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サムヤン「AF 12mm F2.0 E」は唯一の超広角AF単焦点だがコスパ良好で魅力的

Digital Camera Worldがサムヤン「AF 12mm F2.0 E」のレビューを公開。ソニーEマウントで貴重なAF対応の超広角単焦点レンズであり、価格は手ごろで光学性能・機能性も良好と高く評価しています。

Digital Camera World:Samyang AF 12mm F2.0 E review

レンズの紹介:

  • 以前の12mm F2はフルマニュアルレンズであり、万人向けとは言えなかった。
  • このレンズは電子接点を搭載し、AFやレンズ情報の記録に対応している。
  • このレンズ登場時で唯一のソニーAPS-C Eマウント用AF対応の超広角単焦点レンズだ。

ビルドクオリティ:

  • フルサイズで言うところの18mmに相当するF2と明るい超広角レンズだ。これにより建築物や風景写真のみならず、天体写真や低照度環境での撮影に適している。
  • 一般的な超広角レンズと異なり、レンズフードは取り外し可能だ。
  • フィルターサイズは62mmと小さい。
  • 光学系は「12mm F2.0 NCS CS」を継承している。10群12枚構成で、そのうちハイブリッド非球面レンズ1枚、非球面レンズ1枚、EDレンズ3枚を含んでいる。
  • 絞り羽根は7枚だ。
  • 「12mm F2.0 NCS CS」は金属外装だったが、このレンズはプラスチック製の外装だ。それでも非常に高品質な作りである。

携帯性:

  • 「12mm F2.0 NCS CS」と比べて小型軽量である。

操作性:

  • ゴム製フォーカスリングは優れた精度で滑らかに回転する。
  • 小型軽量レンズのため、一部のサムヤンレンズに搭載しているAFLボタンやスイッチは存在しない。

オートフォーカス:

  • ステッピングモーター駆動で静かで高速に動作する。

マニュアルフォーカス:

  • 記載なし。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • F2の絞り開放から優れた中央解像だ。端や隅も一般的にはとても良好である。
  • F2.8?F8に絞ると非常に見事な解像性能となる。
  • F11まで中央はシャープだ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 記載なし。

色収差:

  • 絞り値全域で倍率色収差が目立つ。
  • カメラ内で補正可能だが、単焦点レンズとしては数値が大きい。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • 樽型歪曲収差が目立つがこのような超広角レンズとしては最小限だ。

周辺減光:

  • F2で目立つが、補正可能だ。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 非常に優れている。

総評

天体写真や一般的な超広角撮影用のAPS-C用AFレンズだ。小型・軽量で、防塵防滴、高画質で、この価格で購入できる。ソニーEマウントでは唯一の明るい超広角AF単焦点レンズだが、コストパフォーマンスに優れ、非常に魅力的なレンズである。

  • 長所
    ・優れた画質
    ・高速で静かなAF
    ・良好な耐候性
  • 短所
    ・色収差や周辺減光が補正必須
    ・小型ケースはフード逆さ付け必須

とのこと。
古いMF時代の光学設計そのままにステッピングモーター駆動のAFに対応したAPS-C用広角レンズですね。このため、光学性能のレビューや作例は12mm F2.0 NCS CS」が参考となりそうです。良好な解像性能ですが、色収差や周辺減光には注意が必要な模様。ただし、電子接点搭載モデルであり、ボディ側の自動補正を利用できるのは強みと言えるかもしれません。

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