幅広いレンジをカバーしている珍しいレンズですね。他のレビューサイトと同じく周辺画質の低下や望遠側での画質低下を指摘していますが、効果的な手ぶれ補正や多目的に使える広いズームレンジを評価しています。

望遠側の周辺画質が落ち込みが激しいようですが、風景撮影などで一貫性の高い光学性能を求めなければ実用的な画質を実現しているように見えます。 個人的に気になるの玉ボケに非球面レンズの影響が強く現れること。これは他のレビューサイトでも指摘されており、ボケを重視してレンズを購入する人が気を付けた方がいいかもしれません。

まだまだ掲載数が少ないものの、Flickr上にはいくつかのユーザー投稿が公開されています。

タムロン「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」交換レンズデータベース

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