Digital Camera Worldがシグマ「30mm F1.4 DC DN|Contemporary」のレビューを掲載しています。
- 一眼レフ用「30mm F1.4 DC HSM」に相当するレンズだが、フィルター径が小さく、重量は半分以下だ。キヤノンEOS M・ソニーα6xxx・オリンパスPEN,OM-Dと非常に相性が良い。
- 最近のシグマレンズで良く採用されている「TSC」素材を外装や内部コンポーネントに使用している。温度変化に強く頑丈な鏡筒だ。
- キヤノン「EF-M32mm F1.4 STM」と異なり、滑り止め加工の施されたハイクオリティなレンズフードが付属する。
- ステッピングモーター駆動のため、オートフォーカスはほぼ無音だ。
- フォーカスリングはバイワイヤ構造のため、フォーカス操作はカメラの電源を入れておく必要がある。とても滑らかな操作で優れた精度である。
- 耐候性を備えていない。
- 絞り開放から見事なシャープネスのレンズだ。ボケは滑らかで心地よい。9枚の絞り羽根により、少し絞っても描写を維持している。
- 絞り開放付近ではボケの色づき、軸上色収差が目に付く。このレンズで唯一の欠点だ。コントラストの高い領域でピント面前後に緑や紫に色ずれが発生する。1段絞るとこの問題は解決する。他の大口径レンズと比べて見劣りする訳では無い。
- 倍率色収差や樽型の歪曲収差は目立たない。
- シャープネスは全体的に良好だが、大口径レンズらしく絞り開放付近の四隅が低下している。
- フレーム端でのみ僅かな倍率色収差を確認することができる。
- 歪曲収差-2.39%と小さな数値だ。必要に応じてデジタル補正が可能である。
小型軽量で優れたビルドクオリティと汎用性の高い光学性能を備えた高性能単焦点レンズだ。オートフォーカスは高速で画質は全体的に優れている。
唯一の欠点は開放で発生する顕著な軸上色収差である。この価格帯としては素晴らしい価値がある。キヤノン「EF-M32mm F1.4 STM」の半値で手に入るバーゲンプライスなレンズだ。
とのこと。
私もマイクロフォーサーズを使ったことがあり、確かに開放付近で軸上色収差が目に付くと感じます。APS-Cフォーマットで利用すると少し改善するかもしれませんが、基本的にコントラストの高いシーンでは少し絞って使うと良さそうです。16mm F1.4や56mm F1.4と比べると少し癖のある特性と感じるかも。
この価格帯のF1.4大口径レンズとしては光学性能が優れており、特にシャープネスとボケのバランスは良好。軸上色収差の影響もあり開放は少しコントラストが低くなりますが、少し絞ると非常にシャープな描写です。
ちなみに2020年1月現在、新品相場が30,000円程度と過去最安値を記録更新中です。買い方次第で25000円程度で購入できるのでコストパフォーマンスは非常に良好と言うことが出来るでしょう。
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