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タムロン 35-150mm F/2-2.8 Di III VXD フレアやボケの問題を除けば強力な光学性能

Photographylifeがタムロン「35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」ニコンZマウント用のレビューを公開。逆光耐性と玉ねぎボケの問題以外は優れた光学性能と評価。大きく重いものの、レンズ2本を携帯するよりも良いと言及。

Photographylife:Tamron 35-150mm f/2-2.8 Di III VXD Review

  • 外観:大部分はプラスチック。マウントは金属製。テレコン非対応。
  • 開放F値
    ・35-38mm F2
    ・39-46mm:F2.1
    ・47-55mm:F2.2
    ・56-66mm:F2.4
    ・67-81mm:F2.5
    ・82-115mm:F2.7
    ・116-150mm:F2.8
  • 構造:防塵防滴には感銘を受けた。内筒のがたつきはない。USB-Cポート経由でレンズのカスタマイズに対応。
  • 携帯性:望遠側で内筒が伸び、全長が30%長くなる。
  • 操作性:Fnスイッチ、Fnボタン、AF/MFスイッチ、ズームロックを搭載。
  • AF:電光石火ではないが非常に高速。低照度でも問題なし。
  • MF:ノンリニア応答ではピント位置のジャンプが発生する。リニアでは問題なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:比較的高い。もっと妥協があると予想していた。35-70mmで最も良好、150mmで最も低いが、決して悪くない。
  • 像面湾曲:無限遠側で少しあり、近距離で若干強くなる。
  • ボケ:玉ねぎボケが目立つ可能性がある。
  • 軸上色収差:記載なし。
  • 倍率色収差:若干の色ずれがあるが目立つことはない。補正可能。
  • 球面収差:どの焦点距離でも大きなフォーカスシフトがある。
  • 歪曲収差:適度な糸巻き型。
  • 周辺減光:かなり良好。35mm F2と150mm F2.8の無限遠で最も悪い。許容範囲内。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:特に小絞りで目立つ可能性がある。絞り開放付近では良好。
  • 光条:とても素敵な描写。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:類を見ないレンズ。フレアやボケの問題を除けば、強力な光学性能。あとは価格と重量を気にしなければ公開することは無い。最高の万能レンズ。
  • 競合について:70mm付近は最高のミドルレンジ ズームレンズに匹敵する。
  • 備考

とのこと。
1㎏を超える大口径の標準・望遠ズームレンズ。35mm F2と150mm F2.8をレンズ1本で実現し、24mmの広い画角が必要無ければ、これ一本で様々なシチュエーションに対応できるポテンシャルを備えています。場合によっては複数のレンズを一つにまとめことが出来るかもしれません。いっぽう、タムロンDi IIIシリーズとしてはやや高価で、大きく重い。刺さる人には刺さるニッチなレンズと言えそうです。

Photographylifeのレビューでは、ズーム全域で良好な光学性能を発揮しているようです。単焦点レンズ並みというには隅の解像性能が及ばないものの、ミドルレンジの優れたズームレンズと同程度のパフォーマンスを発揮する模様。24-120mm F4などと良い勝負のようです。

肝心のボケ描写が気になるところですが、Photographylifeでは玉ねぎボケを指摘。点光源が多い場合には注意が必要となる可能性あり。このあたりは既にFlickrでは1000点を超えるユーザー投稿が公開されているので、参考となるかもしれません。

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