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サムヤン AF 12mm F2.0 Xは富士ユーザーにとって魅力的な選択肢

Phototrendがサムヤン「AF 12mm F2.0 X」のレビューを公開。逆光耐性や色収差はパーフェクトではないものの、良好な解像性能を備え、AFや防塵防滴に対応した小型軽量で低価格な超広角レンズに仕上がっているとのこと。

Phototrend:TEST SAMYANG AF 12 MM F/2 X : ULTRA GRAND-ANGLE SÉDUISANT POUR FUJI

外観・構造:

  • 富士フイルムXマウントで貴重な超広角レンズだ。
  • サムヤンは既にMFレンズの12mm F2をリリースしているが、このレンズはAFに対応している。
  • 富士フイルム純正レンズと比べて手ごろな価格である。
  • 防塵防滴仕様だ。
  • 10群12枚構成で5枚は特殊レンズを使用している。
  • 外装はおもちゃのような質感ではなく、キヤノンライクな硬質プラスチックを使用している。
  • レンズマウントは金属製だ。周囲にはシーリングが施されている。
  • レンズフードは逆さ付けに対応していない。

携帯性:

  • 全長59.2mm、重量212gとコンパクトなレンズだ。

操作性:

  • 絞りリングは無い。絞りを操作するにはカメラ側のダイヤルを操作する必要がある。
  • 鏡筒のコントロールはシンプルだ。MFリングしかない。
  • AF/MFスイッチは存在しない。

フォーカス:

  • 直線的に動作するステッピングモーター駆動だ。
  • 使用した印象は富士フイルムのリニアモーターと遜色ない。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • F2から中央はとても良好だ。
  • 我々はこのレンズを長い間使用してきたが、中央と端のどちらも満足のいく結果だ。
  • フレーム端の画質に高望みはできないが、周辺減光で画質の甘さは覆い隠される。
  • F4から解像度が向上し、フレーム端まで良好な水準となる。
  • F5.6でピークに到達し、性能はF11まで維持される。
  • 撮影距離が短い場合でもシャープネスは良好だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 最短撮影距離20cmを活用することでボケを大きくすることが出来る。

色収差:

  • 色収差はこのレンズの欠点の一つだ。
  • 絞り値に関係なく収差が発生するが、絞ると改善する。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • レビュー執筆次点でレンズのプロファイルはLightroomに存在しない。
  • しかし、補正の必要性は低いように見える。
  • 光学的には穏やかな樽型だ。

周辺減光:

  • このような明るいレンズとしては周辺減光が目立たない。
  • F2.8まで絞ると解消する。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 逆光時のフレアはこのレンズの欠点だ。
  • 以前よりもコーティングが効果的だが、それでもベンチマークになれるほどではない。

他のレンズ

  • XF14mmF2.8 R:
    ・防塵防滴非対応だ
    ・12mmほど画角は広くない
    ・比較してF2.8は暗い
    ・光学的にはサムヤンより良好だ(特にフレア耐性)
    ・価格を正当化するには不十分
  • XF10-24mmF4 R OIS WR
    ・光学手ぶれ補正を搭載している
    ・隅の画質は決して良好とは言えない
    ・F5.6~F8の性能はサムヤンと同等
    ・優れたレンズだが個体差が大きかった
  • XF8-16mmF2.8 R WR
    ・間違いなく光学性能は最高
    ・見事な価格とサイズ
    ・フィルター使用不可
    ・画質優先ならおススメ

総評

風景や建築写真家に適した超広角レンズだ。レンズサイズや重量、明るさを考慮するとストリートフォトにも適しているだろう。携帯性が良いので旅行など、どこにでも持ち運ぶことが出来る。

強みとなるポイントがあり、間違いなく富士フイルムコミュニティで好評なレンズとなるだろう。逆光耐性や色収差はクラストップの性能では無いが、不満と言うほどの欠点でもない。

  • 長所
    ・F2から良好な中央解像
    ・コストパフォーマンス
    ・小型軽量
    ・フィルター対応
  • 短所
    ・F4以下の絞り値で隅が甘い
    ・逆光耐性
    ・色収差

とのこと。
国内でも流通が始まっているサムヤン製の広角レンズですね。サムヤン初の富士フイルムXマウントAFレンズにして、貴重な超広角単焦点の選択肢となります。ソニーEマウントと比べて少し高いのが気になるものの、それでもXF14mmよりも安く、さらに防塵防滴で小型軽量なのだから魅力的。見た目もなかなか良さそうですね。

考慮すべき点として、VILTROXの「AF 13mm F1.4 STM」が間もなく発売されます(2022年2月予定)。画角は少し狭くなりますが、サムヤンと比べてさらに1段明るく、金属鏡筒で防塵防滴にも対応。今のところ予約販売はPERGEARのみですが、価格はサムヤン12mm F2とほぼ同じ。

サムヤン「AF 12mm F2.0 X」交換レンズデータベース

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