Samyangレンズ カメラ レンズ 機材レビュー 海外の評価

AF 18mm F2.8 FEは小型軽量ながらシャープでしっかりとした作りのレンズ

Digital Camera Worldがサムヤン「AF 18mm F2.8 FE」のレビューを掲載。タムロン20mm F2.8 OSDと比較して少しシャープで少し軽いが少し高価と評価しています。歪曲収差の補正状態が良好とのこと。

Digital Camera World:Samyang AF 18mm F2.8 FE review

外観・構造:

  • 9枚のレンズ構成のうち8枚は特殊レンズである。3枚の非球面レンズ、3枚の低分散レンズ、2枚の高屈折レンズを採用している。
  • 軽量なレンズだが、しっかりとした作りだ。
  • レンズマウントは金属製である。
  • 多くの超広角レンズは前玉が鏡筒から突出しているので、保護のためにフードが本体に固定されている。しかし、このレンズは脱着可能な花形のレンズフードだ。
  • ビルドクオリティで改善の余地があるとすれば防塵防滴仕様だ。そして前玉にフッ素コーティングも追加できるだろう。
  • 少し大きくて重いタムロン「20mm F/2.8 Di III OSD M1:2」は防塵防滴でフッ素コーティングに対応している。そしてより安価で、0.5倍マクロも可能である。

携帯性:

  • 明るい超広角レンズとしては驚くほど小型軽量だ。
  • サイズは64×61mm、重量はわずか145gである。

操作性:

  • 小型軽量レンズであり、FnボタンやAF/MFスイッチなどは存在しない。
  • フォーカスレンズは滑らかに回転し、正確な操作が可能だ。

フォーカス:

  • ステッピングモーター駆動のAFは滑らかでほぼ無音で動作する。

手ぶれ補正:

  • 記載なし。

解像性能:

  • 小型軽量ながらシャープネスはフレーム全体で素晴らしいものだ。高画素のソニー製カメラを使用しても実用的である。
  • 中央は絞り開放から素晴らしい結果だ。
  • フレーム端や隅もF2.8から非常に良好である。F4からF8まで絞るとさらに良好だ。

像面湾曲:

  • 記載なし。

ボケ:

  • 記載なし。

色収差:

  • 色収差はフレーム端でも極僅かだ。
  • 絞り値全域で一貫している。

球面収差:

  • 記載なし。

歪曲収差:

  • ミラーレスの広角レンズは歪曲収差を残す傾向があるものの、このレンズは比較的良好に補正している。

周辺減光:

  • 記載なし。

コマ収差:

  • 記載なし。

逆光耐性:

  • 記載なし。

総評

タムロン20mm F/2.8 Di III OSD M1:2と比較して価格が高く、防塵防滴やフッ素コーティング、そして0.5倍マクロに対応していない。しかし、少しシャープで、少し大きく軽量だ。全体的に見てコンパクトながら強力なレンズである。

ここ数年のフルサイズカメラ用超広角レンズの流れに逆らい、大きく、がっしりしたものである必要はないことを証明している。このレンズはポケットに入る大きさで、本当に軽いので、お散歩レンズや万が一の予備レンズとして最適だ。

このようなレンズは他に存在しないが、この価格で購入できるのは素晴らしいことだ。

  • 長所
    ・超コンパクト
    ・軽量
    ・フードを取り外し可能
  • 短所
    ・防塵防滴非対応
    ・最短撮影距離が長い

とのこと。
18mmをカバーするフルサイズ用の超広角としては非常に軽量でコンパクトなレンズですね。レビューサイトによって解像性能の評価がまちまちなので、個体差があるのかもしれません。私もこのレンズを購入してみましたが、初期不良を引き当ててしまい、残念ながら返品となりました。いくつかサムヤンレンズを購入していますが、個体差や初期不良には注意した方が良いかなと。
とは言え、全体的に歪曲収差の補正状態は肯定的で、絞った際の解像性能を評価する声は多いです。タムロンと比べて少し高価ですが、より広い画角でF2.8を利用できるのは魅力的。

AF 18mm F2.8 FEの最新情報を集めるページはコチラ

関連レンズ

AF 18mm F2.8関連記事

Samyangレンズ関連記事

-Samyangレンズ, カメラ, レンズ, 機材レビュー, 海外の評価
-