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ニコン「Z 7II」最先端では無いが非常に優秀で使い勝手が良いカメラ

DPReviewがニコン「Z 7II」のレビューを公開。一見するとマイナーチェンジモデルですが、非常に優秀で使い勝手がよく、競合カメラよりも明らかに安く、がっかりしないカメラに仕上がっていると評価しています。

DPReview:Nikon Z7 II review

ニコンZ7 IIは、初代Z7からのマイナーチェンジモデルに見えるかもしれないが、デュアルカードスロット、縦位置グリップのオプション、AF性能向上などの改良が施され、フォトグラファーへの訴求力が高まっている。

我々は第一世代Zカメラの完成度の高さに感銘を受けており、Z 7IIの完成度の高さも当然のことだ。ニコン独自の「AFスイッチ+AFモードボタン」の組み合わせを復活させてほしい思うが、デジタル一眼レフカメラのユーザーがすぐに使いこなせるような操作性となっている。また、カスタマイズ性も優れている。

主な欠点(といっても、高性能な他社製品と比較した場合の欠点に過ぎないが)は、オートフォーカスに関するものだ。瞳AFが若干フロントフォーカスになる傾向があることと、被写体追従機能が正確なポイントを追わず、選択した被写体のどこかにフォーカスする癖があることが、性能面での唯一の不満点だ。

それよりも問題なのは、AFエリアモード、顔検出、被写体追尾の仕組みだ。キヤノンもソニーも、必要に応じて顔/瞳/人に対応するトラッキングモードを備えているが、Z 7IIはカメラの性能を最大限に引き出すために、モードを切り替えたり機能を有効にしたり無効にしたりする必要がある。大部分のフォトグラファーは、自分が撮影する被写体に合わせてこの機能を利用すると思われる。しかし、この機能はそれほどスマートではなく、貴重なカスタムボタンの枠を埋めてしまう可能性がある。

他の部分のエルゴノミクスは、フルサイズミラーレス機の中でも特に気に入っている。一番のポイントは、Z 7のカメラの画質を維持していることだ。特にISO 64を使える環境では、画質でZ 7IIを上回るカメラはあまり存在しない。

最先端のカメラではないし、目を見張るような新機能があるわけでもないが、非常に優秀で使い勝手がよく、他のカメラよりも明らかに安価だ。Z 7IIに失望する人はまずいないだろう。このカメラは堅実に「銀賞」と評価できる。金賞を逃したのは、特定の点でライバルを上回ることができなかったからである。

長所:

  • 優れた画質・ダイナミックレンジ
  • ISO 64は競合よりも画質に利点がある
  • 高解像カメラとしては優れた動画品質と機能
  • 適切な配置のコントロールと優れたエルゴノミクス
  • 効果的なボディ内手ぶれ補正
  • きちんとしたバッテリーライフと互換性
  • USB充電対応だが外付け充電器同梱
  • デュアルカードスロット
  • シャッター方式の自動切換機能
  • SD・XQD・CFexpressに対応
  • ファインダーのディテール

短所:

  • AFがライバルほど完璧ではない
  • AF追従機能の信頼性がライバルよりも低い
  • 瞳AFはまだ少し前ピンである
  • バッテリーライフは他よりも少し劣る
  • チルトモニタはバリアングルほど柔軟性がない
  • デュアルカードスロットだが対応メディアが異なる
  • ファインダーパネルが市場最高の解像度ではない
  • 最高の動画品質を得るにはHDMI出力が必要

競合機種

  • ソニーα7R IVは、Z 7IIの対抗馬として非常に信頼性が高く、価格差ぶんの解像度向上が伴う。α7R IVのオートフォーカスは、より高速で使いやすく、より高い精度を備えている。バッテリーの持ちも格段に良く、ファインダーは高解像だ。しかし、ニコンの方が良好な動画撮影を体験でき、エルゴノミクス的にも優れている。レンズラインアップ、この2つのカメラを決める上で最も重要な要素となるだろう。
  • キヤノンEOS R5は、Nikonよりもかなり高価なカメラだが、その代わりに性能が向上している。繰り返しになるが、キヤノンのAFインターフェースはZ 7IIよりもシンプルで、性能も少しだけ優れている。また、キヤノンはより高速連続撮影ができ、より高解像度のビューファインダーを備え、本当に美しい8Kおよび4K映像を撮影できる。しかし、バッテリーの持ちは明らかに悪く、最高の映像を長時間撮影することはできず、特に写真撮影が多いときには、期待していたよりも頼りにならない。ISO 64の点で画質はニコンが優位に立っている。
  • パナソニックLUMIX DC-S1RはZ 7IIと同じようなことができるが、価格は少し高めだ。考え方にもよるが、機能は充実している(機能過多と感じるかもしれない)。DC-S1Rはマルチショットのハイレゾモードを搭載しているうえ、動体補正機能を備えているのでより実用的な機能だ。S1Rは、ニコンよりも綺麗なファインダーと柔軟性のあるモニターを搭載しているが、AFのインターフェースとコントラストAFを考慮すると少し遅れをとっている。最終的に、バッテリーライフが明らかに短いため、多くの状況ではニコンを選ぶだろう。

とのこと。
ハード面における主な改良点はデュアルEXPEED 6プロセッサによる処理性能向上とデュアルカードスロットの実装ですが、オートフォーカスや動画機能を中心としたソフト面の改良も多いカメラですね。DPReviewが指摘しているようにAFシステムの改良は必要だと思いますが、「一眼レフから乗り換えてもいい」と感じているニコンユーザーも多いのではないでしょうか。

泣き所のAFシステムがZ 7IIのファームウェアアップデートで改良されるのか気になるところ。ニコンはここ最近「Z 9」の開発を発表しており、フラッグシップモデルとして気合の入ったAFシステムを実装してくると思われます。どのような改良がほどこされるのか不明ですが、噂では「D6をも上回る」と言われています。将来的にこの新しいAFシステムをZ 7IIや後継モデルにも実装することで、より魅力的なミラーレスシステムとなるように思えます。今後のさらなる発展に期待。

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